へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「東京公園」 DVD 三浦春馬、榮倉奈々

2012-02-29 | 映画
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2011年作品。
光司(三浦春馬)はカメラマンを目指して公園で家族写真を撮り続けていた。ある日公司は歯科医の初島からベビーカーで赤ん坊を散歩させる夫人 百合香(井川遥)の写真を撮ることの依頼を受ける。
公司の家には幼なじみの富永(榮倉奈々)が食べ物などを持って絶えず訪れている。また公司には血のつながっていない美しい姉 美咲(小西真奈美)がおり、微妙な気持ちの関係にある。
公司は初島の依頼に従って百合香の写真を撮ることで、夫人、姉、幼なじみのことを考えるようになり・・・。

一人の男 公司が3人の女性 母親似の人妻、血のつながっていない姉、幼なじみ の間で心が揺らぎ、これを振り切っていく様を描いた映画。
心美しい3人の女性。人妻(井川遥)は子供に対する愛情の美しさ、姉(小西真奈美)は弟への思いを押し殺していく美しさ、幼なじみ(榮倉奈々)は自分を女性として意識してくれない幼なじみへの思いを明るく振る舞って隠す美しさ。
一方で、純粋すぎるのでしょうか三浦春馬が演じた公司の鈍感さが妙な感じ。モテる男ってこんなに鈍いのでしょうかね。


2_2


3人の女優はそれぞれの持ち味を出していますが、あと一歩の踏み出しが不足。持ち味の中の演技という感じで、「東京公園の小西真奈美はXXXXが凄かった。感心した」というようなところがかけらも感じられません。おしいです。

特段の盛り上がり無く、微妙な男女の心の動きを味わう映画です。集中して観ないと、味が分からないという 観客に負担がかかります。
思い返すと、地味すぎ。イベントを2個くらい盛り込んで欲しかったです。
お薦めはしにくい映画でした。


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「ちょっとした言葉グセを直すだけで、あなたの人生は変えられる!」 内田和俊

2012-02-28 | 本と雑誌

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東洋経済新報社 192ページ 1400円+税
ポジティブトーキングの解説書。

性格とは「思考」「感情」「行動」。このうち「感情」は変えられない。「思考」と「行動」は自分の意思で変えられる。
「行動」を変えれば「思考」「感情」も変わり、性格も変わる。
「行動」の中の 言葉を変える、すなわち言葉遣いや言い換えで性格が変わり人生も変えられる。


メモ
「You are what you say」 あなたという人は、あなたが何を言っているかとイコールです。
ポジティブな言葉を使っている人のところには、よい仲間、よい情報、そして数多くのチャンスが集まる。

ポジティブトーキングを性格の中の「行動」の一部として捉え、この言葉を変えることがポジティブトーキングとなり、性格が変わり、人生が変わる。これを軸として、言ってはならない言葉、これの言い換えなどの解説が進みます。
分かりやすい説明なのですが、裏返せば薄っぺらとも感じられます。気になったところはスティーブン・R・コヴィーの著作などの引用が多いこと。「コーヴィーの「第8の習慣』に書いてあるように・・・」と言われても、それ違うだろう とか思ったり。引用が出てくると、「2ページ単位で1テーマを完結させているがこのテーマは行数が足りなかった。行を埋めるために無理に引用した」 と読めたりしました。

会社で言葉使いを改めた方が良いかな っと思っているお方は、さらっと読まれては。



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「あなたの笑顔」 YU-A DVD付CD

2012-02-27 | 音楽

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2/22発売。Amazonに発売前に注文しておいたら、2/23に到着しました。

「あなたの笑顔」・・・少し、いや大分難解な詩です。1回や2回聴いただけでは意味が分からない。一方で、メロディが美しいとか、すぐに口ずさむことができるかと言うとそうでもない。・・・こういう歌は覚えられない、心に刻み込まれない、従って売れないです。
7枚目「ごめんね、ママ」がダメ。その前の6枚目「夜明けが来るまで」は素晴らしい作品たったので、今回の作品には期待していたのですが、少し残念です。

引用
あなたの笑顔がただ見たいよ
背負う物は多いけど
いつだって 私が居る
分かち合おう 信じる心

君の夢の続きを見たいよ
自由に描いて行こう
どんな運命も受け止めよう
だから 今歩き出そう

あまり きらめく言葉 が入っていないんですね。
YU-Aの声とも合っていない。もったいないです。

2s


DVDには「あなたの笑顔」とそのメイキング、そして2011年のライブから「嫌いになれたら」。
この「嫌いになれたら」はファーストアルバムの2曲目。この 泣き歌 ものすごい迫力です。生でYU-Aの歌を聴いてみたくなります。

このCDは「嫌いになれたら」のビデオ、これだけで買って良かったと思いました。
YU-Aのシングルの中では微妙な位置づけ。。。


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BRUYNZEEL(ブランジール)とV Pen

2012-02-26 | 文具
三条河原町のAngersで万年筆を2本購入。

Bruynzeels

1本目
オランダのBRUYNZEEL(ブランジール)という会社の 「S75」というモデル。一昔前のブラウン管 iMac の懐かしいキャンディーカラーです。軸色はグレー、ブルー、オレンジの3色。やはり、iMacのイメージに近いオレンジを選んでしまいました。
「GERMANY」の刻印がありましたので、ペン先はドイツ製のようです。

Bruynzeel_2s

カートリッジはブルーブラックが1個ついていました。ブルーの勝ったブラック弱め、かつ濃度が高めのブルーブラックです。
カートリッジはヨーロッパの標準サイズなので、ペリカンやウォーターマン、さらにはオートなどの交換カートリッジが使えます。
太さはヨーロッパのFあたり、すなわち日本のFとMの中間くらい。
書き味は、おろしたての鉄ペン。カリカリ感があります。先が滑らかになったら、使いでがありそうな予感しています。
1050円。



V_pens

2本目
PILOTのV Pen。PILOTではこれを「万年筆タイプのサインペン」と称して、高級ペンと区別しています。
AngersにはFの在庫無く、Mのブラック、ブルー、レッドの3色。ブルーを購入。
キャップには 「JAPAN」の刻印があるので日本製のようです。
「リサイクル材使用」とシールが貼ってあるとおり、品質の低いプラスティックの軸です。エッジが立たない、なまくらな成形です。一方で、軸にしなりがあり手に優しく感じます。

V_pen2s

ペン先はPetit 1と同じ物を使用しているようです。
Petit 1と違って、V Penはカートリッジ交換ができない 使い切りモデルです。しかし、旧海軍爆撃機 一式陸攻の翌内燃料タンクのように、軸がインクタンクそのものを兼ねています。このため、従来に無い大容量のインクが入っています。これだけのインクがあれば、先にペン先が寿命を迎えるという考え方もでき、合理的です。
このブルーはBRUYNZEELよりもブラックが勝っており、かつ更に濃度が高いブルーブラックです。メーカーの言う「万年筆タイプのサインペン」のインク色です。またMですが、これは「サインペンのM?」と言うくらい太め。太字 と言われても疑問無しです。
さすがに太いだけあって、鉄ペンなのにサラサラと書けます。書きやすいですね。
210円。



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「プリースト」 DVD ポール・ベタニー

2012-02-25 | 映画

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2011年 米国作品。
近未来 人類とヴァンパイアの戦いにより、人類は防壁に囲われた都市に暮らすようになっていた。ヴァンパイアと戦っていた戦士 プリースト(ポール・ベタニー)はある日プリーストの家族がヴァンパイアに襲われ姪のルーシーがさらわれたことを知る。プリーストはルーシーを救うために防壁の外に出てヴァンパイアとの戦いに向かう。

2

ヴァンパイアとの戦闘のための能力を持つプリーストとヴァンパイアの戦いを描いた映画。吸血鬼 対 人間ではなく、吸血鬼 対 特殊な戦闘能力を備えた人間の戦いです。バイオハザードのような感覚です。従って、弱い人間が吸血鬼に襲われるという恐怖感は全く無し。またなんとか吸血鬼の弱点をついて人間が吸血鬼を倒すというようなわくわく感も無し。
身近に起こる恐怖をさっぱりと切り離し、現実離れした人間とヴァンパイアの戦いを描いたところがこの映画のミソです。
これが好き、良いと思える人は楽しめるでしょうが、クリストファー・リーの古典的ドラキュラで育った私には「あり得ない吸血鬼映画」でした。
吸血鬼が女性の首筋に噛みついて血を吸うという最高に美しくて怖いシーンが無いなんて、吸血鬼映画・ヴァンパイア・ムービーではありません。バイオハザード系のアクション映画と割り切らねばなりません。
従って、私はお薦めできないです。



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「日産 驚異の会議 改革の10年が生み落としたノウハウ」 漆原次郎

2012-02-24 | 本と雑誌

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1990年代の倒産の危機を乗り越え、東日本大震災からの一番の回復を示した日産自動車。この復活の取り組みで特筆されるのが「日産の会議」のシステム。意思決定者が出席しない、議事録を作らない という会議、この機能美について各方面の情報を元に解説した書。

メモ
日産の会議の憲法 グランドルール
・予定外の議題を持ち出さない
・ポジションパワーを使わない
・積極的に「聴く」「話す」「書く」「行動する」
・時間厳守
・「いかに~するか」など建設的な表現活用
・携帯電話はマナーモードに
・安全なシェルター

意思決定者が会議に出席しないメリット
・部下たちの自由闊達で優れた議論を引き出せる
・議論の拡散を防げる
・意思決定者の会議以外の仕事時間を確保できる

この本で気になったのは、やたらと日産の社員の名前が出てくること。一般の読者にとっては不要な情報です。名前出すと、それだけ本が売れるからなのでしょうか。私にとっては全く無駄なことです。。
情報自体も掘り下げが少なく、目新しくもありません。様々な人によって語られたことをゴーンが『実行』したことがエライのでしょう。では、なぜ実行できたのか? ・・・・会社が倒産しかけたので、フランスからの異文化を受けざるを得なかったという外的要因が大きそう。内側からの動きや、社内抵抗勢力との闘いなどの話が聞きたかったです。

この本で会議について学ぶところは少ないです。会議を学ぶならもっと他の本があります。この意味でお薦めにはできません。



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「アンダルシア 女神の報復」 DVD 織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明

2012-02-23 | 映画

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2011年作品。
「アマルフィ 女神の報酬」に続く外交官 黒田康作シリーズ 2作目。

スペイン北部の隣国アンドラで投資家 川島が殺害された。この調査に外交官 黒田康作(織田裕二)が向かう。遺体の発見者で銀行員の新藤結花(黒木メイサ)、そして調査を担当するインターポールの神足誠(伊藤明)は何かを隠している。
バルセロナの日本領事館へ向かう途中、彼らの乗ったクルマが武装集団から襲撃を受ける。事件の真相を追うために彼らはアンダルシアへ。。。


2

前作と同様に、ヨーロッパの風光明媚な名所でのロケと、豪華な俳優陣の映画です。画面に切り出された風景、これは美しく見応えがあります。
しかし、この映画は「なぜこんな事件になるの」「どういう話なの」「なでこの人がこういう行動したの」という疑問符ばかりが出てきます。ストーリーの軸が定まっていないため、全てのシーンで「意味が分からない」という現象が発生します。これ故か、睡魔にも襲われました。

お金をかけたのに、何のことか分からない映画になってしまいました。お薦めにはなりません。



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「スバルBRZのすべて モーターファン別冊 ニューモデル速報第461号」

2012-02-22 | 本と雑誌
Brz

三栄書房 80ページ 457円+税
モーターファン別冊 ニューモデル速報から BRZ が出ました。近日「トヨタ 86のすべて」が発売されるそうですが、やはり先に BRZ を出すところは、出版社も考えていま。でも、同じクルマをどのように書くのか心配になりますね。

本屋に行ったら、この冊子を発見。なにげにパラパラとページをめくったら、エンジンから駆動系の側面からの透視図が目についたんです。

Brz_2

「このエンジン・マウントの低さはどういうことだ!」とこの絵 1枚に惹かれて本誌を購入してしまいました。

エコカー、EVというクルマの話題ばかりのご時世に、純然たるスポーツカーを開発し、発売してくれた スバルートヨタ(トヨタースバル ではない)の共同プロジェクトに乾杯です!
BRZ 欲しくなりました。もう少し車幅を絞ってコンパクトにしてくれたら、言うこと無しです。

本誌の「低重心への新たな挑戦」がピカイチ。
スバルのFF方式の採用、そして水平対向エンジン故に後軸への駆動力が取り出しやすいから4WDが作られた。しかし、このレイアウトで前輪の駆動軸を取り出すには、その位置はフライホイールハウジングとトランスミッションの間しかなく、エンジン搭載位置はフロントアクスルによって制限される。エンジン重心は低いが、クランクセンターは直列エンジンより高めに設定せざるを得ず、水平対向エンジンの特徴である 低重心 と背反が生じてしまっていた。また、フライホイールから前がアクスルセンターより前にあるため、重量配分もエンジン横置きFF車と代わらない水準にある。水平対向エンジン + 4WD という世界唯一のレイアウトが新たな可能性に挑むための足かせになっていた。これに対して、BRZではFRを採用、水平対向エンジンの低重心メリットを極限まで引き出せた。

う~ん、欲しいクルマです。
・・・ガマンして、やはり私は以前から欲しかった 初代ユーノス・ロードスターの中古にします。 これもいつになることか。。。


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「あしたのジョー」 DVD 山下智久

2012-02-21 | 映画

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2011年作品。
ちばてつやの漫画の実写映画化。
ドヤ街の飯屋で元ボクサーの丹下段平(香川照之)が借金を回収に来たやくざにリンチされているところに矢吹丈(ジョー)(山下智久)が巻き込まれ、鋭いパンチで多数のやくざを倒してしまう。このパンチに惚れた丹下段平は、ジョーをボクサーにする夢を持つ。しかし、ジョーは少年院に送られた。丹下段平は少年院のジョー宛に「あしたのために」で始まるボクシング理論を説いた葉書を送り出す。ジョーは少年院で力石徹(伊勢谷友介)に倒され、プロボクサーになる意思を固める。そして、少年院を出たジョーはプロデビューして、ついに力石徹との試合となる。

漫画原作の通り昭和40年代の東京 ドヤ街を舞台として描かれています。ここに登場する大人や少年達がその当時の格好、風景もそのものです。「三丁目の夕日」を連想するような作りです。
山下智久、そして特に力石役の伊勢谷友介のボクサー姿が決まっています。しっかりとした役作りをして、ボクシングのトレーニングを積んだことが伺えます。さらに丹下段平役の香川照之が素晴らしい。たまに見せるボクシングの格好が様になっています。観るまでは「香川照之が丹下段平って、きっとイメージが合わないだろうな」と思っていたのですが、完璧にこれは払拭されました。これ以上は無いと言える丹下段平像です。

2

減点は白木葉子役の香里奈。これはいけません。登場するたびに画面をダメにしました。ここが本当に悔やまれます。


このDVDを観て、小学校の時に日活の実写版「あしたのジョー」を観た記憶が蘇ってきました。それまでは完全に忘却の彼方にありました。こちらは、原作漫画から結構ストーリーの作り替えがあったり、またジョーが原作と少し違った性格として描かれており(当時そのように意識しました)「これは『あしたのジョー』ではない」とがっかりしたことを思い出しました。
これと比較すると本作品は原作に忠実、まさに漫画の実写をしており好感が持てます。

懐かしいストーリーです。お薦め。



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「伝説のクラシックライヴ」

2012-02-20 | 本と雑誌

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TOKYO FM出版 240ページ 1600円+税
オーディオの全盛期、1950~90年代の巨匠たちの来日公演を収録、放送したFMプロデューサーらによるエピソードや苦労話。

オーディオ・ブームの真最中、FM放送はマニアにとって貴重な音楽ソース、いや毎日呼吸する空気のような存在でした。私もこの時代に学生として、小遣いを捻出してはカセット・テープを買ってエアチェックに勤しんでいました。値引き後 1本 650円のノーマル・ポジション ハイファイ・グレードの90分カセットテープを買うために食べたい他人丼を我慢した思い出が蘇ってきます。この時代を『青春』していた私にとっては懐かしい話のオンパレードです。

1977年のTDKオリジナル・コンサート。カラヤン、ベルリン・フィルのベートーヴェン・ツィクルス、普門館での演奏を若林俊介というレコーディング・エンジニアが収録した放送。これは、今も覚えています。あの「カラヤン」の演奏、それもベートーヴェンがFMで放送されるという大事件でした。この時は、大阪フェスティバル・ホールでの「英雄の生涯」を生で聴いて小遣い使い果たした後、手段は忘れましたがどうにかしてクローム・ポジションのカセットテープを購入してFM大阪の放送をエアチェック(録音)しました。このカセットテープは手元に残っています。FMを聴いて感動、カセットテープを聴いて感動、エアチェックのコレクションが増えて感動。素晴らしい体験でした。

こういうことを思い出させてくれる、嬉しい本です。
私と同世代、FMエアチェック小僧の経験をお持ちのお方には絶対のお薦めです。


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