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へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「虹を操る少年」 東野圭吾

2011-01-18 | 本と雑誌
講談社文庫 350ページ 619円+税

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東野圭吾さん 32冊目。
光を演奏する「光楽」でメッセージを発信できる天才高校生 白河光瑠(みつる)。光楽に惹かれ、若者が集まる。
この光楽の影響を知った陰の大物が、その力を利用しようとして、また封じ込めようとして白河光瑠やその仲間達を拘束しようとする。

SF+サスペンスというカテゴリーに入る作品です。今まで読んだ中でですが東野圭吾さんとしては珍しいSF。しかし、東野圭吾さんならではの、親子関係、男女の恋愛感情、友情が散りばめられています。特に親子関係では玲子さらには功一の歪んだ母親、父親関係が描かれています。このようなモチーフを使いながら、光による情報交換に目覚めた人間と、これを良しとしない既得権益を持った勢力の構想が展開していきます。

人間には忘れてしまっていた能力があること、その能力を突然変異的に発揮できる若者が現れること という古典的なSFテーマ。これを東野圭吾さんが書いたらこうなる という作品です。
読了後の満腹感が少なめでした。


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