へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「クラシック名盤ほめ殺し」 鈴木淳史

2011-11-30 | 本と雑誌

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洋泉社 222ページ 680円+税
クラシックの名曲のトンデモCDを選んで、これについての解説を行った本。
まえがきに 「雑誌で推薦されたCDを買ったのに、こんなヒドい演奏とは思わなかった。こういう時にいかにチンタラした演奏であろうと、音楽評論が「この部分の叙情性はすばらしい」とあれば、そんな気がしてくるというもの。つまり雑誌の星占いのようなもの。」 との旨が書かれています。この通りに、逆説的に音楽評論を捉え、本書では『悪魔』と『天使』の対話形式をとって、曲と演奏の評論がなされています。

本当に変わったとんでもない演奏の解説が多い中で、ベーム ウィーン・フィルの名盤と言われているブルックナー交響曲第4番「ロマンティック」を
ウィーン特有の曇った音がするホルンだけはどんなピアニッシモでも全部聞こえる
デッカの録音マジック
当時の人々は、これぞウィンナ・ホルンの響きと一様に喜んでいた
とぶった切っています。
私も、このベームのブルックナーのホルンには違和感を感じていました。なるほど、突出したホルンの録音レベルの高さに原因があったのです。30年来の疑問が本書で解明されました。名盤ともてはやされていても、おかしいものはありますね。

楽しい本です。一気読みしてしまいました。新たな名曲の聴き方ができます。クラシック・ファンにはお薦め。



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「スカイライン -征服-」 DVD エリック・バルフォー

2011-11-29 | 映画

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2010年 米国作品。
親友の誕生パーティーにLAに招かれたジャロッドとエレインは、翌朝泊まったペントハウスの窓から差し込む青い光に友人が引き込まれてしまうことを目撃する。
そこから、クラゲのような形をした飛行物体が多数飛来して人間を吸い込んで連れ去る。また、母船と思われる巨大な宇宙船も上空に現れる。
マンションの中で難を逃れた数名の男女はクルーザーを使って避難することを計画するが。。。

2

人類をさらう謎の宇宙船、ロボットと思われる戦闘装備、小型の戦闘機、気味の悪い人間吸入器、これと戦う軍隊、戦闘機、逃げる一般人 というSF映画の定番がVFXによって盛りだくさん。しかし、残念ながら統一感無し。なぜ、これが出てくるか「訳が分からない」流れで進みます。
ほとんどの撮影がマンションの一室、これ以外はマンションの窓から見えるVFXという 明らかなる低予算映画です。

これはすごい というシナリオ、シーンが少しでもあれば感心できますが、それがなかったです。残念ながらお薦めできません。



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「マインドマップ読書術」 トニー・ブザン

2011-11-28 | 本と雑誌

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ディスカヴァー・トゥエンティワン 96ページ 1200円+税
「マインドマップ超入門」に続くトニー・ブサン天才養成講座の第2弾。私は第3弾「マインドマップ記憶術」からこのシリーズに入りました。
4倍以上速く本が読め、さらに理解、記憶、活用ができるようにするための入門書。
まず、目と脳の性能(能力)からすると、4倍速く読めるはず。これの邪魔をしているのが、誤った認識と教育。
一字一句読む
ゆっくりていねいに読む
これは誤り。
目は動く→止まるを繰り返して読んでいる。 1回の静止で多くの文字を読む。視線の後戻りが少ない。1回の静止時間も短い。こういう人は読書が速い。

MMOST(Mind Map Organic Study Technique) マインドマップ有機的学習法
準備の4ステップ
1 ブラウジングで全体にざっと目を通す
2 読書の時間と量を決める
3 既存知識のマインドマップを描く
4 質問をつくり目標を定義する

応用の4ステップ
1 概略を読む
2 要点を読む
3 詳細を読む
4 仕上げ読みをする

96ページという少ないページでの説明。このため、情報不足が否めません。例えばスキミングという手法が紹介されていますが、これはどうやったらよいのか説明無し。もしかすると、有償のトレーニングコースへの誘導なのかもしれませんが。
さっと読めます。あっさりとしすぎで、食い足りなさを感じます。
お薦めはしづらいです。



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チェリビダッケ Symphonies 14 CDs

2011-11-27 | 音楽
Symphonies

Sergei Celibidache Mnchner Philharmoniker
セルジュ・チェリビダッケ指揮 ミュンヘン・フィル
チェリビダッケのEMI ボックスセットが数種類発売になりました。どれもが、魅力的しかも低価格。まずは「Symphonies」と題した14枚組を購入。およそ3000円。

ハイドン 交響曲第92、103、104番
モーツァルト 交響曲第40番
ベートーヴェン交響曲全集 4番は2種類、レオノーレ第3番
シューベルト 交響曲第9番「ザ・グレート」
ブラームス 交響曲全集、ハイドンの主題による変奏曲
シューマン:交響曲第2、3、4番

古典派の交響曲集です。
録音は1979年~1996年、ミュンヘンのガスタイク・フィルハーモニーのライブ。

実は私はチェリビダッケとは相性がいまいち。30年くらい昔にFMでライブ録音が次々と放送されていた時にはカセットテープでエアチェック(明らかなる死語ですね)。そして、チェリビダッケの没後しばらくしてこれもライブ収録のCDが雨後の竹の子のように発売されました。理由はよく分からなかったのですが、私の耳とは波長が合わなかったのです。弱音の強調しすぎ、遅すぎ、地味すぎ という過ぎたる個性が邪魔したのかと思います。
今回は一気に聴きました。この中で、ブラームスの交響曲が私の心を揺さぶってしまいました。他の作曲家については、まだ私の耳では理解できないようです(涙)
さて、このブラームスはチェリビダッケらしく、ゆったりとして、弱音を強調して陰影の彫りを深く取った演奏。さらに意図的に、オーケストラをくすんだ音色にしてブラームスの重厚さを際だたせています。ドイツの晩秋の空を見るような色が出ています。
ゆったり、ゆっくりとした演奏でありながら、間延びは全くありません。それでも他の指揮者のブラームスを聴いていると「おそ~い」とうならされるところが数多くありました。
数値でどれくらい違うのか、気になったので手元の代表的CDでブラームス 1番の演奏時間を比較してみました。

1楽章 2楽章 3楽章 4楽章
カラヤン BPO(1978) 13:15 8:57 4:43 17:36
オーマンディ PO 13:43 9:57 4:46 17:14
トスカニーニ NBC 11:59 8:20 4:33 16:56
フルトヴェングラー WPO(1952)
14:28 10:22 5:08 16:52
ケンペ MPO 13:24 8:48 4:50 16:13
チェリビダッケ MPO 14:57 10:58 5:44 19:47

やはり、遅い、長い演奏です。全ての楽章で最長演奏時間を達成しています。
1割以上も 長い時間の音楽が楽しめるわけです。第4楽章の20分弱は特にすごい。

ライブ収録とはいえ、録音状態は良好です。私には不向きでしたが、この素晴らしい演奏がこの価格で手に入れられる、良き時代となりました。買って聴かないと損してますよ。


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「阪急電車 片道15分の奇跡」 DVD 中谷美紀、戸田恵梨香

2011-11-26 | 映画

15

2011年作品。
阪急電車 宝塚ー西宮北口間の今津線、この電車に乗る人たちの人生や愛を描いた映画。
小豆色の丸みを帯びた懐かしい感じがする阪急の車両。これに乗る人のその時の事件、感情、思いをつなぎ合わせて、観る人に自分の人生を考えさせてくれる。(ことになっている)

151s

結婚相手を奪われその復讐のために披露宴に白のドレスで参加した中谷美紀。同棲相手の暴力に悩む戸田恵梨香。この2人の話が軸となって、進みます。
ストーリーとしては中谷美紀の白のドレスが 立っていますが、それ以外は平凡そのもの。これといった盛り上がり、ひねり無く淡々と進むのみ。全くもって地味な映画でした。

152

私にとっては退屈きわまりない映画。得るものも少なく、時間の浪費という言葉が浮かんだ映画でした。私個人向けには観るまでもない映画であったと言わせていただきます。



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「高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人」 勝間和代

2011-11-25 | 本と雑誌

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小学館101新書 254ページ 740円+税
帯には「本当に頭がいい人たちの共通の秘密を明文化」とあります。そのとおり、本当に頭がいい人はストリート・スマートと表現され、現実社会では役に立たないアカデミック・スマートとの違いを分析して説明しています。

アカデミック・スマートはブランド大学を卒業した成績の良い(成績の良かった)社員の課題を次のように記しています。
答えがある課題は得意でも答えがない課題に対しては対処ができない。対処したふりをする。
生産性という観点が弱い。試験勉強は何時間でもやってきた。このため、短時間でそこそこの成果を出すという割り切りができない。

ストリート・スマートの要素は次の3つに分類される。
・状況理解・判断能力がある
・人の気持ちの機微がよく分かる
・自立心が旺盛だが、独断的ではない

私のメモ
「オッカムのカミソリ」
必要なもの以外は全部そぎ落として、本当に必要なものだけを判断の材料にするために、本当に必要な要素だけを残す という考え方。

「ヒューリスティック(経験則)」
さまざまなことの定理を自分で見つけて、思考を節約すること。


勝間和代さんの得意分野、自己啓発本です。「頭がいい人」になるにはこのような思考法を持ちましょうという流れです。ハズレ率が高くなっている勝間和代さんですが、これはアタリでした。まず、アカデミック・スマートとストリート・スマートの観点から、頭がいい人と言われるのはストリート・スマートであるという斬新な切り口の着目点が良かったです。そして、ストリート・スマートを分析しての語りも、多少冗長な日本企業のエピソード引用がありますが、良しの部類です。
ご愛敬は数回「このように言うと『勝間がこう言っていた』というゼロイチ思考の人たちが勝間叩きをする」と書いておられるところ。ここしばらくの勝間バッシングはご本人は結構意識されているのですね。

久しぶり、勝間本 推薦します。



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「赤ずきん」 DVD アマンダ・セイフライド

2011-11-24 | 映画

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2011年 米国作品。
ヴァレリー(アマンダ・セイフライド)は好きなピーターがいるが、親が決めた相手と結婚することになっていた。ある日、ヴァレリーの姉が狼に襲われ命を落とす。村では毎年生け贄の豚を狼に与えていたが、その約束を狼が破ったとして村人達は狼狩りに出て狼を殺した。そこへ著名な人狼ハンターであるソロモン神父が部隊を引き連れて村に登場、「満月の夜だけ狼に姿を変える人狼がこの村にいる、これを殺す」と宣言。村人達は、ソロモン神父の言葉を信じずに、自分たちが狩った狼の祝いを行っていたところ、実際に人狼が現れ、村人達を食い殺した。人狼はヴァレリーに「共にここから出て行く」ことを迫る。人狼は誰が変身したものなのか・・・。

2

3

グリム童話の赤ずきんを題材とした、ホラーファンタジー映画です。ホラー映画としては怖くないです。ファンタジー映画としては暗すぎます。う~ん、中途半端な立ち位置の作品です。人狼ですから、変身シーンや、人を食い殺す恐ろしくて見たくない画面などを用意してくれるのかと思いきや、全くなし。腕を咬みちぎる程度です。
主演のアマンダ・セイフライドは「マンマミーア」でブレイクした大きな目の女性。彼女なら、恐がって、ハッピーになっての両面とも画になると期待しましたが、裏切られました。魅力を発揮するところが無かったです。

中途半端な作品。お薦めできません。


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「大前研一と考える 営業学」 大前研一 編著

2011-11-23 | 本と雑誌

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ダイヤモンド社 214ページ 1500円+税
営業のプロフェッショナルには多岐にわたる知識、スキルが必要とされる。そして、顧客主義を徹底し、組織の利己主義を押さえ込み、期待を上回るレベルで問題解決を提案し続けなければならない。このような語り尽くされた感のある「営業」というテーマについて大前研一がビジネス・ブレークスルー大学大学院の教授達と取り組み書き起こした書。

はじめに に大前研一さんが次のように書いています。
「アカデミックな研究者が書いた営業本は、自ら営業の経験がないことに加え、過去の事例のなかから比較検討に足るデータを収集・分析し、体系化することが難しい営業分野の特性も手伝って、実践的とは言い難い内容です。一方、成功した営業担当者による営業本は、浪花節的な体験談や成功談に終始しがちで、読後三日ほどは気持ちが高ぶりますが、属人性が強いため、まねるのはほとんど不可能です。」
この状況、すなわち従来の営業本には書かれていないことを理解して、実践していくためにビジネス・ブレークスルー大学大学院の教授陣に、営業のプロフェッショナルのための本を書くチャレンジを求めできあがったのが本書です。
この目的は達成されているように感じます。

次の章立てにて、包括的な解説がなされています。
コンセプト
問題解決型営業の考え方と方法論
マーケティング・マインドのみがき方
セルフ・マネジメント
組織運営とリーダー

私のメモ
・質問力;顧客から情報をもらうための言い方
「ぜひ提案をさせていただきたいのですが、そのためにはまず御社を知ることが欠かせません。そこで一度お話を伺わせてください」
・フィリップ・コトラーのSTP
S:Segmentation
T:Target
P:Positioning
・コンピテンシー
ノウハウ・態度姿勢と成果をつなぐ力
コンピテンシーの高さはいわゆる「優秀さ」とは無関係

大前研一さんの狙い通りの 今までになかった「営業本」となっています。
お薦めです。



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「ヒアアフター」 DVD マット・デイモン

2011-11-22 | 映画

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2010年 米国作品。
フランス人女性ジャーナリスト マリーはバケーション中に津波にのみ込まれ臨死体験をする。この経験が忘れられずに、仕事に悪影響が出ていた。イギリス人の小学生マーカスは双子の兄を亡くしてしまい、悲しみから立ち直れずにいた。アメリカ人のジョージ(マット・デイモン)は霊能者として活躍していたが、現在は自分の能力を毛嫌いして霊能力を使わずに生活するようになっていた。ロンドンでこの3人が巡り会い・・・。

2

マット・デイモンが演じるジョージは手を触れるだけで相手の霊界を見ることができるという真の霊能者。彼を軸として、死と直面した二人が新たな生き方を見つけていくというような話。
ひとことで、「よく分からない」映画。クリント・イーストウッド監督はよく分からない作品を作ることがありますが、これはその最右翼。
私の感性ではついて行けませんでした。
マット・デイモンは大好きな俳優なのに 長い2時間。他のことをしたら良かったと反省した時間でした。


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ベートーヴェン交響曲全集 ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団

2011-11-21 | 音楽

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タワー・レコードの企画 “Sony Classical” スペシャル・セレクション として11/9にオーマンディのベートーヴェン交響曲全集が発売になりました。オンライン価格 4,252円。

これはオーマンディがフィラデルフィア管弦楽団と1961年から1965年にかけて当時のColumbiaに残した録音。1、2、4番は今回が世界初CD化。このコンビのベートーベンは後にRCAに3番を残しているだけです。
少し前まではSONYの廉価版で3、5、6、9番が販売されていましたので、当然これは所有しています。この4曲が重複になりますが、迷わずに予約購入しました。

予想以上の豪華絢爛たるベートーヴェンです。低音から高音まで厚いビロードのような美しく滑らか かつ強靱な弦の上に きらびやかな木管、金管楽器が名人奏者達の手によって豊潤きわまりない響きを作り上げていきます。
フィラデルフィアの奏者達にとっては、控えめな音量、音色に抑制していることが伺えます。300Km/hが出せるフェラーリで100Km/hを巡航しているような余裕をもった演奏です。日本のオーケストラであれば、「ここは120%の力で音を出さねば」となるところも、何の音の濁りも作らずにすんなりと行っちゃいます。
ここのところが、ベートーヴェン(の悲劇性)らしからぬと捉えられ、販売には結びつかないのでしょう。しかし、信じがたいほどの上手いオーケストラです。

録音は半世紀ほど昔になります。しかし、そういう時代を感じさせないフレッシュな音がしています。解説にはマスタリング等の情報の記載がありませんでしたが、所有している単体ものよりも明らかに音が良くなっています。特に低弦の伸び、金管の鋭さは別テイクとも思えるくらいです。
残念だったのは9番。第4楽章のコーラスが入るところは別会場の録音。このため、そこだけがオーケストラの響きが「乾いている」のです。テープに収録されている音に情報が入っていないと、リマスタリングしても音が良くはなりませんね。

初めてベートーヴェンを聴くというお方にはお勧めはしがたいですが、何種類かは聴いたというクラシックファンには ぜひとも一度は聴いて欲しいセットです。


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