風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

水呑大師にて

2005年09月01日 07時11分57秒 | 2002年おへんろ日記(徳島編)
 立江寺から歩くこと10km,
やっと鶴林寺の登り口に着いた。

 他のお遍路さんから,

 「焼山寺の登りに比べたら,
  鶴林寺の登りは対したことない。」

 と聞いていたので,ちょっとなめて
いたのだが,いやいやどーして!

 すんごい坂道ですよ。

 このあたりから,私の目安として
1kmで100m以上の標高差がある
ところはかなりの登りになると認識。

 登り口から水呑大師までは約1kmで
150mの標高差だ。
 
 ぜーぜー言いながら,やっとの思いで
水呑大師の辺りに着いた。

 すると,そこに先着のお遍路さんが
いたので,ご挨拶。

 水呑大師というだけあり,冷たいお水
が沸いていて,喜んでぐいぐい呑んだ。
           

 おじさんは,東北から来た野宿へんろ
らしく,農業の合間をぬって来たとの
こと。一日40kmくらい歩いてるみたい
だった。

   私には考えられない距離!

 お接待でもらったという枇杷を分けて
もらって,一休み。

 おじさんは先に行ってしまい,その後
会うこともなかった。

 風のようなおじさんだった。