「アイス・キャッスル 氷上のヒロイン」 Amazon Prime テイラー・ファース

2009年 米国作品。
1978年作品「アイス・キャッスル」のリメイク版。

アイオワ州の片田舎で冬に凍る池でスケートを学び、フィギュア・スケートを趣味として楽しんでいるレクシー（テイラー・ファース）。小さな大会に出場したところを元銀メダリストのコーチ エイデンの目にとまり、レクシーはボストンに移ってエイデンのコーチを受けるようになる。そして次の予選をレクシーは2位で通過する。一躍フィギュア・スケート界の話題となったレクシーは練習とマスコミ対応などで彼氏のニックと会うこともできずすれ違いが続く。そして、あるパーティーを抜け出して外の池でスケートをしていたレクシーが転倒、頭を強く打ってほとんど目が見えなくなってしまう。



フィギュア・スケートを舞台とした恋愛ドラマ。
主演レクシー役のテイラー・ファースは現役選手で本作が女優デビューらしいです。スケートのシーンは吹き替え無しでの撮影のようで、「ここで代った」とかいうことを感じる違和感はありませんでした。一方で女優としては、まだまだ不足が残ることも確かです。
フィギュア・スケーターとして成功しかけて挫折するレクシー。ホッケー選手を目指すが壁に突き当たって悩む彼 ニック。レクシーがボストンに移動して、またレクシーが忙しくなって会えなくなる。二人の心が離れて行ってしまいそうな時に事故が起こる。そして、、、というラブストーリー。



気楽にラブストーリーと少しだけスポーツ根性ドラマを楽しめます。

	アイス・キャッスル　氷上のヒロイン (字幕版)
	クリエーター情報なし
	メーカー情報なし

バタフライ ガレイディア ZLC ＋ XIOM OMEGA V PRO

Butterfly GARAYDIA ZLC FL
XIOM OMEGA V PRO

昨日ガレイディア ZLCにて初ゲーム。新日本スポーツ連盟のシングルス C級。予選リーグ 1名の棄権があって3名でのリーグ。結果は1勝1敗で予選リーグ通過ならずでした。その補正の意味も含めて バック側ラバーを貼り替えました。

XIOM OMEGA V TOUR（2.0mm）から XIOM OMEGA V PRO（1.8mm）への貼り替えです。



TOURからPROへの変更、そしてスポンジ厚みを0.2mm薄くして、このシリーズ最薄の1.8mmへ。OMEGA Vシリーズでは1.8mmスポンジは廃版になり、今後は2.0とMAXのみになったところが気にはなります。TOURは最初から1.8mmはなし、PROの1.8mmも在庫が無くなれば入手不可になります。

重量。
貼り付ける前の四角い状態で、TOURが70g。PROが65g。スポンジの重さ違いもありますが、PROはシートが軽いようです。



ラケットに貼り付け。
182g。TOURでは184gでしたので、2gの軽量化になりました。





TOURはドライブは打ちやすいのですが、スマッシュのスピードを出すのが難しかったです。ガレイディア T5000でPROを使っていた時は、調子良くハイスピードのスマッシュを連発できたので、その時と同じ PROの1.8mmを貼ってみました。これでスマッシュとドライブがどうなるか。練習が楽しみです。

	XiomオメガVツアーTable Tennisラバー Max
	クリエーター情報なし
	XIOM

「スパイ・コード 殺しのナンバー」 Amazon Prime ジョン・キューザック、マリン・アッカーマン

2013年 英米作品。

CIAで暗殺任務に従事していたエマーソン（ジョン・キューザック）はある任務で少女を射殺することができす一線からはずされイギリスの片田舎でエージェントに暗号を発信している通信所へ左遷される。そこでのエマーソンの任務はその通信所と暗号スペシャリストの一般人 キャサリン（マリン・アッカーマン）を守ることであった。ある日彼らが通信所に到着すると、テロリストから銃撃を受ける。通信所に逃げ込むと交代要員が殺害されていた。キャサリンが調べたところ 偽のCIAの幹部15人の暗殺指令が発信されたところだった。





侵入困難な暗号通信所に閉じ込められた二人。外部からはテロリストが攻めてくる。この中で謎を解き、暗殺を阻止しなければならない。潜水艦のような密閉された室内で、限られた登場人物、そして謎。室内の相手も味方なのか敵なのかが分からなくなる。アクションとしては小規模ですが、心理戦としてはテンション高いです。



あと一歩というところは、マリン・アッカーマン。こういう緊張感の高い密室に閉じ込められる女性としては、もっと線の細い壊れそうなところを感じることができる女優を選んで欲しかったです。

	スパイ・コード 殺しのナンバー [Blu-ray]
	クリエーター情報なし
	エイベックス・ピクチャーズ

「ディストラクション・ベイビーズ」 DVD 柳楽優弥

2016年 作品。

早くに両親を無くした泰良（柳楽優弥）と将太（村上虹郎）の兄弟は造船所で暮らしていた。泰良は喧嘩に明け暮れしており、ある日姿を消す。それから泰良は繁華街でやくざ者などに次々と喧嘩をしかけていた。それを見ていた高校生 裕也は泰良とつるんでクルマを盗む。その後部座席にキャバ嬢の那奈（小松菜奈）がおり、彼女も同行を強要される。





理由もなく喧嘩をする男、これを利用して何かをしでかそうとする高校生、ちょい悪のキャバ嬢、そして彼らの周りの良くない人間達。理由問わず、何か悪いことをやりたい人間のストーリー。実際に起こりえる話だと感じさせられる、リアリティがあります。でも、それだけで「だからどうなんだ」というところはありません。

悪い話ばかりが続いて退屈します。救いは小松菜奈の可愛いところくらい。



面白くない映画です。

	ディストラクション・ベイビーズ 特別版(2枚組)[DVD]
	クリエーター情報なし
	松竹

卓球王国 2017年4月号

卓球王国 234ページ 667円＋税

1月に開催された平成28年度全日本卓球選手権大会が特集。
表紙は史上最年少優勝者 平野美宇 の両手を挙げたガッツポーズ。

メインは水谷隼と平野美宇。それぞれ7ページのインタビュー記事があります。水谷隼は期待通りのいつもの水谷節、絶対的な強さがある、これを維持しているから「相手が勝ちを意識した」はまだマシですが「今回、世界ランキング50位以内の選手とひとりもやっていない全日本なんですよ。＜中略＞自分はその期待に応えただけ。それ以上でも、それ以下でもない。」と、ずばり本質を突いています。歯に衣を着せない、ストレートな表現 私は好きです。
一方の平野美宇のインタビューは自然体と言うよりは、天然ボケを感じさせるユーモアがあります。それでいて、折れない芯の強さがあります。こういう選手は大きなゲームほど力を出すので、今後の成長が楽しみです。

嬉しい情報
男女シングルス ベスト16の全選手のラケット、ラバー情報。
例えば男子準優勝 吉村和宏はラケット バタフライ 張継科ALC、ラバーは両面 テナジー05の特厚を使用。
全体としてバタフライのラケット、そしてテナジーシリーズが圧倒的に多い。その中で、TSPのスワット パワー、スティガ クリッパーが各数名ずついたことが印象に残ります。

王者の技 は平野美宇。フォアハンドとバックハンド ドライブを連続写真にて解説しています。石川佳純との決勝戦の大当たりを観ているので、「こういうように打ちたい」と思いますね。

	卓球王国 2017年 04 月号 [雑誌]
	クリエーター情報なし
	卓球王国

「シング・ストリート 未来へのうた」 DVD フェルディア・ウォルシュ=ピーロ

2016年 アイルランド作品。

1980年代、不況によって荒れた公立高校に転校したコナー（フェルディア・ウォルシュ=ピーロ）は兄とロンドンのミュージック・ビデオ MVを観るのが好き。コナーは高校の向かい側で見かける女の子 ラフィナに心を惹かれ、つい「自分のバンドのMVに出ないか」と声を掛けてしまう。ラフィナからOKの返事をもらったコナーは大慌てでバンドのメンバーを集め猛練習を始める。





高校生ロックバンドのラブスローリー。さえない高校生のコナーが女の子の気を引くためにロックバンドを作り、彼女の曲を作り、MV撮影して、ライブまでやるようになる。一度悲しい別れがあるが、最後はハッピーエンド。





ストーリーはご都合主義の固まり。楽器万能で様々な楽器が家にあって作曲もこなす友達がいる。バンドに黒人が欲しいとスカウトしたらキーボードができてリズムの才能がある。兄はロックきちがいで、コナーの曲を批評して良い方向に導いてくれる。などなど、登場人物は都合の良い才能があって、都合良く登場してまた消えていきます。でも、これは良し。

ノリの良い曲が続き、またしんみりと聴かせるバラードがあって音楽では飽きません。ストーリーが単純明快、行き着く先に落ち着くので安心して音楽を楽しむことができます。楽しいミュージカル作品です。

	シング・ストリート 未来へのうた [DVD]
	クリエーター情報なし
	ギャガ

「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」 DVD 長瀬智也、神木隆之介

2016年作品。

高校生の大介（神木隆之介）は修学旅行のバスの崖から転落事故によって死んでしまう。そして大介が目を覚ますと、そこは地獄。大介は思いを寄せていた同級生のひろ美とキスもすることなく死んでしまったことを悔やむ。そこに地獄のロックバンドのヘルズのリーダーである赤鬼のキラーK（長瀬智也）が現れ、閻魔の裁きによっては現世に戻れる可能性があることを知らされる。そして大介はキラーKからロックの鬼特訓を受けて、閻魔の裁きを受けるが。。。





ロックと地獄、そして恋愛を掛け合わせた滅茶苦茶なコメディ映画。シモネタ満載、笑いどころたっぷりあります。面白いギャグが連発。
でも、同じ調子で2時間超続くので、こちらが疲れてしまいます。

ヒロイン役の森川葵、他作品と同じように画面への登場時間は長くはないのですが、清爽感があって印象に残ります。奥手の高校生が憧れる同級生の感じが良く出ていました。



この作品は評判が高いようですが、私には合いませんでした。

	【映画パンフレット】　ＴＯＯ　ＹＯＵＮＧ　ＴＯ　ＤＩＥ！　若くして死ぬ
	クリエーター情報なし
	東宝

「横浜いれぶん」 木之内みどり LP

1978年発売。

木之内みどり 7枚目のLP。オリジナルアルバムとしてはこの後の「苦いルージュ」までをカウントするのが一般的なので、8枚中の7番目のアルバムとなる。ちなみに「苦いルージュ」の後のシングル「一匹狼 (ローン・ウルフ)」との発売直後に後藤次利との不倫が発覚して木之内みどりは あっさりと引退した。



収録曲
1．Yellow & Blue
2．横浜いれぶん
3．独白（モノローグ）
4．ビュッフェから
5．さよならの理由（わけ）
6．まだ手探りしている天使
7．チャイナ・ドール
8．ハーフ・ムーン
9．水かがみ
10．悪魔になれない

「ステレオ時代 VOL.8」の1980年前後の一般マニアが買えたオーディオ機器を聴くコーナー 生島昇の「旬音探訪」 で「木之内みどり『苦いルージュ』をジャパニーズ・ヴィンテージで聴く」 という記事がありました。
そこの生島昇の言葉
「はっきり言って、歌は下手です。でも、いい装置で聴くとイラッとしないんですよ。側に駆け寄って、大丈夫だよと肩を抱いてあげたくなる。そういう音が出れば合格です。」澤村編集長の言葉
「舞台の上で、ちょっとあがりながら頑張っている女の子の歌声」
これが気になって、「苦いルージュ」はまだですが、このLPを中古で入手した次第。

オルトフォンの「2M RED」という低価格カートリッジ、ラックスマンのSQ-38FDII、そしてタイムドメイン理論の自作紙管スピーカーで LPを聴くと「イラッとしない」「肩を抱いてあげたくなる」音が出ているよな気持ちがしています。これが、CDだと少し「イラッとする」ことあります。

LPと真空管アンプ、タイムドメイン・スピーカーはすこぶる相性がよろしいです。

	横浜いれぶん[ＬＰレコード 12inch]
	クリエーター情報なし
	キャニオン

「秘密 THE TOP SECRET」 DVD 生田斗真

2016年作品。
清水玲子原作漫画の実写映画化。

近未来の日本。科学警察研究所 法医第九研究室 通称「第九」は死者の脳から記憶を映像として再現する技術を開発していた。第九へ死刑となった露口の脳を観て行方不明となった長女 絹子を捜し出すという使命が与えられた。そして脳の映像を読むと、そこには刃物で母親と妹を刺殺して、その刃物を露口に渡して持たせる絹子の姿があった。





死体の脳に記憶された映像で事件を解くという捜査。この捜査で、心を壊す捜査員も発生する。ここが一つのミソ。そして、事件は次々と別の様相を示し始め、過去へさかのぼって行く。

なんだかよく分からないお話しです。それは無理を重ねすぎ。都合よすぎるところも多く、醒めてしまいました。長く感じる作品になりました。まとめかた、失敗してますね。

映画の鍵を握る絹子役は織田梨沙。本業はモデルのようで、今までこれといった映画やTVドラマに出演していません。ところが、本作では絹子を不気味さを極めた感じで演じました。上手いです。



作品としてはバツマークが付きます。救いは織田梨沙だけです。

	秘密 THE TOP SECRET [DVD]
	クリエーター情報なし
	松竹

卓球レポート 2017年3月号

130ページ 440円＋税
付録にバタフライの商品カタログ「BUTTERFLY TABLETENNIS GOODS CATALOG 2017」 （62ページ 200円＋税）付

メイン特集は全日本選手権。バタフライの契約選手 水谷隼の史上最多となるV9 を中心とした記事になっています。

男子シングルスで9回目の優勝を飾った水谷隼。平成19年度 17歳での優勝から5連覇。平成23年度、24年度は決勝で吉村真晴、丹羽孝希に敗れましたが、平成25年度から平成28年度まで4連覇。これで9回目の優勝となりました。
水谷準らしい、彼の味が出ているインタビュー
「まだまだ日本には安定して強い選手がいませんが、僕が引退した後に弱い日本になるのは困るので、もっと本機で世界を取りに行く選手が1人でも多く出て欲しいですね。僕自身はものすごくプレッシャーを感じながら全日本を戦っていて、毎回体調が悪くなるくらい緊張しているので、ベストなパフォーマンスはできていないと思っています。その中でもこうやって勝ち続けられるということは、他の選手と圧倒的な差があるということだと思います。」
このとおりだと思います。勝ち続けるということはほかとは圧倒的な力の差があります。技術面、精神面、体力面の掛け算をしたら他選手とは一桁の数値差があるように思います。

男子シングル2位となった吉村和弘。真晴の弟ということでしか知られていませんでしたが、高いバックハンド技術、全身の運動能力の高さには驚きました。
そして3位となった吉田海偉。35歳、中国式ペンフォルダーの片面のベテラン選手です。彼のフォア・ドライブの威力とゲームに対する気合い、これに伴って発せられる声 にはいつも感動。今回はYouTubeで観て、吉田海偉の健在ぶりに触れることができて嬉しかったです。好きな選手です。

女子シングルスは平野美宇が石川佳純を破って優勝。16歳9ヶ月の最年少優勝です。これもすごいことです。前陣での両ハンドのドライブの速さ、そして石川のフォアハンド・ドライブに対するカンター。卓球の神様が降りてきたような感覚を持つくらいの反応をしていました。これだけのあたりが出て、最後まで続くと女王石川佳純も為す術がなかったというゲームでした。

	卓球Report（卓球レポート）2013年 07月号
	クリエーター情報なし
	卓球レポート編集部