1970年発売のラックスの真空管 プリメインアンプ。SQ38シリーズの4代目にあたります。1974年にSQ38FD/IIにモデルチェンジ。
当然ながらトランジスタは一石も使用していない、純然たる真空管アンプです。
大学生の時に欲しかったというよりは、憧れたアンプ。40年後に手に入れることができました。中古ですが、当時の定価より高額。
お店の店員さんの話だと、ワンオーナーで出張買い取りに行った時はラックに仕舞われて長い間使われてい無い状態。買い取り後にコンデンサーを交換、ボリュームのバリ取りなどのオーバーホール後に店頭に並べたとのこと。このアンプはお客さんの興味が高かったと言ってました。
美しい、品位の高い端正なフロントパネルです。「駆け出し者は触ってはならない」という語りかけをしてきます。
LUXMAN SQ38FDの刻印。
リアパネルはブラックつや消し塗装がかなり傷んでいます。
アウター ウッドパネルも傷、退色あります。
45年前の電化製品としては、痛みは最小限の範囲で済んでいます。
さて、音は。
もう言葉では表せません。こんなに綺麗な音楽が鳴るのか って 感動ものです。
歪みやノイズは今の2万円のアンプにも負けるでしょうが、人間味があるというのか、優しいというのか、心が和む音楽が出てきます。今は 憧れのSQ38を手に入れたとテンションが高いからあばたもえくぼの状態でしょうが、それでも感涙。たまりませんは。
買ってから気付いたこと。重いのは分かっていましたが、カタログ値の18Kgでは済みません。20Kgを超えてますね。これは想定の範囲でしたが、困ったのは横幅。幅が476mmもあって、収納予定のラックには入らなかった。電熱器のような発熱量もあるから、設置場所はこれからの課題です。
ラックスマン Luxman プリメインアンプ L-505uX ブラスターホワイト | |
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