1月7日に公開されて、すぐに見に行くつもりをしていましたが、風邪を引いたり、積雪があったりで2週間遅れてしまいました。
ペンシルベニア州の操車場で39両の貨物列車 777号が、エアブレーキの接続が外れたままで無人で暴走を始めた。この列車は大量の燃料とさらに発火性が高く有毒な接着剤材料を大量に積載しており、これがそのまま暴走を続けると、石油タンクに隣接するスタントン郊外の急カーブで脱線して大惨事になる。
これに対して、鉄道会社は777号の前の機関車でブレーキをかけたり、ヘリコプターで運転しを乗せようとしたり、またスタントンの手前で脱線させようとするが、全てが失敗に終わる。
たまたま同じ線路で機関車を運転していたフランク(デンゼル・ワシントン)と車掌のウィル(クリス・パイン)が、後部から追いかけて777号を停止させようとする。
はい、典型的なアメリカン映画です。
親子の不仲、妻との別居という悩みを持った男。またエリートコースを歩むであろう若い男と、現場で働き続けてきた男。
事なかれ主義で判断が遅れまた誤った判断を行う会社の上層部。これに対して、現場が最後には上層部の指示を無視して、問題解決にあたる。
そして、次々と起こるアクシデントと、これに立ち向かう勇気。
最後はこれ以上ないハッピーエンド。
はらはら、どきどきささせられました。手に汗握るとはこういう映画です。
そして、これ以上ないハッピーエンドはうれしいし、すっきりしますね。
一点、よく判らないところがありました。
フランク達が777号を追いかける機関車ですが、待避線に入った時には貨物車が20両くらい付いていました。これをどこで、どうやって、あの短期間で外したのか?
これは謎として残りました。
この疑問を鉄ちゃんの友達に投げかけたところ、「待避線の先は本線に戻るようになっている」と。なるほど、貨物車を切り離して、前進して本線に戻り、後進したんですね。
できの良い映画です。お薦め。