
1986年発売の うしろゆびさされ組 のファースト・アルバム。 このユニットは オリジナル・アルバム 2枚、ベスト・アルバム1枚(21世紀になってから数枚のベスト盤が発売されたが、これは私はカウントしない)のリリース。

うしろゆびさされ組はおニャン子クラブからTVアニメ「ハイスクール!奇面組」のために高井麻巳子と岩井由紀子が選ばれ結成したデュオ・ユニット。プロ野球で例えると 1軍半の2選手を組ませて本業以外で売り出したという感じ。それでも、当時のおニャン子クラブの勢いで、おそらく秋元康の想定外の売上を叩き出した。


今聴くと、妙なテンションの高さの無い、ふんわかした雰囲気を持った高井麻巳子と岩井由紀子が良い味出してる。 このアルバムのタイトル「ふ・わ・ふ・ら」 通りの佳作となった。

1984年リリース。
安田成美もこの当時の多くの女優と同じく、女優が歌ってレコードを出したという代物。彼女の場合は、これの極めつけというマーケティングがなされた。

1984年1月に宮崎駿の映画「風の谷のナウシカ」のイメージソングで歌手デビュー。なお、この楽曲は映画本編では使用されなかった。そして同年4月にファースト・アルバムをリリース。そして、この7ヶ月後の11月に本作「安田成美全曲集」というベストアルバムをリリース。この間にシングル盤が4月、7月、10月に発売。LP 1枚、シングル 4枚で この全曲集 を作って売っちゃった。

この後、安田成美はシングル 1枚、LP 1枚で新作を終了している。女優 兼 歌手 を超短期間限定で売るマーケティング。歌ははっきり言ってうまくない。本人も本気ではないのがよく分かる。それでも、このこの当時 バブリーな日本の音楽産業はこのような「消費」で潤っていた。

1979年発売。 二十数枚目のアルバム。
1971年のファースト・アルバム「なのにあなたは京都へ行くの」から8年間で 25枚もしくはそれ以上のアルバムをリリース。こおうちのおよそ半分が、ベスト盤。 当時のレコード会社の典型的なビジネス形態に乗せられたデュエットと言える。

本作は、この当時の『ニューミュージック』のカバー集。
収録曲:夢想花、天までとどけ、いい日旅立ち、夢一夜、たそがれマイ・ラブ、マイルド・ウォッカ、みずいろの雨、季節の中で、わかれうた、こおろぎ橋、青葉城恋唄、さよならだけは言わないで
どれをとっても、聞き惚れてしまうチェリッシュの世界。松崎悦子の歌唱力とその声質は、うまくて嫌味のない可愛さがあって、聞き飽きることがない。

週末に買い出しに行く スーパーの屋上駐車場で発見。


1985年頃のクルマ。それまではオフロード用途との認識が強かった四輪駆動をAudiがフルタイム四駆 = 超高速領域の操安性 として技術開発 & マーケティングして成立させた プレミアム四輪駆動セダン。

Golf Iと同じジウジアーロの直線基調のエクステリアデザイン。アラが目立つはずなのに、無駄な線、面に全く気づかない、天才、いや神の領域のデザイン。ジウジアーロは同時期に局面の組み合わせのPiazzaも描いている。本当にこの人はどんなアタマをしていたんだろう。
こういうクルマをスーパーへの買い物という普段使いする 格好良い人はどういう人なんだ? と興味が湧くが、待ち伏せは控えた。