2010年の作品。
東京の大手家電メーカーの経営企画室室長というエリートの筒井肇は、リストラを敢行して取締役への昇進が決まっていた。このリストラにあたって、肇の同期入社の川平が工場長を務める工場を閉鎖、その直後に川平が交通事故で亡くなる。
また、島根県に一人で暮らす肇の母親が倒れて入院をする。
母親の入院と、川平から聞いた最後の言葉「自分はしたい仕事をする」が、肇に自分の今までの人生を考えさせ、ついに肇は会社を辞め、子供の頃の夢であった地元の一畑電車の運転士になることに。49歳のエリート・ビジネスマンがローカル鉄道の運転士に転職する。
中井貴一さんが、エリートなんだけど、どこか不器用で、家庭では気の弱いところを見せる良い男を演じてます。
一方で肇の妻 由紀子(高島礼子さん)は出番も少なかったですが、よく判らない描き方をされています。娘の倖(本仮屋ユイカさん)は「今時こんなに良い若者はいないよな!」という感じの女性。ちょっと良い人 行き過ぎかと思いました。
電車の運転士、これは私達の世代では 小学校の時に「将来何になりたいか」と聞かれたら、必ず上位に登場していました。私自身も、近所の叡山電鉄(当時は京福電鉄)の運転士にあこがれたこともありました。
この写真は叡山電鉄のデナ21型。たしか、昭和初期(一桁)の製造でした。ポール式からパンタグラフ式に改造の後の姿です。
あっ、今はもう走っていません。
こういう夢を実現できるのは、うらやましい。肇(中井貴一さん)の表情が、十年若返っているんですが、実際にそうなるんでしょうね。
大人の童話というような、心温まる映画でした。
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