1972年 大阪フェスティバル・ホール 大阪フィル第100回定期演奏会の収録。
マーラーの巨大な交響曲、千人の交響曲をその言葉通り1000人を超える管弦楽団、独唱者、合唱団で演奏。大阪フェスティバル・ホール後方の反響板を外し、ひな壇を組み、ステージは奏者の重量を支えるために内側を補強したという。ジェケットの裏面写真は1000人の模様。左端に朝比奈隆、そこからはるか後方まで合唱団が続く。パイプオルガンは電子式となるため、奏者は写真の下方中央、そのスピーカーが写真上端に配置されているのがわかる。
演奏自体は、音程が揺れる金管、歌わない弦、硬い合唱。しかし2部に進んでいくと、このような瑕疵は気にならなくなる。マーラーの世界の大きな流れんど真ん中に身体を委ねて、フィナーレまで疾走して行ってしまう。
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