SUZUKI WAGON R HYBRID FX
ハスラーの代車に新型ワゴンRのハイブリッド車を借りました。FXはノンターボでは真ん中のグレード、ハイブリッドでは安い位置のモデルです。
2017年2月発売の6代目。5代目のS-エネチャージ(ハスラーにも搭載)を進化させたマイルド・ハイブリッド・システムを搭載した車種をメインとしたラインアップ構成。リチウム・イオン・バッテリーの大容量化、モーター機能付発電機の高出力化などが図られ、アイドリングストップ後 最長10秒間のモーターだけの走行も可能となっています。また、モーターアシストの速度域も拡大され、軽量化とあいまって燃費も向上しています。
ブリスクブルーメタリックという光沢の強いブルー。目立つ色です。
リアウインドウの形状に特徴があります。台形のウインドウ・フレームはトヨタのアルファードに類似しています。
Bビラーの頂点をブラックアウトしたのはスイフトからの流れでしょうか。
ウインドウのラインが発散、バラバラに見えて落ち着かないデザインに感じます。
運転席周り
ダッシュボードは棚の形式。中央にちょこんと、ナビが乗っかる形となります。このクルマは純正メモリーナビが装着されていました。その下、1 DINサイズのカーオーディオのように見えるのがエアコンのコントローラー。温度と風量調整を上下レバーで行うというアイデアで、薄型化がなされています。
メーター
センターメーター形式です。大きな速度計の左にタコメーターを標準装備。見やすいです。右 1/3の領域にオレンジ色でハイブリッド・システムの動作状況が表示されます。プリウスの簡易版という感じです。
タイヤ
軽自動車定番のダンロップのエナセーブ EC300+ 155/65R14 というごく標準的なタイヤが装着されています。
リアドアの傘ホルダー
リアドアの両側に傘をたてるホルダーが用意されています。実際に試すことはしていませんが、雨の多い日本では役に立つ装備ですね。
運転
「可もなく不可もなく」という表現かなと思ったのですが、違いました。「不可無し」です。乗り換えて、運転開始して、全く違和感無し。思い通りに動いてくれます。ハイブリッドやアイドリングストップを意識することも無し。減速時に発電機の負荷が増えた際に急な減速感が立ち上がるような違和感が全くありません。制御系(ソフト)の完成度も高いようです。
コーナーを攻めると、ロールが大きく、さらにタイヤが負けそうになって、「これ以上のスピードでコーナリングするのは危ない」という信号を感じて、優しく運転するようになりました。あと2割くらいは踏ん張って欲しいところですが、このあたりの味付けも上手いと思いました。
新型ワゴンRのすべて (モータファン別冊ニューモデル速報 Vol.549) | |
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