「CITY CONNECTION」 LP 日野皓正

1979年発売。 Flying Diskレーベル。

レコード棚を整理していたら、無くしたと思ってあきらめていた「CITY CONNECTION」を発見。30年ぶりに親友に再会したような感動。早速、プレイヤーに載せて再生。さらに、カートリッジを変えてもう一度聴く。LP再生ではカートリッジという音溝の凹凸を電気信号に変換するコンポーネンツがあるから、「味付け」「色合い」違いの再生音を楽しめるという趣味性がありました。今回も「CITY CONNECTIONにはソニーのXL-15という低価格カートリッジが相性が良いなぁ」と思ったり。

本アルバムが発売された1979年の日本はフュージョン、ジャズ・フュージョンのブームのまっただ中。渡辺貞夫の「CALIFORNIA SHOWER」、「MORNING ISLAND」、ネイティブ・サンの「NATIVE SON」、「サバンナ・ホットライン」などの大ヒット アルバムがありました。「CITY CONNECTION」もこの流れの中の名作の1枚。当時、日野皓正がコルネットを吹くサントリー・ホワイトのTV CMがあり、「格好良いなぁ」と感心していたことを思い出します。

収録曲
A面
1.HINO'S REGGAE
2.STAY IN MY WAKING HEART
3.CITY CONNECTION
B面
1.SEND ME YOUR FEELINGS
2.HIGH TIDE-MANHATTAN ECSTASY
3.SAMBA DE-LA CRUZ
4.BLUE SMILES

	シティ・コネクション
	クリエーター情報なし
	ビクターエンタテインメント

「チェイサー」 DVD ハル・ベリー

2017年米国作品。

離婚調停中のシングルマザー カーラ（ハル・ベリー）はウェイトレスをやりながら、6歳の息子フランキーと楽しく暮らしていた。ある日、フランキーと遊園地に遊びに行った時、カーラがかかってきた携帯電話に対応している間にフランキーが姿を消す。駐車場で
クルマに連れ込まれるフランキーを発見したカーラは自分のクルマでこれを追跡する。





毎年数十万人の誘拐事件がある米国。ここで、自分の子供を誘拐された母親が自分で追跡して相手を倒して・・・というストーリー。
結果オーライですが、何度か誤った選択をして犯人を逃がしてしまいまた気を取り直して再度追跡という躊躇、失敗の繰り返しと取れる母親の行動はどうなんだろう。また、母親の追跡過程で巻き添え事故に遭った人たちはどうなんだろうとか、考えます。話の盛り上げのために無理をやり過ぎたという感じです。ただ、この不整合を棚上げにすると、疾走感のある面白いサスペンス作品に仕上がっています。



主演のハル・ベリーは好きな女優。50歳を越えていますが、あいかわらず美しく、格好良いです。2013年作品「ザ・コール」と同じような、全編カットのほとんどのシーンに彼女がアップで映ります。この意味でも満足度の高い作品です。

	チェイサー(字幕版)
	クリエーター情報なし
	メーカー情報なし

「22年目の告白-私が殺人犯です-」 DVD 藤原竜也、伊藤英明

2017年作品。
2012年の韓国映画「殺人の告白」のリメイク。

5人の連続殺人が事件から22年を経過して時効を迎える。犯人の曾根崎（藤原竜也）がマスコミに登場して告白本を出版する。素顔を露わにして様々なメディアを使って警察などを挑発する曾根崎は話題の人となる。事件の捜査を担当して、その時に上司を曾根崎に殺された牧村刑事（伊藤英明）は、時効となったが曾根崎を追い続ける。







推理、サスペンスものとして、最高クラスの作品です。謎を追う刑事に感情移入して、一緒に走る自分がいます。そして、どんでん返し、さらにもう一枚。まんまとはまりました。
振り返ると、無理な建付けはありますが、それはさておいて上手く作られた作品であると感心することばかり。日本映画もここまでできちゃうんですね。お奨め作品となりました。

	22年目の告白-私が殺人犯です- ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
	クリエーター情報なし
	ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

「ハクソー・リッジ」 DVD アンドリュー・ガーフィールド

2016年 米国作品。

第二次世界大戦中に陸軍に志願したデズモンド・ドス（アンドリュー・ガーフィールド）は、信心から「武器には触らない」という行動をとる。上官から責められ、軍法会議にかけられるが、ドスは部隊とともに衛生兵として沖縄戦の激戦地ハクソー・リッジへ。激戦の後、一時はハクソー・リッジを占領するが、日本軍の反撃にあって撤退。ドスはハクソー・リッジに残された負傷兵を救うために、ここに残る。



「良心的兵役拒否者」として名誉勲章を受けたデズモンド・ドスの実話に基づいた戦争映画。メル・ギブソンの監督作品。





メル・ギブソン作品らしく、宗教と勧善懲悪。敵と味方、善と悪。そしてしつこい殺戮シーンの繰り返し。今回は日本軍を悪魔のように描いており、後味が悪いです。この人の監督作品はなじめないです。

銃を持つことを拒否した陸軍兵として最前線に派遣され、負傷兵を救った衛生兵の話。それだけの内容を2時間に渡るヒューマニズム作品として仕上げています。娯楽作品なら良いのですが、道徳観云々ということで2時間の映画はよろしくない。

	「ハクソー・リッジ」スタンダードエディション [DVD]
	クリエーター情報なし
	バップ

「たたら侍」 DVD 青柳翔

2017年作品。

戦国時代の奥出雲でたたら吹きという他では作れない高度な鉄作りが伝承される村があった。この後継者の伍介（青柳翔）は村で作った鋼が山賊に奪われることを防ぐために、自分が強い侍になることを決めて村を出る。天下統一を目指す武将達は鉄砲の数を競っており、この村はその争いに巻き込まれていく。



私の興味の範囲外なので知らなかったのですが、本作はEXILEの作品でした。プロデューサーや俳優がEXILEのメンバーさん。そこも含めて楽しむということのようですが、これは全くもって分かりません。「知らない俳優が主演しているなぁ」という感覚です。





まとまりのないストーリー、だらだら感、クライマックスに向けての無理な筋立てというところが大きな欠点。あまりにも形が崩れているから、消化する以前に吐き出してしまうような作品になっています。

	たたら侍 DVD(通常版)
	クリエーター情報なし
	エイベックス・ピクチャーズ

「エイリアン：コヴェナント」 Amazon Video マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストン

2017年 米国作品。
エイリアンの新シリーズ 第2作。「プロメテウス」の続編。

移民船コヴェナントは休眠中の乗務員と2000人の入植者、そして人間の胚芽そしてアンドロイドのウォルターを乗せてオルガ6に向けて航行。途中ニュートリノを受け、乗務員が目覚める。船体の修理中にジョン・デンバーの歌の信号を発する惑星を発見。そこが移民に好都合な惑星であることから、そちらに向かい調査隊を送る。惑星の調査に乗り込んだ乗務員のうち、2名がエイリアンに寄生される。乗組員の身体を突き破って出てきたエイリアンが他の乗組員を襲っている時に別のアンドロイドが現れ閃光弾でエイリアンを追い払う。





大好きなエイリアン映画です。動きが遅くてスリルがない、低コストで制作できるゾンビものは全く受け付けられませんが、エイリアンは大歓迎。
久しぶりのエイリアンにわくわく。恐怖あり、びっくりあり、気持ち悪さあり。最高ですね。ストーリーもひねりあり、最後は予見してそのとおりのオチもあって、満足。
ヒロイン役のキャサリン・ウォーターストンも二重丸。か弱い女性がいざという時には強いという定番にはまっています。



2時間 たっぷり 楽しめました。

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	20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン