へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「ステキな金縛り」 深津絵里、西田敏之

2011-10-31 | 映画

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封切りされたばかりの三谷幸喜監督作品「ステキな金縛り」を観てきました。朝一番の9:15上演開始であったのにもかかわらず、観客の入りは8割以上、良く入っています。流石の三谷幸喜作品です。

勝てない弁護士 宝生エミは妻殺しの弁護を担当することになる。被告人のアリバイを証明できるのは、なんと落ち武者幽霊 更科六兵衛(西田敏行)だけであった。更科六兵衛が見えるのは、被告人とエリの他にはごく限られた人たちしか居ない。更科六兵衛を証言台に立たせて、やり手検察官 小佐野徹(中井喜一)との法廷論争が始まった。。。

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この映画、何度も笑ってしまいました。面白い! 全てのシーン、カットに笑いの要素が盛り込まれています。特に「上手い」と思ったのは 中井喜一。「科学的説明が付かないものはこの世には存在しない」が自説の正義感の強いやり手かつお堅い検察官。法廷に証人として幽霊が登場しての、表情がたまらなくおかしくて笑わせてくれました。

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三谷幸喜作品らしく、オールスター キャストです。女優陣だけでも、主演の深津絵里の他に竹内結子、戸田恵子、篠原涼子、深田恭子という顔ぶれ。佐藤浩市、唐沢寿明も1シーンずつ出ています。佐藤浩市さんにはもう少し出て欲しかったな。
ひとつ余計だと思ったのは、ラストのワンシーン。あれは、不用でしたね。冗長なかんじになってしまいました。深津絵里と中井喜一の「裁判は勝ち負けではない」の会話で終わった方が良かったかと。

やはりの三谷幸喜作品。間違いなく笑いますよ。お薦めします。



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「初体験学習」 橘真児

2011-10-30 | 本と雑誌

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無双舎文庫 294ページ 630円+税
高校2年生の同級生 戸倉進也と小岩井春菜はクラス委員を務める真面目な恋人どおし。優等生らしく健全なつきあいを続けてきたが、ある日の放課後春菜が進也にオナニーを見せてくれと頼む。弟がオナニーらしきことをしていることを目撃してしまったことで心配になった春菜の頼みだった。そこから、二人は性の興味、そして悦びを押さえられなくなり。。。

米国のケイト・ピアーズ、シャロン・ペイジというエロティック・ラブロマンス小説を立て続けに読みました。日本の小説はどんなんだったか と思い、橘真児さんの作品を購入。
この本に関して言えば、全く違いますね。同じジャンルんいは入れられない。
登場人物は高校2年生のカップルと、それぞれの妹と弟。真面目でお堅いつきあいをしているカップルが、少しずつ目覚めて、一段ずつ進んでいくというハッピーなお話です。ただ、これだけでは他作品と差別化ができないので、兄妹の関係、姉弟との関係という微妙なぎりぎりの線の話を合間に盛り込んでいます。

本作品中にも書いてありましたが、「成年向け雑誌は書店、コンビニでは買えないが、ポルノ小説は高校生でも買える」という現実があります。すなわち、中高生がポルノ小説を購入して、性を勉強(?)することがあるようです。このために、高校生を登場人物とした小説がやたら多く書かれていると推論できます。

清く正しく健全に高校生が性を体験していくという小説。気楽に楽しめました。


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「鍵のかかった部屋」 貴志祐介

2011-10-29 | 本と雑誌

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角川書店 334ページ 1600円+税
防犯コンサルタント榎本と弁護士 青砥純子のコンビの第3弾。4つの密室殺人事件のトリックを解明する。
「佇む男」
「鍵のかかった部屋」
「歪んだ箱」
「密室劇場」
このコンビの作品としては3作目。私は2作目「狐火の家」を読んでいなかったので、1作目の長編「硝子のハンマー」に続いての2作目となりました。
密室もの殺人事件はディクスン・カーの古典作品群があります。多数の作品がハヤカワ、創元推理から出ています。これを読んで目が肥えた読者が多い日本で、あえてこのカテゴリーに挑み続ける貴志祐介さんは、かなりの密室マニアであると想像しています。トリックが出尽くした感がある密室もので、この4短編も含め全てが斬新です。ディクスン・カーを調べ、検証し尽くした後の作品であると思います。
「佇む男」「鍵のかかった部屋」「歪んだ箱」は点数が高いです。しかし「密室劇場」は他3作と比べると、1ランク下と評価しました。その理由は・・・推理小説のネタバレは許されないので、ここに書くことはできません。

私は貴志祐介さんは長編の作家あると思っています。今回もそうですが、短編では人間心理の描写などの内面の書き込みが少なくなります。そうなると、貴志祐介さんの特徴が影ってしまいます。希望を言わせてもらうと本作の4短編を材料として長編を書いて欲しいです。


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「GANTZ」 DVD 二宮和也、松山ケンイチ

2011-10-28 | 映画

Gantz

2011年 作品。
就活中の玄野(二宮和也)は地下鉄の駅で幼なじみの加藤(松山ケンイチ)に出逢い、そこで線路に落下した酔っぱらいを助けたが2人とも惹かれて命を落とす。しかし、東京タワーの見えるマンションの一室で意識を取り戻す。そこにはGANTZと呼ばれる黒い球体があり、これの指示によって異星人との戦いを行うことになる。ここで、異星人を殺せばポイントが与えられ、100点になると生き返ることができる。ネジ星人、田中星人との戦いで、玄野は戦いのコツをつかんでくるが。。。

Gantz2

奥浩哉原作のマンガの映画化。ここのところマンガ原作の映画で滑った作品が多かったので、大きな期待はしていませんでしたが、これは丸でした。面白かったです。
なぜ異星人と戦うのか、こういうことを考えずに、映像に引き込んでくれました。
また、ヒロイン岸本役の夏菜さんも色を添えてくれて、陰気になりがちなSF映画を明るくしてくれました。いえ、夏菜さんのボンテージとも言える姿は素晴らしかったです。

Gantz_2

これはお薦めです。


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「不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか」 高橋克徳 他

2011-10-27 | 本と雑誌

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講談社現代新書 206ページ 720円+税
ギスギスした職場が増えている。この状況とその理由、原因、そしてこれに対しての処方をグーグル、サイバーエージェントの例をもって説明しています。
第一章 「いま、職場で何が起きているのか」 では、多くの職場で実際に起こっている現象についての説明がなされています。ここでは、「こういうの、あった。これは今もある」というエピソードが満載です。
この章のあと、何がこの要因になっているかの説明。景気後退と米国式マネジメントの正しいとは言えない導入。。。
あれれと思ったのが、この課題解決についてはグーグル、サイバーエージェントの企業内活動の事例で済ませてしまっていること。事例を挙げての説明という意図があったかもしれませんが、読者からすると「事例で説明を逃げた」との感ありです。
このため、「グーグルではできても、こっちでは無理よ!」という気持ちがわき上がってきました。
「こうすれば課題解決に近づける」という切り口の書き方が欲しかったです。これは著者 4名という共同執筆の悪影響でしょうかね。

今ひとつ煮え切らない書籍でした。


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「塔の上のラプンツェル」 DVD

2011-10-26 | 映画

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2010年 米国作品。ディズニーのアニメ映画。
森の中の塔にラプンツェルという18歳の少女が暮らしている。彼女は実はこの王国の国王の娘であったが、赤ん坊の時にゴーテルに誘拐されここで育ったのであった。ラプンツェルの金髪には、傷を直しまた若返らせる力があり、ゴーテルはこの力を利用するためにラプンツェルを騙してここに暮らさせていた。
ある日、お城からティアラを盗んだフリン・ライダーが追っ手から逃げるためにラプンツェルの住む塔に入るが、ラプンツェルによって気絶させられてしまう。。。

3D(3次元描画されたという意味)のアニメーション映画です。実写映画と見えるくらい3次元描画が美しいです。
意図的に人物や動物はアニメ調、すなわち目を大きくして、また性格を強調したデフォルメがなされています。一方で手、足の絵や動きは実写と変わらない仕上がりです。
大きく描かれた目が、感情を語ってくれます。「目は口ほどにものを言う」なんですね。
ヒロインのラプンツェルが、時々 成海璃子に見えたのは私だけかな。

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ストーリーはディズニーのお定まりのハッピーエンド・ラブストーリー。途中のひねりが少なかったかな。盛り上がりがもう少しあっても良かったように感じました。

ラプンツェルというのは原作グリムの原題です。日本人には発音しにくいし、覚えにくい。例えば「塔の上のポニョ」とかいう題名にしたら、日本で もっと流行ったのではないかと思います。Wikipediaで調べたら、米国では「Tangled」(タングルド)という題名だったそうです。日本では原題に戻しちゃったんですね。

3次元描画の究極版といえるアニメ。これは楽しめます。


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「追悼 スティーブ・ジョブズ」 Mac Fan 2011年12月 臨時増刊号

2011-10-25 | 本と雑誌

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マイナビ 112ページ 476円+税
10月5日に永眠したアップルの創業者 スティーブ・ジョブズの追悼のためのMac Fanの増刊号。
表裏表紙 それぞれから1ページが始まり中綴じのところで終わるという凝った体裁。一方は「Apple_ism」、他方が「Apple_story」として構成されています。・・・私はこの構成に最後まで気づかず、「ページの編成が下手な雑誌だな」と思い続けていましたが。こちらが後側の表紙です。

Photo_2

Apple_ism
「半歩先の夢の実現」
初代Macintoshが、あまりにも進歩的過ぎたが故に販売が低迷。これが原因となって一旦Appleを去ることになった。大半の人々が判断の付かない製品を出してはなら無いことを学んだスティーブは、10年後に復帰した時にこの反省を踏まえて、半歩先の夢を提示するようになった。
「主要な社内ポジションがCEO直属となる組織」
スティーブが1985年にアップルを辞めざるを得なくなった原因のひとつに、ピラミッド型の官僚的な組織構造があったと考えていた。ピラミッド型では意思決定に関わる回想が多くなりすぎ、プロセスに時間がかかってしまう。また、この階層を上がることがキャリアを積む目的となり、内部的な権力闘争が起こる可能性が高くなる。新生アップルでは、CEOの下に主要な社内ポジションが直結する組織を作り上げた。

「ジョブズのデザイン哲学」
ABS樹脂→ポリカーボネイト・チタン・ステンレス→アルミニウム・ガラス と素材が遷移。ここにはAppleの、すなわちジョブズのデザイン哲学が連綿と続いています。


過去のMac Fan記事からの引用があることは想像していましたが、あまりにも多い。今回の書き下ろし記事が少なすぎます。
特に、3週間前に読んだMac Fan 11月号の記事がそののままで10ページ以上あったのには辟易しました。
過去のページをそのまま使うが故に編集ができず、前後の章とのつながりも悪く、読みにくい。
手抜きしずぎたMook本でした。Mac Fanの購読者は買うまでもありません。



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「アンドロイド2040」 DVD ジェシカ・ドレイク

2011-10-24 | 映画
2040

2009年 米国作品。
2040年、新たなウイルスが蔓延してセックスが消滅。人類の性行為は自慰のみとなり、アダルトビデオ産業が発展。そうした中、性行為を目的とした人間とそっくりのアンドロイドが開発された。これは最高の美貌とテクニックを持ったセックス・マシーンであった。

どのようなウイルスが発生して、社会がどのようになっているかは、最初のナレーションの説明だけ。それ以降は開発されたアンドロイドとの性行為が次々と描かれるだけ。
そして、DVD終了時に「to be continued」の表示で尻切れトンボで話が終わってしまいます。70分という短尺の映画だから我慢できましたが、これはひどい映画。
ストーリー無し、盛り上がり無し。
観ること イコール 時間の無駄 という映画でした。


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シトロエン C4 レポート その19 (CITROEN C4)

2011-10-23 | クルマ

Dscf0947s

7月下旬以来、3ヶ月ぶりのレポートです。この間順調に走行距離を伸ばし、3万キロを突破しました。
3ヶ月で3218Km走って、363.05Lのガソリンの飲み込みました。平均燃費は8.86Km/L。この時点までの納車以降の平均燃費7.97Km/Lを大きく上回りました。エアコン フル稼働の期間に燃費が向上している要因としては、長距離の移動(城崎、岐阜)があったこと、そして6月のECUのファームウェアのバージョンアップの影響があるのではと思われます。

7月に報告した運転席のパワーウインド・スイッチの不具合(助手席のウインドの動作不良、再現性がふらつく)が頻発するようになりましたので、少し早いですが12ヶ月点検も兼ねて1週間 入庫しました。
12ヶ月点検はサービス契約に入っているので、オイル・エレメントの部品代と交換工賃の3885円のみでした。
肝心のパワーウインド・スイッチの不具合ですが、「スイッチ部品を交換しましたが、1度だけ現象が再現しました。他に要因がありそう」と工場長談。さらにC4を引き渡してもらう直前に、工場長が動作を確認したら、現象再現。運転席のパワーウインド・スイッチの助手席のボタンが機能しません。なんと、気まぐれなクルマなんでしょう。(シトロエン オーナーはこんなことでは決して怒ったりしません)
工場長から プジョーも含めてこの現象の他情報の調査を進めてもらう旨の説明を受けて、今回は退院としました。

1月に発覚して、連絡を入れている運転席のシートヒーターが動作しない不具合については、未だにシトロエン本社からの部品(シート全体の取り替えになるらしい)の入荷が未定とのこと。そろそろ朝晩、シートヒーターが欲しい時期になってきます。早く何とかして欲しいな。

Swifts

Swifts_2

こちらが1週間共にした代車。前回も借りた スイフト 1.5L 4WDです。ギアのベアリングの不具合(うなり)の修理がなされており、快適な運転ができました。6万Km以上走行していますが、ボディのヤレは感じられません。
うちの1.2L 2WDと比べると、この4WDは「曲がらないクルマ」です。交差点ではなく、ワインディングでのコーナリングが曲がらない。このあたりが4WDの性格ですね。





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「MBA流キャバクラ経営術」 サイモン・バーソロミュー・カワシマ

2011-10-22 | 本と雑誌

Mba

ライブドア・パブリッシング 256ページ 1200円+税
今まで経験と勘と度胸でやられているキャバクラ経営に対して、MBA流に分析、計画立案、実行、チェック、フィードバック。これに従って実際にキャバクラを開店させ大きな利益を上げたという実績に基づいた解説書。

著者は大手小売業のマーケティング部門、投資会社そして現在は出版社に勤務するサラリーマン。この傍らでキャバクラ経営を始めて年収5000万円を達成。
キャバクラ経営を始めるにあたり、「環境分析」「キャバクラ経営の本質」「製品・商品」「価格」「演出」「チャネル」「プロモーション」の分析を実施。これを本書にまとめています。
たとえば「環境」の分析では、景気低迷によって企業の交際費が大幅に削減されキャバクラの客層も交際費族から一般のサラリーマンや中小企業経営者が変化。石原知事の取り締まり強化によって、開店のエリアやキャスト・スカウトの方法が変化したなどの分析がなされています。
「製品・商品」の章ではステータス・オークションの論理にてキャスト間の嫉妬発生の課題解決をはかる手法が紹介されています。ステータス・オークションはこの本で始めて知った言葉です。
キャバクラの経営のみならず、他の業種、業務にもこの本の考えは展開できます。

本題に「MBA流」と付いていますが、これはあくまでも本を売るためのネーミングです。4P分析、損益分岐点分析など、マーケティングの入門書レベルの分析テクニックの説明に留まっています。これ以外は、キャバクラ経営にあたって、たとえばキャストやスタッへの気配り、モチベーションアップの手法などのノウハウの記述になります。著者名サイモン・バーソロミュー・カワシマも、MBAらしく聞こえるように考えられたペンネームかと思います。ずばり、MBAとは言えない内容です。このあたりは、作者か編集者、出版社のあくどさが見え隠れします。

MBA流という言葉を切り離して読めば、キャバクラの開店・経営についての学び、またこれの水平展開として、数値での把握+人間の心の把握 という観点の書籍としては優れた内容かと思います。


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