へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「大人のオーディオ大百科」 マキノ出版ムック

2015-08-31 | 本と雑誌


マキノ出版 130ページ 980円+税

サブタイトル 「“イイ音” を楽しむ秘訣が満載!」。大人向けのオーディオ入門書。

もくじ
・「最新オーディオシステム」入門
・オーディオがよくわかる最新極意
・プロが大推奨する! 「魅惑のコンポ」厳選セット16
・今、静かなブーム!「アナログレコード」再入門
・厳選オーディオブランドカタログ

「最新オーディオシステム」入門でスピーカー、アンプ、CDプレーヤー、PCオーディオの解説と、代表的機種の紹介。
オーディオがよくわかる最新極意 では機種選び、ソフト、セッティング、使いこなしを解説。
そして、プロが大推奨する!「魅惑のコンポ」厳選セット16 は評論家が選んだコンポの組み合わせ。

私が捉えた新情報としては 音場拡散材、吸音材なるものがクライナというメーカーから低価格で販売されていること。実際にこれを有効に使うのは難しいと思いますが、カットアンドトライで自宅のオーディオルームを最適な状態へ追い込んでいく楽しみがありそうです。

気になる製品
・オラソニック CDトランスポート、アンプ、UBB DAC、ネットワークプレーヤー。CDケース 3枚分の大きさでの装置。
・ラックスマン LX-32u。真空管プリメイン アンプ。
・パイオニア PLX-1000。 テクニクスのSL-1200が製造中止になった今、LPプレーヤーを買うとなればこれになる。

お気軽な入門書です。裏返すと、若い時にそれなりにオーディオにのめり込んでいた大人には食い足りない内容の本。

“イイ音” を楽しむ秘訣が満載!大人のオーディオ大百科 (マキノ出版ムック)
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マキノ出版
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「イントゥ・ザ・ウッズ」 DVD メリル・ストリープ

2015-08-30 | 映画


2014年 米国作品。
ブロードウェイのミュージカルの映画化。

パン屋の夫妻は子供に恵まれていなかった。ある日魔法使いがやってきて、「呪いがかけられているために子供が授からない。この呪いをとくためには、ミルクのような白い牛、赤ずきん、黄色い毛、金色の靴を集めること」と言う。これに従い夫婦は森に入ってこの4つを探す。
白い牛は「ジャックと豆の木」のジャックが街に売りに連れて行った牛。赤ずきんは狼に喰われる少女の赤ずきん。黄色い毛は塔に暮らすラプンツェルの髪の毛。そして金色の靴はシンデレラ。







豪華な俳優を集め、ディズニーの有名なおとぎ話の裏話を融合させたようなミュージカル映画。
パン屋の夫妻が魔法使いに言われた4つのものを集めるところまでは、ついて行けました。しかしながら、これ以降は睡魔との闘いの世界。なにも面白くない。なぜ、こういう話になるのか ということを考える苦行でした。

これは失敗作かと思います。

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「ジャッジ 裁かれる判事」 DVD ロバート・ダウニー JR.、ロバート・デュバル

2015-08-29 | 映画


2014年 米国作品。

シカゴのやり手弁護士ハンク(ロバート・ダウニー JR.)は妻との離婚協議中。ある日母親が亡くなったという連絡が入り、生まれ故郷のインディアナ州の田舎町へ戻る。母親の葬儀の夜に父親のパルマー判事がクルマで買い物に出かける。翌朝ハンクは父親のクルマに傷が付いており、警察がひき逃げの容疑でパルマー判事の取り調べを始める。犠牲者は昔パルマー判事が少女殺害の判決を下した地元の不良であった。ハンクは父親の弁護を担当しようとするが、少年時代の親子の軋轢などがあって上手い協力関係が作れない。



やり手弁護士の息子。地方で判事を数十年間続けてきた父親。父親が故意殺人の容疑で裁判となり、これを息子が弁護することになる。相手側検察も切れ者。検察対弁護のスリリングな法廷対決が繰り広げられます。ここは言葉による格闘技です。
これに加えて、父親のプライドと秘密、そして矜持。数十年間前の息子の自動車事故、親子関係などが横糸になって、事件と人間が描かれていきます。重厚なストーリーです。







最近ではアイアンマンのトニー・スタークが看板になったロバート・ダウニー JR.が勝つためには何でもするという弁護士役。これが上手い。こんなに頭が切れて弁が立てば、陪審員はその気になるなぁ と感嘆します。
父親、地方の頑固な判事役のロバート・デュバルも上手い。こういう頑固な親父、判事がいたら大変だなというの、顔を見ただけで分かります。

シリアスな法廷もの映画。引き込まれました。

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「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」 DVD ジェイミー・ドーナン、ダコタ・ジョンソン

2015-08-28 | 映画


2015年 米国作品。
E・L・ジェイムズ原作の官能小説の映画化。

恋愛の経験が無い大学生のアナ(ダコタ・ジョンソン)が若き企業家のグレイ(ジェイミー・ドーナン)を学生新聞の取材する。二人は逢った瞬間に惹かれ合う。そして、アナはグレイに恋に堕ち、また富豪のグレイはアナに様々な贈り物をする。しかし、ある日アナはグレイにプレイルームを見せられ、契約書を提示される。その契約内容はグレイがアナの食事、睡眠、健康など多岐にわたる拘束が記されており、アナが従属者になることを求めるものであった。



垢抜けしない奥手の男性を知らない大学生と、若くて事業に成功した大富豪の美男子の恋。ところが、この男がSで女性と寝ない、女性に触られるのが嫌というとんでもない嗜好を持っていた。これを除けばセクシーで完璧な男。初めて体の関係を持ち、加速度が付いて好きなってしまうが、SMの一線が越えられない女の子。さて、どうなっていくかとう 恋愛とエロティックな映画。



アナ役のダコタ・ジョンソンが飛び抜けた演技しています。世間知らずの、純愛ばかり考えていた、男を知らない女の子。ある男に逢った瞬間に電気が走って、どうにもならなくなる。この空気が伝わる、微妙な表情をしてくれます。ただし、求められたSMに対しての反応だけが、ちょっと違うなと感じました。



二人の出会いから、少しずつお互いを知り合うところまでは完璧な映画。後半になって、SMに対しての両者のなやみが出てくるあたりから、テンポが悪くなり平均点以下の進行になってしまいました。ストーリーとしては続編が無ければ許されないエンディング。続きはどう作るのかという観点の興味が大きいです。

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「娚の一生」 DVD 榮倉奈々、豊川悦司

2015-08-27 | 映画


2015年作品。

西炯子原作漫画の実写映画化。
堂園つぐみ(榮倉奈々)は東京での不倫の恋に疲れ、会社を辞めて田舎の祖母の家ですらし始める。その祖母が亡くなり、葬儀の後に祖母から鍵を預かっていたという大学教授 海江田醇(豊川悦司)が現れ、離れに住み込む。最初は親子ほど年が離れており、勝手で強引な海江田に反感を覚えたつぐみであったが、次第に心を開き惹かれて行く。



祖母と関係があったかもしれない30歳ほど年上の男との同居。なぜ同居するのかの理由もはっきりわからないが、立ち去らないのでそのまま奇妙な共同生活が始まる。男はつぐみに惚れたとか言い出す。考えにくいどころか、真面目にあり得ないと言いきれるシチュエーション。そこから、ちょっとした事件があったりしてつぐみも男に惹かれてくる。うーん、やはりあり得ません。



祖母の男に惹かれてしまうつぐみの葛藤もわかります。つぐみの描写は念入りですが、海江田のほうは全くの手抜き。なぜ、こういうことができるのか、その時海江田は何を考えているのか とか全く描かれていないので、バランスが偏りすぎています。これは原作に忠実なのでしょうが、合点はいきません。

榮倉奈々はあいかわらず、スタイル良し、笑顔かわいい。恋に破れて暗い顔しているのが、少しずつ笑顔を思い出していくという変化が美しいです。
相手役の豊川悦司は薄汚れた感じの50代男。画面からも加齢臭が充満しそうな感覚が伝わってきます。この匂いを感じさせる役作りは上手いです。



ちょっと理解できないシナリオの映画でした。

娚の一生 DVD通常版
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ポニーキャニオン
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「ゲッタウェイ スーパースネーク」 DVD イーサン・ホーク

2015-08-26 | 映画


2013年 米国作品。

ブルガリアのソフィア。元レーサーのブレント(イーサン・ホーク)が帰宅すると、部屋が荒らされ、妻の姿が無かった。そして男から「妻を誘拐した。無事に返して欲しかったら、警察には届けず命令に従うこと」という電話が入る。命令に従って地下駐車場に置かれたマスタングGT500スーパーコブラに乗り込み、指示に従ってソフィア市内を暴走。途中で謎の少女(セレーナ・ゴメス)を乗せたまま、パトカーに追われながら暴走を続ける。



誘拐された妻を救うために元レーサーが指示に従ってスーパーコブラに乗り込む。そして犯人の意図は判らないが、指示通りのルートで市街地を暴走する。警察車両に追われても、これを振り切ってしまう。この激走で一般市民の死者は出ていないけれど、軽傷者はかなりの数になったいるはず。警察の多数のパトカーやバイクが大破しているので、こちらは死傷者があっても不思議ではないです。妻が救えるかどうか判らないのに、そこまでやるか という疑問はさておき、このカーアクションは楽しめました。

キーとなるのは謎の少女。スーパーコブラの持ち主と言ったり、ITに詳しくてハッキングできたり、妙に肝が据わっていてブレントに協力したり。この役は謎ではなく、無理が多すぎて判らない。こんな少女がいるわけ無い。



犯人の狙いとこれに対しての作戦も、無理無駄が多すぎ。何分の一の確率での成功を何度も繰り返さないと 進まないリスクが高いどころか、宝くじを買うような戦術を選ぶことはあり得ない。
というように、カーアクションを見せるための設定はご都合主義どこか、漫画でもやらない無茶の積み重ねでした。



こういう理屈は抜きにしてカーアクションを楽しめばよいのでしょうが、そうすれば本作のアクションシーンだけを早送りして観るだけになって、映画としての楽しみ無しになります。シナリオを練って欲しかったですね。

ゲッタウェイ スーパースネーク [DVD]
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Happinet(SB)(D)
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「怪盗探偵山猫 鼠たちの宴」 神永学

2015-08-25 | 本と雑誌


角川文庫 300ページ 520円+税

悪党から金を盗む窃盗犯 山猫シリーズの3作目。本書は短編 4作を収録。

知らぬ間に姉がAV女優になってそしてビジネスホテルのバスルームで自殺。警察の処理に疑問を持った妹がバーSTRAY CATでジャーナリストの勝村に相談する。その後バーのマスターも含めて大活劇が始まり。。。

ライトで読みやすいサスペンス小説。そこいら至る所にユーモアがちりばめれていて、弾みの良い文章とあいまって、気持ち良く読み進みます。重厚な小説が読みたいというお方には全く合わないかもしれませんが、食間のスナック感覚でさらっと口にすれば、意外と味わえると思います。

次作は長編をお願いしたいです

怪盗探偵山猫 鼠たちの宴 (角川文庫)
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KADOKAWA/角川書店
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「映画 深夜食堂」 DVD 小林薫

2015-08-24 | 映画


2015年作品。

歓楽街の裏路地に深夜零時から開く食堂がある。その店はマスター(小林薫)一人で営まれており、メニューはビール、酒、焼酎と豚汁定食。これ以外はマスターが作ることができるものなら、なんでも作ってくれる。小さな店だが、マスターの料理と居心地の良さを求めて、毎晩お客が集まってくる。





料理が旨そう。お客さんの話も面白い。小さなめしやの料理を中心に色々な人生が回っていきます。
たまごやき、ナポリタン 食べたくなりました。特に鉄板のお皿にたまごを焼いてこの上にスパゲティを載せたナポリタンが美味しそう。これ、作ってみます。

数個のストーリーが行ったり来たりします。この中では多部未華子の無銭飲食から住み込みの見習い料理人のストーリーが微笑ましい。幸せな話です。



料理と人のやさしさで心が芯から暖まった映画です。

映画 深夜食堂 [DVD]
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アミューズソフト
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「日々ロック」 DVD 野村周平、二階堂ふみ

2015-08-23 | 映画


2014年作品。

榎屋克優原作漫画の実写映画化。
日々沼拓郎(野村周平)は草壁まもる、依田明の3人でザ・ロックンロールブラザーズというロックバンドを組み、他にろくな収入も無いためライブハウスに住み込みで掃除などの仕事をしている。ある日ザ・ロックンロールブラザーズのライブに売れっ子歌手 宇田川咲(二階堂ふみ)が現れる。そして、日々沼拓郎を殴り飛ばしてマイクを奪い自分でロックを歌う。宇田川咲は高校時代に4人組ロックバンドをやっていたが、スカウトされ今はアイドルとなっていた。ザ・ロックンロールブラザーズの演奏の下手さにあきれるが、やりたいロックをやっている彼らを応援するようになる。



ロックだけが生き甲斐の若者達と、これに対して滅茶苦茶なことをやりながら支える周りの人たち。ライブハウスを中心として、ロック好きが暴れ回る映画です。



ヒロイン役は二階堂ふみ。アイドルだけど、本当はロックがやりたい。オモテとウラの顔の違いが面白いです。二階堂ふみはこういう役が合いますね。作品ごとに上手くなっていくのがわかります。楽しみな女優さんです。



発散してしまいそうなシナリオを映画としてまとめたのが竹中直人。バックでバンドを支えるライブハウスのマネージャ役です。勝手で乱暴でもう滅茶苦茶な男なのですが、その裏には「ロック好き連中のために」という筋が一本通っています。

本作の収穫は二階堂ふみ。楽しめました。

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「続 卓球戦術ノート」 高島規郎

2015-08-22 | 本と雑誌


卓球王国ブックス 312ページ 1500円+税

「卓球戦術ノート」が2001年初版、そして続編の本書は2012年初版。

全作は卓球というスポーツに対する精神的な要素が多くあったのに対して、本作は40mmボール、1セット11点制にての卓球の技術論が中心。特に旧来の日本の卓球指導の不備や誤り、弊害についてずばりと切り込んでいます。
中国のスピード、ヨーロッパのパワーに対して日本の卓球はどうあるべきか という高みをゴールとして、このために台上の技術はこうあるべき という解説です。しかしながら、これが初中級者には使えない というものではありません。初心者から、こういう意識でこういう技術を学ぶことが上達につながるという 線のつながりがあります。

第一章から「日本の指導者の多くは、特に初心者を教える時、フォームを最優先に考え、「ボールのバウンドの頂点を打て」という指導を行うが、これは大きな間違いである。」という大胆な提言からスタートします。「ボールの頂点で打て」というのは、私が学生の時に先輩に何度も指導された言葉。またこの頂点で打つという前提で、素振り何百回 やっていました(やらされていました)。実際にゲームになると、ボールの頂点で打てるのは数えるほどしかない。高島規郎さんは、ボールの頂点だけでなく、ボールの縦ラインで捉えて打てるようになるべきと解いています。これはその通り。昔にこの指導を受けたかったです。

前作に続き卓球プレーヤーには有益な説明、使える考え方ばかり。これは貴重な書籍です。

続 卓球戦術ノート (卓球王国ブックス)
クリエーター情報なし
卓球王国
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