へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「白夜行」 映画 堀北真希、高良健吾

2011-01-31 | 映画

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東野圭吾さん原作の超大作 白夜行 の映画化。
5年前に綾瀬はるか、山田孝之でTVドラマ化がなされています。

今まで読んだ東野圭吾さんの作品でベストがこの 白夜行。従って、映画化されると聞いてから期待が膨らんでいました。特に雪穂役を堀北真希さんがやると知って、どんな雪穂となるかあれこれと想像をしていました。

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映画観て、あまりにもストーリーが駆け足であることに驚き。まるでNHK大河ドラマの年末の総集編を観るような感じです。文庫本で860ページの大作を2時間少々に集約することに無理がありました。
ついで堀北真希さん、がんばっているのでしょうが 映画館の大きなスクリーンで観るには演技が・・・。例えば最後のカット、亮司が死んだ直後のアップの表情が物足りない。雪穂の心の内側の葛藤が伝わってこないんです。

期待が大きすぎたとも言えますが、作品としての出来映えは褒められるものではありません。失敗作と言えます。このリベンジに再TVドラマ化に挑んで頂きたいです。




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寒い & みかん

2011-01-30 | 自然
寒いです。今日は雪はちらついただけ、積もりませんでしたが、最高気温が3度までしか上がりませんでした。
家の近く、比叡山から流れ降りてくる音羽川 午後3時の写真です。

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これは判りにくいですが、ズームするとこのように川の表面は凍結したままです。

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普通はお昼までには溶けるのですが、今日は凍ったまま。寒いはずです。

寒いからというわけではありませんが、みかんを。

Photo_3

ここから切り取って、こいつを食べました。今シーズン初です。

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スーパーとかで売っているのとは違って、甘みがほとんど無く酸っぱい。「これぞ みかん」という味です。
今年はみかんの数が少ないので、これから春にかけて少しずつ頂きます。

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「誰かが私にキスをした」 DVD 堀北真希、松山ケンイチ

2011-01-30 | 映画

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2010年の作品。
先日公開された「白夜行」で雪穂役を演じた堀北真希さんの主演映画。雪穂の前にどんな演技しているのか、興味が湧いたので観ました。

東京のアメリカンスクールに通うナオミは学校の階段から転落し、4年間の記憶をなくした。ナオミの前にはユウジ、ミライ、エースの3人の男が。
ナオミ自身、誰とどのように付き合っていたのかという記憶がなく、大きな戸惑いを持つ。ナオミは失った記憶の期間のことは考えずに、この3人と付き合い始める。

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これは・・・面白くなかったです。
小規模、低コスト制作の映画であることは判っていましたが、次の欠点があります。
ストーリーがつまらない
人の心の描写が中途半端
俳優、特に堀北真希が活きていない
2時間TVドラマでこれを放映したら、途中でチャネルを変えられてしまうでしょう。

本年最初の観てはならないDVDの発見でした。


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東京創元社文庫解説総目録

2011-01-29 | 本と雑誌
東京創元社 目録:1152ページ
別冊:410ページ
合計:1562ページ 5000円+税

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創元推理文庫の1959年の創刊以来の絶版も含めた文庫全点の目録とインデックス。
別冊は折込記事として使われた座談会やエッセイ、そして作家や評論家による創元推理文庫 50周年に贈る言葉などの情報の集大成。

まず、文庫本で5000円。この価格は前代未聞かと思います。1ページあたりの単価が高価格なこともすごい。
そして、1冊の文庫本が1000ページを越えるのも、私は旧約・新約聖書以外には知らないです。

こういう大きくて高価な文庫本ですが、買わずにはいられませんでした。
私を文学・小説の世界に導いてくれたのがこの創元推理文庫であったからなんです。

小学校6年生の時に家の近所(と言っても1Kmくらいの距離はあった)の小さな本屋で、初めて買った文庫本が創元推理文庫 コナン・ドイルの「マラコット深海」。今でも良く覚えています。110円でした。
その後、「地下鉄サム」(110円)「未来から来た男」(160円)と創元推理文庫を買いあさりました。

田舎の小さな本屋の文庫本コーナーで、角川、新潮、春陽堂が並び、その隅っこに創元推理文庫がありました。小学生の私のとって、そこはまさに宝箱。
当時はバタ臭いとかスマートとかそういう言葉も知らなかったですが、この地 京都の修学院から飛び出した全く別世界、新世界への窓が この創元推理文庫で開かれているという感じがしていました。
その本屋さんに時々 創元推理文庫の目録 が出ます。これは1冊をたったの5行なのですが、この上なく魅力的な説明がありました。当然無償でもらえたのでうれしかったですね。もしかしたら、この目録の読書時間が一番長かったのかもしれません。鉛筆で読んだ文庫は番号を消し、読みたい本には印を付けながらあれこれと内容を想像する。今から思えば創元推理文庫の目録は至宝でしたね。

それが、今回全てを網羅した目録が出ました。うれしくてね。涙が出ました。
最近は創元推理文庫を買う機会が減ってしまいましたが、これからの50年、100年も継続して刊行続けて頂きたいものです。


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「ソルト」 DVD アンジェリーナ・ジョリー

2011-01-28 | 映画


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CIAにロシアからの亡命者が駆け込んでくる。ソルト(アンジェリーナ・ジョリー )が尋問をすると、アメリカ副大統領の葬儀でロシアの大統領を暗殺する計画があること、そしてロシアからソルトという名のスパイが送り込まれていることを告白する。
ソルトはCIAに拘束されるが、自分の夫の身を案じて脱出。
そこから、ソルトがアメリカ副大統領の葬儀が行われる教会に忍び込み・・・。

ソルトがロシアのスパイなのか、それともロシアの破壊工作を止めようとして動いているのか、最後まで謎が深まっていきます。観ながら、結局どっちなんだろうと 考え続けました。

また、ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)の格闘技、銃さばき、逃走など見所がたくさん。
細身の体で、警官やSPを次々と倒していく姿は格好良すぎるくらいです。見所がたくさんあり、退屈しません。


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端的に言うと、ボーンアイデンティティーのジェイソン・ボーンの女性版なのですが、楽しめました。エンディングは続編を示唆していましたので、次回作が楽しみです。


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「卒業」 東野圭吾

2011-01-27 | 本と雑誌
講談社文庫 372ページ 590円+税

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東野圭吾さん 34冊目。
1986年の作品。後の刑事 加賀恭一郎の大学4年生の時に起こった殺人事件。
卒業を間近に控えた大学4年生の加賀恭一郎は大学の仲間達とともに、就職、剣道やテニスのクラブ活動、論文作成、そして恋愛と、最後の学生生活を満喫していた。
ある日、グループの祥子が鍵のかかった学生マンションの一室で亡くなった。死体に不自然なところがあり、自殺か他殺かが判明せず警察の捜査が続いていた。
そして彼らの恩師の家にグループが招かれて茶会が催された。そこで第二の事件が発生する。
加賀は仲間達とその謎を解き明かしていく。

加賀恭一郎が初めて登場した作品です。大学生ですが、後に刑事になってからの活躍が伺えます。特に犯人を含めて人の心の問題を解き明かしていく姿勢が見え隠れしています。
2つの事件があり、それぞれの謎解きという本格推理小説の形となっています。一方で、加賀恭一郎の全日本学生剣道選手権の試合描写や男女間の恋愛感情の揺れ動きなど、こちらは青春小説としても十分な要素、内容を含んでいます。

大学4年生で就職活動をしているというところは、この作品が書かれた1986年ならではですね。当然携帯電話もなく、加賀恭一郎が彼女の自宅に電話するところの 緊張したぶっきらぼうな会話が ほほえましかったです。

殺人事件ものとしては、犯人の動機が弱く、またトリックも「それはないだろ!」というのがあり、完成度は高くないです。一方で大学生を描いた青春小説としては、微妙な男女の感情、親子関係、就職の悩み・苦労、クラブ活動、大学の近所の喫茶店 など、現役大学生が描いたように 人物に血が流れていました。

私のように、本格推理小説マニア にとっては ケチの付け所が多数あります。一方で本格推理小説をあまり読んでいないお方にとっては、全く問題ない、素晴らしい青春小説になります。後者のタイプの読者にはお勧め作品です。


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「プレデターズ」 DVD エイドリアン・ブロディ

2011-01-26 | 映画


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ある惑星のジャングルに傭兵、特殊工作員、狙撃兵、テロリスト、ヤクザ、殺人鬼たちが落下傘で降ろされた。そこはプレデターの狩り場であった。
生き残るため、地球に帰るために彼らはプレデターとの戦いを始める。

エイリアン VS. プレデターではエイリアンとの戦いを楽しんでいたプレデターが、今回はオリジナルの「プレデター」「プレデター2」に立ち返って、人間との戦いを行います。
これをエンジョイするために、地球の各地から戦闘・殺人のスペシャリストを集めて来ます。今までの人間が自分の意志で集まり協力し合って戦うという話でしたが、これは強制的に集められたスペシャリストがチームとして戦うというところ。これが斬新です。

第一作目の「プレデター」ではアーノルド・シュワルツェネッガーが体に泥を塗り、プレデターの赤外線の視覚を幻惑しました。今回は炎によって身を隠すということがなされました。これには「なるほどな」と一本取られました。



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ヤクザ(どういう訳か剣の達人)との一対一の戦いでは、プレデターは銃を使わずに日本刀と同じような剣での戦いをしてくれました。このあたりにプレデターの 戦いを楽しむ というところが表現されており、上手いな と感心しました。

筋書きには無理がありますが、プレデター シリーズでは第一作目に次ぐ面白さがあります。
娯楽作品としてはお薦め。


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また×6 積雪

2011-01-25 | 自然
今シーズン 6回目の積雪。
午前6時頃に降り出した雪が積もりました。降雪量が少ないので、アスファルト路面はシャーベット。屋根や木の上あたりのみ、積もったところで3cmくらいです。
これは、8時の写真です。



雪空で暗いです。
今日の雪はこれで終わりのような予感がしています。(はずれたら、大変)

Dscf0508s


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「安売りしない会社はどこで努力をしているか?」 村尾隆介

2011-01-25 | 本と雑誌
大和書房 198ページ 1400円+税

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『価格』を下げずに『価値』を上げるため、小さな会社が密かにやっていること。
売れなければ値下げするということは簡単で誰もが考えるが、これをやると永遠に成長・進化はない。安売りをしないで、少し高く価格設定をしても、お客さんが喜んでくれる価値を提供する。この考えに基づいて小さな会社が行っている
「スタイル」のある会社になる
会社自体のファンを増やす
「スタッフ力」こそ会社の底力
という多数の事例とその分析をまとめた書。

コーヒー、ハンバーガー、タクシー、ヘアサロン、ホテル・・・と消費者に直結する多くの事例があります。初めて聞く、地方の店舗の話なども盛り込んであります。
しかしながら、作者の本業はコンサルタントであるからなのでしょうか、これの営業のためのカタログのような情報の羅列になっています。詳しいことは、お金払ってセミナーを受けるなり、コンサルティングしましょう というような感じです。言い換えると、事例の深堀がなされていません。
例えば、なぜ1000円以上するハンバーガーを売るようにあの店が考えたのか、その時の分析はどうなされたのか、その結果通りになったことと外れたことは何なのか ということを知りたいという気持ちになります。これぞ、この本の営業の成果です。

とはいえ、顧客のとっての価値があれば、安売りしなくても良く、それで増益になるという話については 多くの事例をもって解説されていることもあり、考えさせられました。
眉間にしわを寄せるような集中を求められず気楽1時間少々で読めますので、お薦めです。


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「アンストッパブル」 映画 デンゼル・ワシントン

2011-01-24 | 映画


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1月7日に公開されて、すぐに見に行くつもりをしていましたが、風邪を引いたり、積雪があったりで2週間遅れてしまいました。
ペンシルベニア州の操車場で39両の貨物列車 777号が、エアブレーキの接続が外れたままで無人で暴走を始めた。この列車は大量の燃料とさらに発火性が高く有毒な接着剤材料を大量に積載しており、これがそのまま暴走を続けると、石油タンクに隣接するスタントン郊外の急カーブで脱線して大惨事になる。
これに対して、鉄道会社は777号の前の機関車でブレーキをかけたり、ヘリコプターで運転しを乗せようとしたり、またスタントンの手前で脱線させようとするが、全てが失敗に終わる。
たまたま同じ線路で機関車を運転していたフランク(デンゼル・ワシントン)と車掌のウィル(クリス・パイン)が、後部から追いかけて777号を停止させようとする。


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はい、典型的なアメリカン映画です。
親子の不仲、妻との別居という悩みを持った男。またエリートコースを歩むであろう若い男と、現場で働き続けてきた男。
事なかれ主義で判断が遅れまた誤った判断を行う会社の上層部。これに対して、現場が最後には上層部の指示を無視して、問題解決にあたる。
そして、次々と起こるアクシデントと、これに立ち向かう勇気。
最後はこれ以上ないハッピーエンド。

はらはら、どきどきささせられました。手に汗握るとはこういう映画です。
そして、これ以上ないハッピーエンドはうれしいし、すっきりしますね。

一点、よく判らないところがありました。
フランク達が777号を追いかける機関車ですが、待避線に入った時には貨物車が20両くらい付いていました。これをどこで、どうやって、あの短期間で外したのか?
これは謎として残りました。
この疑問を鉄ちゃんの友達に投げかけたところ、「待避線の先は本線に戻るようになっている」と。なるほど、貨物車を切り離して、前進して本線に戻り、後進したんですね。

できの良い映画です。お薦め。





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