へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

卓球レポート 2016年8月号

2016-07-31 | 本と雑誌


タマス 130ページ 440円+税

卓球用品の世界No.1 ブランド「バタフライ」のメーカー タマスが発行する卓球専門 月刊誌。ウィキペディアによると、1957年9月創刊。私よりも1年少々 年季が入っています。40年ほど昔、高校時代に卓球用品店で 当時中綴じの卓球レポートを購入して読んでいました。これが、今は紙質が良くなり、8割がカラーページの 背綴じの立派な本になっていました。

本誌はタマス バタフライ製品のプロモーションが第一の目的であありますが、このため卓球の技術解説がメインとなるページ構成。卓球競技者の技術レベルを向上させる、競技人口を増加させる その結果 バタフライ製品の販売増につながるという 大きな循環系を考えた冊子です。他社の広告ページが無いのは当然として、バタフライ製品広告は裏表紙の2ページ、テナジー05とレゾラインというシューズのみ。ここまで商業性を排他していることに驚くばかりです。

本号の特集は香港の黄鎮廷(ウォンチュンティン)。現在世界ランク8位のペンフォルダーの選手。彼の裏面ドライブにフォーカスしています。ロングボール、ツッツキ、チキータなど、このために撮影した連続写真での解説。下回転サービスに対するチキータのラケット面角度が「信じられません」。バックスイングからインパクトまで、ラケット面がコートと平行と言っても良いくらいに寝ています。私の常識では、これではボールがネットまで届かない。ボールを捕まえて持ち上げつつ回転をかけています。これは黄鎮廷の手首を中心としたスイングの速さと、寸分の狂い無い打球点によって可能となっているところです。自分のバックハンドも、もっと面をかぶせて打てるように 練習しよう。

卓球Report(卓球レポート)2014年 11月号
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「陸王」 池井戸潤

2016-07-30 | 本と雑誌


集英社 590ページ 1700円+税

埼玉県で100年続く老舗足袋業者のこはぜ屋は業績はじり貧で社長 宮沢は常に資金繰りに頭を悩ませていた。宮沢は自社の足袋の製造技術を活かして素足感覚のランニングシューズを開発・販売するという新規事業にとりかかる。数名の社内プロジェクトチームを立ち上げ開発に着手するが、ノウハウ無く、営業網無く、資金も無い。しかし、社内の仲間の熱い心がシューフィッター、陸上選手などの心を動かせて。。。

池井戸潤の「下町ロケット」に代表される企業もの。今回も魅力ある登場人物がたくさんいます。弱者(二十数名の企業)、融資してくれない銀行、社内の経理担当の番頭さんや江戸っ子のおばさんたち、これに巻き込まれていく社外の協力者、一筋縄ではいかない癖の強い特許を持った元経営者、こはぜ屋の前に立ちはだかる大メーカー、社長の息子。
ランニングシューズの市場規模、トップアスリートに使わせてこの宣伝効果で販売を進めるマーケティング。技術面ではソール、アッパーの素材に求められる機能、アスリート単位で、またレースの種類、コースに合わせてのソール作りという物語に臨場感を与える調査をその書き込みも池井戸潤ならでは。そして、登場人物が怒り、笑い、そして泣く。本作も好く泣きますね。これに読者もついつい引っ張られてしまいます。

ものつくりの心を大切にする企業理念、これに加えて経営者とその息子達の人の成長がサブテーマとして 描かれた面白い作品。本作も読み終えて「良かったなぁ」と心暖まります。

陸王 (集英社文芸単行本)
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集英社
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「ワイルド・ギャンブル」 DVD ライアン・レイノルズ

2016-07-29 | 映画


2015年 米国作品。

ジェリー(ライアン・レイノルズ)は、ギャンブルにはまって借金まみれの生活をしていた。ある日、若いギャンブラーのカーティスと出会い、彼と一緒にいるとツキが回ってくると感じた。ジェリーはカーティスと共に各地のカジノを巡る旅に出る。そして、この旅でジェリーは自分の人生を見つめ直していく。





この映画は なんでしょうか。スバル レガシーに乗って2人のギャンブラーが各地のカジノを転戦。その過程で自分の人生に気付き、見直して。だらだらとストーリーが続きます。話は進みません。映画の半ばから、いや1/3時点からはひたすら睡魔との闘いです。
何を伝えたいのかは分かりますが、その方法がよろしくない。イベントも小さな物ばかり。盛り上がり無し。

こんな酷い映画を良く作ったなぁと感心するばかり。本年観た最悪作品の最有力候補となりました。

ワイルド・ギャンブル [DVD]
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アメイジングD.C.
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「鬼談百景」 DVD 竹内結子

2016-07-28 | 映画


2016年作品。
小野不由美原作のホラー小説 短編集から 10作を選んでの映像化。
原作は99話収録。100話目は長編「残穢」。

映画「残穢」のスピンオフの位置づけの作品。小説家の私(竹内結子)は読者からの手紙を素材としてホラー小説を連載していた。その手紙を「こんな手紙が届いた」から紹介する形でホラーが進む。
リスト
1.追い越し
2.影男
3.どろぼう
4.一緒に見ていた
5.空きチャンネル
6.尾けてくる
7.続きをしよう
8.どこの子
9.赤い女
10.密閉

「密閉」、「追い越し」、「一緒に見ていた」 の3作が秀でた作品かと。はずれも半分位あります。ホラーものは観る人に合う合わないが鮮明なので、はずれ評価が半分あっても全体としては平均レベル以上です。







本作はなんと言っても、竹内結子の語りが秀麗。彼女の声の「こんな手紙が届いた」で始まるだけでわくわく感が高まります。良い声してますね。

鬼談百景 [DVD]
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またまた ニッタク ファスタークG-1 ラバーの貼り替え

2016-07-27 | スポーツ


Nittaku Faster G-1 Middle/Black

愛用ラケット バタフライ ガレイディアT5000-FLのフォア面のラバー ニッタク ファスタークG-1。また貼り替えました。前回は使用開始後 4ヶ月であったのですが、今回のインターバルは1ヶ月と3週間。短いです。
貼り替えとなった直接的な原因は周辺部分のラバー表面の破れ、裂け目発生 と 全般なへたり。テンション系ラバーのテンションが低くなったという感触を感じ始めました。先日の内藤選手とのゲームの 最終セット 9-10 の三球目攻撃 フォアストレートがネットミスとなりましたが、新しいラバーだったらネットを越えていたと思います。用具のためにこういう取り返しのつかないミスは、自分が悔しいだけでなく相手にとっても失礼になるので、繰り返さないことを心しました。「道具のせいにしてはだめ」とか言いますが、そんなことはない。ベストの道具を選んでこれを使いこなすことが正道と考えます。

ラバー表面の破れ箇所。バックハンドのツッツキで、フォア面が卓球台に接触してしまうと、こんな風に表面が破れます。ファスタークG-1は少しのことで破れてしまうので、消耗が激しいです。



貼り替えた新ラバー。
気温が高いので接着剤(フリー・チャック2)の乾燥が早い。手際良く接着剤を伸ばさねばなりません。



重量 181g。貼り替え前と変化無しです。



ニッタク(Nittaku) ファスタークGー1 レッド(20) 厚(A) NR8702
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ニッタク(Nittaku)
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「ネオ寄生獣」 岩明均

2016-07-26 | アニメ・コミック・ゲーム


アフタヌーンコミックス 292ページ 920円+税

実写映画化もされた岩明均の名作漫画「寄生獣」。12人の作家が描いた寄生獣のサイドストーリー集。
収録作品
萩尾望都 「由良の門を」
太田モアレ 「今夜もEat It」
竹谷隆之 「ババ後悔す」
韮沢靖 「PARAGANT」
真島ヒロ 「ルーシィとミギー」
PEACH-PIT 「教えて! 田宮良子先生」
熊倉隆敏 「変わりもの」
皆川亮二 「PERFECT SOLDIER」
植芝理一 「ミギーの旅」
遠藤浩輝 「EDIBLE」
瀧波ユカリ 「寄生!! 江古田ちゃん」
平本アキラ 「アゴなしゲンとオレは寄生獣」

1本目「由良の門を」が圧巻。岩明均 自身がスピンオフ作品を描いたような、構成と重厚さがあります。
2本目「今夜もEat It」もこれに劣らず、原作の持つ不気味さを継承した佳作。仁太郎の表情は原作そのもの。
「教えて! 田宮良子先生」は笑いました。高校生の悩みに対する田宮良子とミギーのからかいが面白すぎます。実際にこういう話があっても不思議はなかったかな。

ネオ寄生獣 (アフタヌーンKC)
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講談社
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「ザ・ガンマン」 DVD ショーン・ペン、ジャスミン・トリンカ

2016-07-25 | 映画


2015年 アメリカ、イギリス、スペイン。フランス作品。

元特殊部隊の狙撃兵 ジム(ショーン・ペン)はコンゴの大統領を暗殺。その指示に従い恋人アニー(ジャスミン・トリンカ)を置いて国外に逃げる。その8年後、NGOのメンバーとして井戸掘りをしていたジムを武装した男たちが襲撃する。コンゴの大統領の暗殺に関わった仲間達が次々と殺されていることを知ったジムはこの敵に向かい合う。



元特殊部隊の腕利き狙撃兵。自分を襲った組織を追うが、脳の病気を発症してでめまい、ふらつきなどの症状が発生し、寿命も短いと医師に宣告される。8年前に別れた恋人と再会。腕の立つ男に身体の時限爆弾。そして、花でありかつ弱点ともなる恋人。サスペンスを高めるセオリー通りの環境設定です。残念なのは、敵が思ったほど強くないこと。ここが、大きな壁であり、何を仕掛けてくるか分からない不気味さを持った組織として描ければさらにスケールが大きくなったところです。



相手役のジャスミン・トリンカが可憐でセクシー。彼女が本作に彩りを加えてくれました。



アクション物としては控えめ、地味です。最近のアクション物は5分ごとに見せ場を作りますが、本作はそう言うことはやっていません。もう少しじっくりと俳優の演技を観てくださいという作りです。

ザ・ガンマン [DVD]
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「「MOZU」大杉探偵事務所-砕かれた過去編」 香川照之、伊藤淳史

2016-07-24 | 映画


2015年作品。
MOZUのスピンオフドラマ。もうひとつのスピンオフドラマ「美しき標的編」とはうって変わって、MOZUの本筋につながるハードボイルドの色合いが濃い作品。

大杉(香川照之)の探偵事務所にお天気キャスター小池リサがやってきた「死んだはずの双子の妹の消息を探って欲しい」との依頼を受ける。大杉は警察巡査の鳴宮(伊藤淳史)とともに、昔 心臓博士が人体実験していたと言われる廃病院を探っていく。



お天気キャスターが持ちかけた謎解きによって、過去大杉が警察を辞めることになった事件が蘇りこれを見つめ直すことで大杉が次の段階へ進めるようになっていく。現在進行形の事件よりも大杉と三島刑事が追っていたアイスピック殺人犯の佐藤の事件の比重が大きいです。最初はドラマを観ていない私には難解なストーリー。突然話が過去に飛ぶところが付いていかなかったりしました。時間に経過とともに、背景が理解できて、大杉が警察を辞めた事件が分かり、話の縦軸横軸が固定できました。本作も含め、映画とスピンオフを楽しむにはドラマを先に観るべきです。





映画と「美しき標的編」、そして本作を観て大杉は香川照之に合わせて作ったかのようなはまり役との認識を持ちました。銃で撃たれるハードボイルドと、ハードボイルドには欠かせないユーモアのバランスが絶妙。スピンオフドラマをあと数作 作って欲しいです。

「MOZU」スピンオフドラマ 大杉探偵事務所~美しき標的編・砕かれた過去編~【DVD 2枚組】
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TCエンタテインメント
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卓球王国 2016年9月号

2016-07-23 | 本と雑誌


卓球王国 234ページ 667円+税

リオ五輪事前特集<後編>がメイン記事。前編が男子であっので、今回は女子の出場3選手 石川、福原、伊藤で構成。 表紙も3選手の写真。合成写真です。
3選手のインタビュー記事 各選手 4ページで構成。今回は「突っ込みが浅いなぁ」と感じるインタビューでした。ロンドンと同じ銀メダル、もしくはその上の獲得を期待します。世界からマークされる、しかも「中国の1位は揺るぎないので、日本を倒して2位狙い」と標的にされていると思われるので、ロンドン以上の激戦が予想されます。

「ロングセラーの秘密」はアームストロングのアタック8。1993年発売の表ソフト。福原愛が愛用していることで、使用選手が増えました。
表ソフトでありながら、粒の高さが1.2mm。一般的な表ソフトの1.0mmよりも高く、粒高ソフトの1.4mm以上 よりも低いという微妙な粒の高さ。またシートが極端に薄く、粒が倒れやすい。これ故に、表ソフトの攻撃と粒高のナックルの両面を使い分けることができるというラバーになっています。
さらに、粒の大きさ、厚さ、スポンジ硬度のバリエーションによって、94種類の展開となっています。この中から自分のプレイスタイルに合ったラバーを選んでくださいというマーケティングです。でも、自分に似合うメガネやブレスレットを選ぶのとは違って、購入してラケットに貼って、打ってみて 自分に合う合わないを判断するラバーで94種はどうでしょうかね。小回りが効くアームストロングの企業規模だからできる施策ですが、流通の課題も含め、ユーザーにとっては、選ぶのも難しいラバーになっているように思います。

「神のレシーブ」はツッツキ。下回転、ナックル、上回転をツッツキでレシーブする技術とその練習方法の解説です。実は先日の試合のファイナルセットで、内藤選手に横上回転サービスをツッツキで真下回転に上書きレシーブされて3球目をミスしました。あの下回転の切れ味は仰天。今思えば、本号が1ヶ月先に出ていたら、仰天もせず3球目のミスも無かったかもしれません。

卓球王国 2016年 09 月号 [雑誌]
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「新型ロードスターのすべて」 ニューモデル速報 第361弾

2016-07-22 | 本と雑誌


三栄書房 ASB電子雑誌書店 92ページ ロードスターのすべて3冊300円キャンペーン

ロードスター 3代目 NC型のムック本。電子書籍。

初代 NA型 1989-1998年
2代 NB型 1998-2005年
3代 NC型 2005-2015年 本ムック
4代 ND型 2015年- 現行型

初代、2代目は同一プラットフォームを使用。NC型で基本設計をRX-8と共用するプラットフォームに変更。デビュー前には 「3代目ロードスターはRX-8と同じプラットフォームとなる」 すなわち、肥大化して嫌だなぁ という噂が流れました。実際のところはRX-8とは別プラットフォームとなっています。全幅が1.7mを越えて3ナンバーになり、エンジンも2000ccと大きくなりました。サスペンションもフロント ダブルウィッシュボーン、リア マルチリンク と変更。大規模なモデルチェンジでした。

さてこのNC型が好きか否か? 私はダメ。歴代の4種の中でこのNC型だけはダメ、乗りたくないクルマです。
その理由はエクステリア・デザイン。目(ヘッドライト)の取り付け位置が妙に高く、クルマの顔として成立ない、落ち着きどころのないデザインです。この顔を私は認めることができないのでダメなのです。
またフェンダーやドアのライン(面)もまったりとして、躍動感を感じない。悲しいエクステリアです。
2代目アテンザ、2代目アクセラが登場する2008年以降のマツダのデザインは一挙に垢抜け。街で走りすぎる姿を目で追うというような 美しさがあります。NCはこの前のマツダ・デザインの蛹の時代に生まれたと考えれば納得できるところがあります

新型ロードスターのすべて (ニューモデル速報 (第361弾))
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