風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

宇宙に近い場所

2005年09月27日 09時09分23秒 | 番外(日常つらつら)

 先週行ったある島では,4200Mもある山の
頂で夕日を見たあと星空観測をする,という
ツアーに参加した。  

 実は子供の頃は宇宙飛行士になりたかった
んです,私。
              

 子供の時から星を見るのは好きで,よく二階
建ての団地の屋上によじ登って星を見てました。
                

 宿泊先のホテルを13:30に出発して 2700M
付近にあるオニヅカビジターセンターで早めの
夕食を食べて高山病予防のため休憩を取る。  

 富士山の時と違って,2700Mまで普通に車で
上がってこられるうえ,トイレも水洗で,山事情
の違いにびっくりする。 
 富士山と違って,このマウナケアという山は,
それほどなだらかな山なのだ。
 車で簡単にアクセスできるので,食料品等も
大して高くはなかった。

 記念にワッペンを買った。


 5時半前に頂上へ向けて出発。  

 しばらく進むと舗装道路からダートの道に入る。 
ほこりを立てないようにをゆっくりと進む。 
 これは観測所のアンテナ?が鏡で出来てるので,
ほこりが付くと精度が狂うらしい。  

 月面のように何もない赤ちゃけた大地の上に,
きれいな球体の建物が見えてきた。 

  


 ここまで来ると,雲は遙か下に溜まって雲海となり,
空はただただ青い。

              
 
 太陽も容赦なく照りつけてくるけれどもさすがに
4000Mを越えているので寒かった。 

 太陽が真横にあるので,自分の影も足長おじさん
みたいになが~くなっている。 

  

 

  山の反対側にも,雲海に山の陰が写ってた。

  


   そうしてる間に,どんどん夕暮れが迫ってくる。  

 天文台の屋根は,これから始まるショーに向けて
準備をするように,ゆっくりと動き出した。  

  

 美しい夕焼けでした。  

 星空はというと,天文台の観測の邪魔になってはいけない
ので(ライト禁止),頂上から少し下ったところでガイド
さんがペンライトを使って,星や星座の説明をしてくれた。

 きれいに天の川も見えたし,確かにたくさんの星や
衛星が周るところも見えたけど,行く前に言われていた
「鳥肌がたつ」ほどの感動はなかった。

 やっぱりそこは田舎育ちだからなのか,それとも
一人静かに星空を見上げたかったからなのか,,?

               

   


お接待にあずかる

2005年09月27日 00時00分00秒 | 2002年おへんろ日記(徳島編)
 大根峠のヤブ蚊から身を守るべく,
猛進してたらあっという間に峠を
抜けて,のどかな田園風景に出会った。

 お遍路に出てからというもの,毎月
こうやって田んぼの中を歩いていると
稲の穂が少しずつたくましく成長して
いるのが見て取れる。

 そういうささやかな変化さえも季節
の移ろいを感じさせてくれます。

        

 てくてく歩いていると,ある民家の前の
道路脇に手作りらしい丸太を切ったイスが
いくつか置いてあった。

 ああ,これは休憩できるように置いて
くれてるんだなあ,と思って,またまた
休憩を取ることにした。

        

 民家の軒先にあったベンチ風のイスに
腰掛けて友達と話していると,玄関が
突然開いて,おうちのお母さんと思われる
人が冷たい麦茶をコップに入れて持って
きてくれた。

 びっくりするやら,うれしいやら。

 友達もおどろいたみたい。それは
そうだ。だって,初めてのお接待だもの!

 私もおうちの方に感謝して,麦茶を
いただいた。

 そしたら,今度はかなり高齢らしい
おばあちゃんが,満面の笑みを浮かべて
話しかけてこられた。

 いい話し相手が来たと,いろんなお話を
される。本当ににこにこされてて,おばあ
ちゃんもうれしそうだった。

 まだ先を急がれるでしょうから,,と
お母さんが途中でお話を止めてくれたので
(実際20分近くいたかも。)失礼して
発つことにした。

 お母さん冷たい麦茶ありがとう。
 おばあちゃんお元気で。

      

 友達も初お接待に感激してたので,
本当に良かったなあ。