風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

うそ~!?な申し出。

2005年09月29日 20時57分45秒 | 2002年おへんろ日記(徳島編)
 次の日の朝,やっぱり工事関係者が多いので
みんななかなか早起きです。

 階下の居間でごはんを食べたあと,また平等寺
までお父さんの車で送ってもらうため玄関で待っ
ていたら,お父さんが,

 「今日はどこまで行くの?」

 「薬王寺まで行って,今回は終わりです。」

「そんならいらない荷物を置いてったらいい。
  日和佐の駅で電話くれたら,こっちの駅で渡しちゃる。」

 「えっ!本当ですか!?」


 信じられないお接待だった!

 友達も今日の20kmの道のりに不安そうだっ
たし,荷物が軽いと足取りもぐんと違うので,願っ
たりかなったりだ♪

 もう帰るだけなので,着換えや洗面道具等
不必要なものを袋に入れて預けることにした。

          

 平等寺まで送ってもらい,お礼をいってお別れ
する。

 さあ,歩くぞ!

 背中の荷物は軽いし,らくらく行けそうな気分で,
まだ人も少ない朝の道を歩いていった。

         

 3kmほど静かな道を歩いていたら,月夜御水庵に
到着。

 名前がとってもステキだったので,ちょっと
楽しみにしていたんだ♪

 期待通り,苔むした境内はこじんまりとしている
けれど,いい感じ。

 

 六地蔵さんの横にあったベンチで一休みして,
新緑を満喫したのでした。

 ここから先は国道歩きと海岸線沿いとに二手に
別れるのだけれど,やっぱり近道を選んでしまい,
国道を行くことに。

 これが地獄の道の始まりだったんだけど,,。
 

涼のおせったい

2005年09月29日 00時00分00秒 | 2002年おへんろ日記(徳島編)

 お母さんとおばあちゃんにさよならして,
少し歩くとすぐに平等寺に到着した。

           

 お寺の門をくぐって,お手水で手を洗おう
としたら,澄んだ水の中に青いもみじの枝が
涼やかに揺れている。  

   

   うわぁ♪ステキ  

 いままでお手水にこんな演出をしているところは
見たことがなかったので,暑かったのが一気に涼し
く感じられた。
             

 それから階段を登って今日最後のお参りをする。
 納経をしてもらい,今日予約していた清水旅館さん
に電話を入れて迎えにきてもらうことにした。  

 じつは昔の地図にはまだ平等寺前にある民宿は
載っていなかったので,桑野駅前にある清水旅館さん
に電話をしたら,平等寺まで送迎してくれるとのこと
だったのだ。
 で,車を待ってる時に民宿「山茶花」に気が付いて,
「なんだあ,お寺の前にあるじゃん!」と思ったのでした。
           

 そうして待っていると清水旅館のご主人が迎えに
来てくださった。  
 旅館は本当に桑野駅の目の前にあって,どうやら
工事関係者の人達の常宿のようでした。

 二階にある部屋にあがるとすぐに,お母さんがお茶
を持ってきてくれて,なんとスイカまで付けてくれてました  

 部屋は飾り気のない普通の民宿でしたが,さっそく
洗濯をして,Tシャツを窓辺に干してスイカを食べていると,
なんとなく夏!って感じで,楽しくなりました。

              

 明日は薬王寺までの20kmの道のりです。
 今日の倍歩くので,9時には就寝!