大和書房 198ページ 1400円+税
『価格』を下げずに『価値』を上げるため、小さな会社が密かにやっていること。
売れなければ値下げするということは簡単で誰もが考えるが、これをやると永遠に成長・進化はない。安売りをしないで、少し高く価格設定をしても、お客さんが喜んでくれる価値を提供する。この考えに基づいて小さな会社が行っている
「スタイル」のある会社になる
会社自体のファンを増やす
「スタッフ力」こそ会社の底力
という多数の事例とその分析をまとめた書。
コーヒー、ハンバーガー、タクシー、ヘアサロン、ホテル・・・と消費者に直結する多くの事例があります。初めて聞く、地方の店舗の話なども盛り込んであります。
しかしながら、作者の本業はコンサルタントであるからなのでしょうか、これの営業のためのカタログのような情報の羅列になっています。詳しいことは、お金払ってセミナーを受けるなり、コンサルティングしましょう というような感じです。言い換えると、事例の深堀がなされていません。
例えば、なぜ1000円以上するハンバーガーを売るようにあの店が考えたのか、その時の分析はどうなされたのか、その結果通りになったことと外れたことは何なのか ということを知りたいという気持ちになります。これぞ、この本の営業の成果です。
とはいえ、顧客のとっての価値があれば、安売りしなくても良く、それで増益になるという話については 多くの事例をもって解説されていることもあり、考えさせられました。
眉間にしわを寄せるような集中を求められず気楽1時間少々で読めますので、お薦めです。
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