打ち止めの日。
ビジネスホテル泊のため朝ごはんはないので、部屋でおにぎりを食べ、身支度を
整えればすぐにでも出発が出来るのだけど、今日は志度寺で打ち止めなので急ぐ
必要も無いのだった。
でも、隣のおじさんの部屋からゴソゴソと音がしてドアが開いた気がしたので、
今日も出来れば一緒に歩きたいと思っていた私はちょっと焦った。
で、出発しちゃったと思って私も急いでホテルを後にしたのだった。
けれど、それはどうやらかん違いだった模様。その後二度とおじさんとは会えなか
った。前の日に交換した納め札にも住所は途中までしか書かれていなかったので、
撮った写真も送れないまま。
おじさん、ちゃんと結願できただろうか。
さて、この日は天気があまり良くなくて、途中から雨が降ってきた。冷たい雨。
車道沿いの店の下でポンチョを着込み雨の降る中もくもくと歩いていく。
屋島寺への分岐には宮脇書店があるとのことで、宮脇書店を探しながら歩くが
宮脇書店ありすぎっ!!(笑)
2~300mごとにあるんじゃないの?! 作り過ぎ!
おかげで道のりが遠く感じたよ、もう~。
やっとお目当ての宮脇書店を見つけて左に入っていく。
屋島寺への参道はしっかりとした石畳の道で、きれいに掃き清められていた。
その石畳を歩いていると、いつの間にか雨が雪に変わって、真っ白な世界に!
周りの木々や石畳も真っ白に染まり、なんとも幻想的!
最初は喜んで写真を撮ってたけど、そのうち本降りになってくると不安に・・・。
おいおい大丈夫か~!?この雪?
でも、そんな中参道を竹箒で掃いている女性が。どうもお寺の奥様かな?
こんな早朝に毎日長い参道を掃いてくれてるのかな。ありがとうございます。
その後滑らないように慎重に歩き続け、なんとか境内に到着。
振り返ると私だけの足跡。
いや~、まったくここまで降るとはね・・・。
お杖を持っていたので防水機能のない手袋は雨に濡れてびしょびしょ。
そのあと雪が降るほどの寒さになったので手がかじかんでろうそくに火をつける
のもままならない。
それでも本堂と大師堂で雪の中お参りする。その間もどんどん雪は降り積もる。
屋島のたぬきさんたちもこのとおり。
納経所に向かうと、納経所の人たちもこんな中来たのかと驚いて労ってくれた。
納経所の人に私より前に60代前半くらいのおじさんが来なかったか聞いてみた
けど、歩きで来たのは30代後半くらいの男の人だけとのこと。
やっぱり間違って早く出てきちゃったかあ。
おじさんこの雪の中ちゃんと歩けてるだろうか心配だ。
なんせここで話している間にもどんどん雪は積もって、私の他にも車や自転車で
来ていた人がチェーンも着けてないので降りれないと困っていたくらいなのだ。
私もこの先は山道を降りないといけないので納経所の人に聞いてみたら、
「この雪だと危ないかもしれないけど、先に来た兄ちゃんが戻ってきてないから
大丈夫だろう。」
だって。 ま、またあの石畳を降りるのもある意味危ないから、やはり山道を行く
しなかいね。
ということで、八栗寺に出発~!
でもその前に、解決しなければならないことが・・・。それは手袋。
手袋は雨のせいでびしょびしょになってしまったので、手袋をはめても冷たいし
つけなくても寒いしでどうにもならなくなっていた。
でもお杖を持たないといけないし。さてどうしたものか?
朝早すぎて売店も開いてなさそうなんだけど、明かりのついていない茶屋を覗いて
みたら、奥のほうの居間におじいちゃんとおばあちゃんがいるのが見えたので(と
いってもお店ではなくあくまでも自宅の居間でこたつに入ってらしたんですが。)
引き戸を開けて(開いたのだ。)「すいません~。」と呼んでみた。
「あのう、手袋売ってませんか?」
「手袋は~、売ってないですねえ。ごめんなさいねえ。」 とおばあちゃん。
あ、やっぱり?そうだよねえ。
「すいませんでした。八栗寺への道はこっちでいいですか?」と言って立ち去る私。
そうして先に進んでいると、後ろから「お遍路さ~ん!」と呼ぶ声がする。
振り返るとさっきのおばあちゃんで、
「これ、家探してみたら軍手があったから。」
「(わー!!!)ありがとうございますっ!助かります。おいくらですか?」
「お代はいいですよ。気をつけてね。」
わーん!!!おばあちゃん、本当にありがとう!
今回一番のお接待です~。早速つけてみる。あったかい。
おばあちゃん、おじいちゃん、本当にありがとう!
ビジネスホテル泊のため朝ごはんはないので、部屋でおにぎりを食べ、身支度を
整えればすぐにでも出発が出来るのだけど、今日は志度寺で打ち止めなので急ぐ
必要も無いのだった。
でも、隣のおじさんの部屋からゴソゴソと音がしてドアが開いた気がしたので、
今日も出来れば一緒に歩きたいと思っていた私はちょっと焦った。
で、出発しちゃったと思って私も急いでホテルを後にしたのだった。
けれど、それはどうやらかん違いだった模様。その後二度とおじさんとは会えなか
った。前の日に交換した納め札にも住所は途中までしか書かれていなかったので、
撮った写真も送れないまま。
おじさん、ちゃんと結願できただろうか。
さて、この日は天気があまり良くなくて、途中から雨が降ってきた。冷たい雨。
車道沿いの店の下でポンチョを着込み雨の降る中もくもくと歩いていく。
屋島寺への分岐には宮脇書店があるとのことで、宮脇書店を探しながら歩くが
宮脇書店ありすぎっ!!(笑)
2~300mごとにあるんじゃないの?! 作り過ぎ!
おかげで道のりが遠く感じたよ、もう~。
やっとお目当ての宮脇書店を見つけて左に入っていく。
屋島寺への参道はしっかりとした石畳の道で、きれいに掃き清められていた。
その石畳を歩いていると、いつの間にか雨が雪に変わって、真っ白な世界に!
周りの木々や石畳も真っ白に染まり、なんとも幻想的!
最初は喜んで写真を撮ってたけど、そのうち本降りになってくると不安に・・・。
おいおい大丈夫か~!?この雪?
でも、そんな中参道を竹箒で掃いている女性が。どうもお寺の奥様かな?
こんな早朝に毎日長い参道を掃いてくれてるのかな。ありがとうございます。
その後滑らないように慎重に歩き続け、なんとか境内に到着。
振り返ると私だけの足跡。
いや~、まったくここまで降るとはね・・・。
お杖を持っていたので防水機能のない手袋は雨に濡れてびしょびしょ。
そのあと雪が降るほどの寒さになったので手がかじかんでろうそくに火をつける
のもままならない。
それでも本堂と大師堂で雪の中お参りする。その間もどんどん雪は降り積もる。
屋島のたぬきさんたちもこのとおり。
納経所に向かうと、納経所の人たちもこんな中来たのかと驚いて労ってくれた。
納経所の人に私より前に60代前半くらいのおじさんが来なかったか聞いてみた
けど、歩きで来たのは30代後半くらいの男の人だけとのこと。
やっぱり間違って早く出てきちゃったかあ。
おじさんこの雪の中ちゃんと歩けてるだろうか心配だ。
なんせここで話している間にもどんどん雪は積もって、私の他にも車や自転車で
来ていた人がチェーンも着けてないので降りれないと困っていたくらいなのだ。
私もこの先は山道を降りないといけないので納経所の人に聞いてみたら、
「この雪だと危ないかもしれないけど、先に来た兄ちゃんが戻ってきてないから
大丈夫だろう。」
だって。 ま、またあの石畳を降りるのもある意味危ないから、やはり山道を行く
しなかいね。
ということで、八栗寺に出発~!
でもその前に、解決しなければならないことが・・・。それは手袋。
手袋は雨のせいでびしょびしょになってしまったので、手袋をはめても冷たいし
つけなくても寒いしでどうにもならなくなっていた。
でもお杖を持たないといけないし。さてどうしたものか?
朝早すぎて売店も開いてなさそうなんだけど、明かりのついていない茶屋を覗いて
みたら、奥のほうの居間におじいちゃんとおばあちゃんがいるのが見えたので(と
いってもお店ではなくあくまでも自宅の居間でこたつに入ってらしたんですが。)
引き戸を開けて(開いたのだ。)「すいません~。」と呼んでみた。
「あのう、手袋売ってませんか?」
「手袋は~、売ってないですねえ。ごめんなさいねえ。」 とおばあちゃん。
あ、やっぱり?そうだよねえ。
「すいませんでした。八栗寺への道はこっちでいいですか?」と言って立ち去る私。
そうして先に進んでいると、後ろから「お遍路さ~ん!」と呼ぶ声がする。
振り返るとさっきのおばあちゃんで、
「これ、家探してみたら軍手があったから。」
「(わー!!!)ありがとうございますっ!助かります。おいくらですか?」
「お代はいいですよ。気をつけてね。」
わーん!!!おばあちゃん、本当にありがとう!
今回一番のお接待です~。早速つけてみる。あったかい。
おばあちゃん、おじいちゃん、本当にありがとう!