へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「鳥人計画」 東野圭吾

2011-02-23 | 本と雑誌
新潮文庫 390ページ 552円+税

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東野圭吾さん 38冊目。
日本のスキー ジャンプの第一人者 楡井がトリカブトの毒で毒殺された。犯人は彼のコーチ 峰岸と判明。
なぜ峰岸が楡井を殺さねばならなかったのか? 峰岸が犯人であることを密告したのは誰か?
また、楡井に代わるように日星自動車所属の櫻井翔が急激に技術を上げて飛距離を伸ばしてきた。この裏には人間改造やドーピングがあるのか?
この謎が少しずつ解明されていきます。

最初に犯人が峰岸であることを伝えられ、峰岸の視線と語りでストーリーが進んでいきます。しかし、東野圭吾さんは峰岸の動機を説明してくれません。このために、櫻井翔の秘密トレーニングや峰岸を告発した人間などの謎が増え、深まっていきます。
このあたりは、さすがの東野圭吾さん。ストーリーテーラーの面目躍如です。

私からすると、この作品は珍しく東野圭吾さんの失敗作。
登場人物が多すぎて、各々の描写が希薄になっています。加えて、トリックの解明もアンフェア。
通常は一気に読み終えるのですが、この作品は4日間を要しました。

積極的にはお薦めできません。


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