講談社文庫 440ページ 695円+税
東野圭吾さん 35冊目。
結婚式の前日に花婿となる男の家に以前付き合っていた女が訪れ、そこで服毒自殺する。そして、結婚式の最中にこの男が同じ毒物で死亡する。
容疑者は、花嫁の兄、男の会社パートナー、雑誌の編集者の女の3人。謎の鍵は、毒が入れられた鼻炎用のカプセルをいつ誰が男に飲ませるように仕向けたか。
この謎を加賀刑事が解明していく。
「どちらかが彼女を殺した」と同様の、犯人が明かされない推理小説です。そしてまた同じように巻末に袋とじで解説がついているのですが、ここでもはっきりとは説明がなされません。解説まで読んでも「こいつが犯人でよいのだろうか」と、考えさせられました。
恋人を奪われた男、以前交際して妊娠までした女、妹と近親相姦の関係の兄・・・被疑者はこういった濃い人間です。この描写だけでも東野圭吾ワールドを堪能できます。本作は特に心理描写が上手く、ここではめられました。
「どちらかが彼女を殺した」よりは数段面白い作品です。
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東野圭吾さん 35冊目。
結婚式の前日に花婿となる男の家に以前付き合っていた女が訪れ、そこで服毒自殺する。そして、結婚式の最中にこの男が同じ毒物で死亡する。
容疑者は、花嫁の兄、男の会社パートナー、雑誌の編集者の女の3人。謎の鍵は、毒が入れられた鼻炎用のカプセルをいつ誰が男に飲ませるように仕向けたか。
この謎を加賀刑事が解明していく。
「どちらかが彼女を殺した」と同様の、犯人が明かされない推理小説です。そしてまた同じように巻末に袋とじで解説がついているのですが、ここでもはっきりとは説明がなされません。解説まで読んでも「こいつが犯人でよいのだろうか」と、考えさせられました。
恋人を奪われた男、以前交際して妊娠までした女、妹と近親相姦の関係の兄・・・被疑者はこういった濃い人間です。この描写だけでも東野圭吾ワールドを堪能できます。本作は特に心理描写が上手く、ここではめられました。
「どちらかが彼女を殺した」よりは数段面白い作品です。
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