風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

田歌で鶏捌きと芦生自然学校秋チャレ 後編

2010年11月17日 06時55分45秒 | アウトドア

次の日、天気は上々。トレッキングの準備をしてレストランへ。

朝ごはんがこれまた優雅で、1泊2食5500円でいいんですか~!?

 自家製天然酵母パン


わ~!! 

かぼちゃの器にアツアツの濃厚パンプキンスープ。サラダに入り卵も。さらに珈琲も入れていた
だき朝から大満足の朝食。 ゆっくり味わいたいところだが、今日は秋チャレで8時15分には
出ないと!行ってきます!

今日の参加者は夏チャレで一緒だった親子とカップルさんで、それに井栗校長先生と優香さん、
そして田歌舎スタッフの有志4人も参加して、なかなか賑やかな感じでスタート。

                             

演習林入口から許可車に乗って長治谷へ。

 いい天気♪

今日は長治谷から野田畑に入り、尾根筋を登ってシンコボ山へ。そこから杉尾峠へ抜けて上
谷を下って長治谷に戻ってくるという、初めてのルート。楽しみ~!

長治谷から野田畑には前にも行ったことがあるのだが、その時はゆっくりトレッキングで途中で
引き返してきたのだ。その時も秋で、それは紅葉がきれいだったが、今回も負けてはいない。

明るい森 

紅葉もだいぶ進んでいて「秋だなあ」とつぶやいてしまう。

トロッコ道や演習林入口近くの林道なんかは一般登山客もたくさん入っていると思われるが、
芦生の核心部には車でなければなかなか入れないのと、下谷・上谷などの芦生のメインルー
トに比べて野田畑やその奥などはガイドさんがいなければ分からないほどルートがあって無き
がごとしの山なので他の登山客は皆無。静かな山歩きが楽しめる。



今回改めて思ったのは、芦生のカエデ類の多さ。あちらこちらに違う種類のカエデがたくさん
あって、落ち葉を見るのも楽しい。優香さんも井栗さんも植物にはとても詳しいので、聞けば
すぐに答えが返って来る。

コハウチワカエデ、ウリハダカエデ、カジカエデ、イタヤカエデなどなど。

さて、そんな野田畑もどんずまりに来たら、ここからは気合を入れて尾根をシンコボ山に向けて
登っていく。



イワカガミの道をハアハア言いながら登っていくと、井栗さん曰く芦生のパワースポット「シンコ
ボ山」に到着だ。811.4m



昔の人がここで祈りを捧げるために山頂を削って平たくしたらしく、「新しいコボ(平らな場所)」
山と名づけられたのだそう。

パワースポットという事で、ノリのいいおとな達は山頂で円陣を組み、グルグル周ったら空に
向かって「パワーッ!!」と叫びました。(笑) UFOが飛んできたような気がしました。

しかしさすがにこの急登に疲れ、パワーはなかなか戻ってきません。お腹も空いたし。
でもこんなところでお昼では日が暮れてしまう、と校長先生は言いました。

なので、さらに進み、登って降りて、やっとこさお昼の許可が。は~ちかれた。

お昼ごはんも田歌舎で作ってもらったおにぎり弁当で、おいしそうな高菜で包んだのや、ゴマ
のんもあっておいしいなあ。

 

みんなでおやつを分け合ったりしてお昼を楽しんだら杉尾峠に向かってまたまた急な山の斜面
を登ったり降りたり。

こんなところも。

校長先生は「スキップして降りていいぞ~。」っと言ってスキップしました。でもあまりにも急
なので、最後のほうはみんな駆け降りていき、鞍部でつんのめりそうになったりも。(笑)

 だーっ!

スタッフが一番楽しそうに降りてマシタ。

さて、いったいいつになったら杉尾峠に着くのかしら?と思っていたら、校長先生は少しズルを
しよう、と言って谷を歩いていき、付いていったらいつの間にか杉尾峠下の由良川源流に到着。
着いて良かった~。

 源流

ここから杉尾峠まで少し登ってみたら、さっき登ったシンコボ山のきれいな紅葉が。

 最高!

杉尾峠でゆっくり休憩したら長治谷に向かって歩いて行く。

スタッフも夏チャレ親子も初めての上谷だったらしく、芦生らしい森と川の風景に「いつまでも
ここに居たい。」と感想をもらした。 そうだろうねえ。

 途中のクマの寝床(ウロ)の木で。




 あ~、芦生だなあ。 そしてさすがに上谷では他のツアー客にも会った。



井栗さんはみんなが遊んでいる間、極上の椅子に座って休憩中。なんだか絵になっている。

 

        最高の芦生、秋のチャレンジウォークでした。

 10時前長治谷スタート、14時30分長治谷着。
 こんな充実したトレッキングが5000円!私は会員なので3500円で。

 芦生自然学校のHPは→こちら