ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」 カルロス・クライバー指揮 バイエルン放送交響楽団

1983年のライブ録音
クライバーのベートーヴェンはウィーン・フィルとの5＋7番、バイエルン放送交響楽団との4番と7番のライブ録音を持っています。そして今回、この6番をTower Recordsの店頭で購入。

まず結論から。
こんな「田園」は聴いたことが無い。田園に対しての認識が変わってしまいました。
ベートーヴェンの偶数番号 交響曲は柔和な女性的な音楽であると解説されていましたし、私自身も数多くの演奏を聴きそのとおりのことを思っていました。
ところが、この田園は・・・険しい男性的演奏。嵐のシーンは、心がすくみ上がりました。
実際にここでは弦楽器が悲鳴を上げています。こんな弾き方をしたら弦が切れるんじゃないかって、そんな感じです。

録音ははっきりいって良くありません。せれでもなおかつ、こんな鬼気迫る迫力が伝わって来るのですから、良き録音、いや、生演奏を聴いたら 寿命が縮まる思いをしますよ。

田園 のCDを1枚だけ持つという場合には、こいつはお薦めできません。今まで何種類かの田園を聴いたというお方は、これを聴かないと損失 大きいですよ。すぐに買って聴かれることをお薦めします。


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