風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

芦生から2日目

2006年11月13日 19時52分44秒 | ハイキング・登山

 あまりにも早く寝たので6時過ぎに雨の音で目が覚めた。
 雨だよ~。

 みんなも寝すぎで頭が痛そう。(笑)

 朝ごはんは7時30分なのでまだまだ時間はあるが、二度寝する気もないので
電気を付けて身支度を整える。
 窓を開けてみたらなんとあられがっ!!
 ええっ!寒くなるとは言ってたけどそんなに寒いのか?!

 出発までまだ2時間はあるのでそれまでに天気が良くなればいいのだけど・・・。

                       

 準備も整ったところで朝ごはんのお知らせが。
 朝ごはんは、うるめに納豆、生卵、なめこ組合の芦生漬等など。
 お味噌汁には大きななめこが入っていた。

 友達のIさんは玉子かけご飯は苦手なのだけど、昨夜新鮮な玉子を見ているので
食べることにしていた。私も好んではやらないのだけど、あの玉子なら別!
 朝ごはんをしっかりいただいて8時半に出発。やはり雨は止みそうにない。
 昨日と同じくしっかり装備を固めていたら、どうやら他のグループと一緒に出る
みたい。10人くらいのグループはすでにバスに乗り込んでいた。焦った!

 ガイドさんは2名付いていたのだけど、バスが一緒では結局のところ同じルートを
同じペースで行くわけで・・・。
 それって前の芦生と変わらないのでは?
 せっかくペースも気心もしれたメンバーでガイドを頼んだ意味がない、な。

 大勢グループは装備も軽そう。車の中の話では芦生に来たことがあるとのことで
前の二の舞はないかとホッとしたものの、それは残念ながら間違いでした。

 というか、地元出身のガイドさんはどうも緩いのだった。
 トチの木平でトチの木を見たり、カツラの保存木を見る間も参加者はかなり好き
勝手に歩き回っていたし、バスに戻るとキノコなどを取って自慢している参加者も。
 もちろん「芦生の森は採取禁止ですよ!」とここでも言いましたけど。
 二度三度来ててもこういう人がいるのはガイドさんがしっかり注意しないからだと
思う。ガイドさんが最初にしっかりそのことを伝えれば、少なくとも悪いことであると
いう認識ができるのだから大っぴらには採取できないはずだし。

 こうしてどんどん森は荒らされて、そのうち芦生は立ち入りできなくなるのかな。
 でもそれもしょうがないね。
 屋久島の縄文杉みたいにならないと分からないのかも。かなしい。

 さて、この日はものすごい冷え込みで、カツラの保存木あたりからものすごい
ぼたん雪。
 あたりはあっという間に雪景色に変わる。一足早いクリスマス気分だ。(笑)

     
   
 紅葉の山に白いお化粧の中、私達はゆっくりと長治谷作業所まで歩いた。
 なんともステキ。雪はやっぱりウキウキさせる。

     もみじもこのとおり。   

 あんまり寒いし座る場所もないので、作業所に停めてあるバスの中で昼食。

     

 山の家で持たせてもらったお弁当を食べる。まだ11時だけど。
 1泊3食7350円なのに、お弁当はなかなか豪華。炊き込みご飯に地鶏のから
揚げ、例の玉子を使った煮玉子とか入ってます。

                      

 お弁当を食べていたときには一旦晴れ間も見えたのだけど、またすぐぐずつき
だしたので、やむなく下谷から上谷ルートをあきらめ、杉尾峠に車で向かう。
 そうそう、バスで長治谷作業所から上谷に移動する途中で河鹿荘のバスとすれ
違ったのでジッと見ると前にガイドしてもらった高見堂さんと、バスを運転する渋谷
さんが。思わず手を振る私達に分かっているのかどうかボーゼンと手を振り返す
高見堂さん。(笑) 私たちのこと分かってないだろうけど、なんとも懐かしかった。

                      

 杉尾峠に到着して登り始めたが、大勢メンバーのうち数名はすでに登ることを
あきらめてバスで待つという。ジーパンの人もいたしね。
 前回も思ったけど、みんな山に行く格好ではないのだ。雨具は着てるけど靴も
普段の靴って感じ。
 芦生の上谷ルートを行くということは川を何度も渡るので長靴かゴアテックスの靴
が必須だし、スパッツも必ず着ける必要があるのだけど、まったくと言っていいほど
準備されてない。
 そういう人たちと一緒になると、本来歩くはずだったルートをあきらめざるを得ない
状況になるので困るのだ。

 今回もたった30分ほど進んだだけで川を渡れないからと引き返されそうになった。
 その人たちにバスで待ってもらわないといけないのは申し訳ないけど、こちらも
ガイド料を払っているのだ。さすがにこれには賛同できず。
 私達のグループは先のほうに進むことにした。せめてトチの保存木までいけない
だろうか?

      

  源流の水は多少増えている模様。でもゴアテックスなら大丈夫だ。
  でも長靴がベターかな。
     
  相変わらず雪の降る中、川を何度か渡ると熊の寝床に着いた。

  今回は中に入ることは出来ないな。  

 トチの木の保存木はまだもう1つ谷を越えないといけないとのことだし、バスも
待たせているし、天気も一向に良くならないので引き返すことに。
 でも、時間を聞いたらまだ1時30分!本当は3時までトレッキングのはずだった。
 天気が悪いからやめる、というのも理由かもしれないけど、やっぱり前もっての
装備にも問題ありだとおもうな。

 入れる車両の数が制限されているのだからしょうがないのかもしれないけど、
ルート別で設定して待ち合わせするとかできたらなあ。
 河鹿荘も旅行会社のツアーで一杯で、小グループの受け入れは難しそうだし、
どうにかして一般の観光客と別にトレッキング出来るといいな。

 と、杉尾峠にて河鹿荘のバスで待つ渋谷さんを発見。
 覗き込んで手を振ると覚えていてくれたよう。窓を開けて挨拶してくれた。
 私達が個人ガイドを頼みたいと熱心に頼んでいたのを覚えていて、すいません、
ツアーで一杯で・・と謝っていた。

 河鹿荘ではクロカン1泊2日コースを実施しているようで、1日目に由良川の川原で
練習したら2日目は芦生の森を歩くらしい。
 取りあえず次回はクロカンかスノーシューをしに冬の芦生に来ることに決定。
 今度の冬が楽しみだ。