立派なへんろ石を過ぎると神谷の集落の真ん中に出た。
そこには素敵な木造校舎の小学校が。
名前も素敵な「白藤小学校」。小学校はこんな木造校舎が
やっぱりいいなあ。
木の廊下をぞうきんがけしたりしたなぁ。(年がばれる?)
なんて思いながら通り過ぎる。
この辺まで来ると本当に寒い~。
なんで高野っていつも寒いんだろ?
集落を抜け、線路沿いに出るところで自然満喫型がウリの
リゾート地「極楽橋ガーデンハイツ」の看板や垂れ幕を発見!
すかさずりっさちゃんに知らせる。(笑)
このように?すっかり心の余裕を取り戻し、本来の道歩きを
楽しめるようになった。
そして線路沿いの道に出たら、今まで電車では分からなかった
おもしろい道を歩くことが出来た。
それは、線路の真上をS字に蛇行する一車線道路。
道のおもしろさもだけど、ガードレールじゃなくて低い
欄干っていうのがいい感じ。
しかし夜なんか勢いあまって車が落ちたりしないんだろうか?
線路の真上に立てば、鉄道マニアじゃなくてもカメラを
構えたくなる場所。
道路の奥側はすぐトンネルで、トンネルの左手には滝が
あった。こんなところに滝があるなんてまったく電車に乗ってる
ときには気が付かなかった。
てくてく歩いていくと、もう極楽橋の駅が見える。
今回は駅舎は通らずそのまま橋を越えて不動坂に進み、
えっさほいさと登ること40分ほどで清不動堂に到着。
毎回少しずつ道がきれいに整備されていって、不動堂の
前の橋もきれいになっていた。
学文路付近はそこそこ暖かかったのに、この辺から
が降りだす始末。さ、寒いっ!
土手の部分には雪が残ってるし、信じられない、、、。
ほんのちょっと行くと「真の不動坂」と勝手に呼んでいる
高野槙原生林の入口に着いた。
ここを通るとだいぶ遠回りになるけど、とても素敵ないい山道
なので、せっかくだから通って行くことにする。
途中で女人道と合流するけど、女人堂に出るほうは歩いたこと
があるので、せっかくだからまだ歩いたことのない役場方面に
抜ける女人道を行こう!
久しぶりの真の不動坂歩き。
やっぱりいい道だ。ここまで寒くなかったらもうちょっとゆっくり
散策するんだけど。(笑)
前に通ったときの倒木は全て取り除かれていて快適に歩く
ことが出来た。道も夏に歩いたときより下草が少ない分分かり
やすい。
そうして女人道に合流したので左に進路を取る。
ここからは初めての道。ここを歩けば一応全ての女人道を
歩いたことになる。
女人道は一部を除いて昔のままの細い山道なので整備され
過ぎてなくて私は好きだ。この道もアップダウンはあるものの
すぐ横が境内とは思えない静けさの中一人で歩く雪の道は
楽しい~!
木漏れ日も射していい感じ
景色がほとんど見えない高野三山より女人道歩きのほうが
変化に富んでていいよなあ。
くねくねと登ったり降りたりしながら着いたのは、小さな神社。
社の裏手に着いてちょっとびっくりした。
お参りして鳥居から出て左手の階段を降りるとユースの前に
出た。
あー疲れた。もう2時過ぎ。
噂のオープンカフェでお昼としよう!
一の橋の近くに出来たオープンカフェにて遅めの昼食を
頂き、今回の東高野街道歩きは無事終了したのでした
さて、なんだコノヤロ~!狛犬さんとお別れしてさらに河根の
町を下っていくと、千石橋に到着。
橋のたもとに新しそうな観光案内板と二里石があった。
ここまではまあ難なくといいますか、歩けました。
が! 苦難はここから。
この橋を渡って左側は茶屋、右側は超急な坂。
で、もちろん右だったりする~。(涙)
のぉぉぉぉ~!!
うそでしょってくらいきつ~い坂を上っていくと、第5地蔵
さんに到着。しかしそこで、うれしいものを発見!
へんろ札だ~!
やっぱりこの札を見るとうれしくなってしまう。
で、この先には南海高野下駅への道しるべはあったものの、
なぜか極楽橋への道しるべはどこにも見当たらない。
高野街道なのに、なんでどこにもないんだ、、。
うーん、と悩んで道なりに先に進むと、民家の先で作業を
しているおじさんを発見したので極楽橋への道を聞いてみ
たら、このまま車道を行けばいいとのこと。
この街道はもしやずーーーーっと車道なんだろうか?
それとも車の道がメジャーで歩きの道を知らないのかも?
不安になりながら桜茶屋と第6地蔵を目指して歩く。
普通の車道を歩く、歩く、歩く。
歩くんだけど、本当に何にもないよ。
普通、街道って昔の町並みとか通っていくよね?
こんな車道で合ってるんだろうか?もしかして遠回りしてる
のかもしれない。
だんだん不安が増してくる。
そうして微妙な坂道になっている車道をとぼとぼ上がって
いくと,やーっと第6地蔵さんに着いた。
桜茶屋なんてなかったぞ!
と思ってたら,ただの地名らしい,,。(涙)
お地蔵さんの小さな階段に座り込んで休憩。
ここまでは合ってた。ここから先は?
やっぱりどこにも道しるべはない。
諸行無常とはこのことか?昔は栄えてたんだろうに,,。
そうしてまた歩き出す。あんまり人にも会わないので
さみしいなあ。
お遍路と同じで道が合ってるのか分からないものだから,
疲れも増すわけで,,。
ただ,ゴミ不法投棄禁止の看板は高野町に変わってる
ので,高野山には近づいていっているんだろう。
道が遠回りなんじゃないかという不安は拭えないまま
ひたすら歩く。
途中で日本最後の仇討ち跡の看板があって,なんじゃ
これ?高野街道の道しるべじゃないのかよ~,なんて
ブーたれる。(笑)
その先には仇討ちして殉死した人達のお墓がひっそり
と建っていた。
こんなところにお墓があってもお参りしてくれる人は少
ないだろうと思うとちょっとかわいそう。
(実はあとでまんさく社長の地図を見たら,ちゃんと仇討
ち跡がルート上に書いてあった。よく見たら良かったんだ
けど。)
途中でりっさちゃんからメールが来たので,
「神谷の集落にぶつからないのでルートが合ってるか
心配。でも,寒くなってきたから合ってるだろう。」(笑)
という返信をしたらすぐに神谷に着いた。
本当にホッとした。
その先には立派なへんろ石もたくさん建っていた。
極楽橋はもうすぐだ。
東高野街道前半にはおもしろいものがありすぎっ!
これも民家の入り口に鎮座していた。
それもちゃんと「阿吽」になってるんだよ~!
一瞬本物かと思ってびびった。
犬にワニにと人間以外でにぎやかな通りを過ぎ,第3地蔵の
分岐まで来た。
実はこの辺からまったくと言っていいほど歴史街道の道案内を
見ないのだけど,,。最初だけだったのか?
お地蔵さんに手を合わせて河根への道を下っていく。
竹林の中でいい感じ。
河根は小さいながらも昔ながらの住居が残っていたりする
のどかな町でした。坂の雰囲気が尾道っぽい?
坂を下っていくと,河根丹生神社に着いた。隣は日輪寺という
お寺さん。
神社の前にはいい感じの狛犬2匹。
「なんだコノヤロ~!」って感じ?(笑)
県の重文らしい。私好みです。
別に猪木が好みなわけではないです。(笑)
じ・つ・は,3月の初め,仕事がうまくいかなかった時に勢いで
振り替え休みを取って東高野街道を歩いてきました。
白衣を着て杖を持って,今度は電車に嫌われることもなく(笑)
無事学文路駅に到着。
通り過ぎることはあっても,降りるのは初めて。
レトロな駅舎へは線路を渡らないと行けないけど,駅の中に
踏み切りがあるのにはびっくりした。
踏切を渡って改札を出ると何か高野街道の案内でも出てるか
と思ってたけど何もなし,,。
とりあえず駅で白衣を羽織って出発。
実は今回,どうにかなるだろうと地図はいっさい持っていない
のだった!
しかし幸いにも高野のまんさく社長からメールで地図と道案内を
送ってもらってたので何とかなりそう。
とりあえず人魚のミイラで有名な学文路苅萱堂に向かって歩く。
けれど、本当にこの道でいいのか、、?
不安なので見かけた人に片っ端から道を尋ねると、白衣を着て
いるからなのか、案内してくれたおじさんやおばさんは最後に
「お気をつけて」とか言ってくれて、すごくうれしかった。
線路の南側から線路沿いまで戻り北側に渡ると、刈萱堂の道案内
とともに歴史街道の道標が。
そして道路に埋め込んだ道案内もあったりして、この分なら地図
見なくても歩けるかも。(でもここからすでに「高野山女人堂」って
案内は早すぎるような?)
そうして坂道を登っていくと刈萱堂に着いた。
せっかくなのでお経をあげてお参りしたあと、お寺のお嫁さんに
頼んで納経をいただくことにした。
するとお寺のおばあちゃんが、納経を待ってる間に本堂を開けて
くれて人魚のミイラも見せてくれたのだった。
テレビで見たままの人魚のミイラです。
そして人魚のミイラの絵はがきも売ってました。(笑)
買わなかったけど。
他にもいろいろとおもしろいものがありましたよ。
中でも興味深かったのが、数々の木版。
刈萱堂の図とかを版画にして記念に売っていたらしく今でいう
記念スタンプですね。
今も昔もあまり変わってないのだ。
思いがけず本堂も見学できて良かった。お礼を言って出発。
ここからしばらく枯れたような低木ばかりを見るようになった。
最初はなんなんだろうと思ってたけど、これが柿畑だったのだ。
途中で民家の塀におもしろいものを発見。
釣り竿を持つ
えびすさんです。凝ってる~!
途中分岐を左に入ったら、どこからともなく犬の鳴き声が。
と思ったら、目の前の家の屋根にいるではないですか!
なんでそんなところに?
と思ったら、道を登ると家の玄関は2階のほうにあった。
私が見えなくなるまで吠え続けないでくれ~!
このへんはとにかく犬が多い!
このあとも遭遇しました。
でかいんだ!この子がまた。
そして放し飼い、、。そしてちょっと犬相も、?
もしや一部で噂の「メル」?(爆)
のっそのっそと近づいてきたので一瞬たじろいだが
大丈夫だった。吠えもしない。
写真を撮ろうとするとさらに近づいて後ろ向きに座った。
なでて欲しいの?なでて欲しいのね?(笑)
そうしてまた立ち去れない、、。
こんなペースで予定通りに高野山に着けるのか?
そこで目に入ったのは,よろけすじ模様の和紙で製本された
随筆集「続高野春秋」。
平積みされた本の定価はなんと300円で,先に書かれた
「高野春秋」は800円だった。
本の雰囲気からして,たぶん続高野春秋は初版である昭和
34年のものであり,高野春秋は再版されたものなのだろう。
昔ながらの製本と値段に惹かれて買ってしまった。

買う前にすこし中を読んでみたら,高野山ケーブルの話も
出ていて想像しやすく,また高野山の住人としての随筆が,
外の人間からみても興味深い。


高野山からの帰り道,電車の中で次々と読み進めてしまい,
家に着く頃にはほとんど読み終えてしまった。

読んでみて思ったのは,40年前も現在も思うことは結構
似ていて,いつの世も変わらない思いというものがあるんだな
ということ。
また,筆者が女性だからか,親しみやすい文章とそこに見え
隠れするまっすぐな気持ちが見えて,会ったこともないこの人を
ついつい愛しく思ってしまう。
そこには料理の話もあれば,境内の行事のこと,自然のこと,
そして戦争のことも,,。これを読んで高野山にも戦争が影を
落とした時代があったんだと知った。
また,女の人はいつの世も,悲しみを堪えて生きてるんだなと
いうことも。
いつも歩いている女人道もまた,そのために,,。
泣きに来て りんどうつみぬ 女人道
薄峠までの坂を登っていくと、思ったより距離はなかった。
良かった。
ざくざくと歩いて薄峠に到着。まだ10時だ~!
このぶんだと境内まではけっこう早く着きそうだし、
せっかくだから行ったことのない真別処を経由して
奥の院にお参りしていこうっと。
真別処への道はかなり急だった。
りっさちゃん、逆からよく登ったなあ。
道が狭い~っ!
こわごわ下っていく。
が、この下りがけっこう長かったりして。
そしてやっと真別処のお地蔵さんのところに来た。
初めまして。
そして、Rさんが入っていったという真別処の門が。
真別処は修行僧以外立入禁止なのだけど、それが
書いてある入口から真別処の山門まで、Rさんは
入っていったらしい。(境内は入ってないけど。)
私は入れないわあ。(笑)
で、ここからは車も入れる道になっていたので道なりに
歩いていく。
歩いていく、歩いていく、歩いていく、、。
歩いて歩いて歩いて、、ってどこまで歩くんじゃい!
つまらない車道。奥の院までミニ八十八カ所でも作ってくれ!
とか思いながらも、なんかおかしいなあ?とうすうす感じてた。
道、間違ってる、、?
単純な1本道だと思いこんでたけど、地図を見たら真別処
からすぐ道が逸れてるよ~!!
がくっ、、。 しかし、さすがお大師さん。楽したぶんだけ
歩かせてくれますね、、。
まんさく社長が心配してるかもしれないので、メールを
入れておこっと。あ、それに参籠所の社長さんも心配してる
といけないので電話しよ。
また憎らしいことに電波3本立ってるよ。
ここはどこなんだっ!?
あとでまんさく社長に聞いたら、まっすぐ行くとまた龍神
スカイラインに合流する道らしい。
ははは、はははは。(空笑い)
正しい道に戻ったら登りだったので奥の院いくのやめよっ
かなあと思ったけど、いや、やっぱりご挨拶行かないとねえ。
行って正解。
ここからの山道はなかなか素敵でした。
無事中の橋の駐車場に出てきて、奥の院にもお参り
出来たのでした。
まんさく社長のところに行ったらオープンカフェは定休日
だって。
また今度におあずけです。
まあ、楽しみが出来たってことで。
以上ながーい高野山月参り(如月)編でした!
帰ることにしようと思い,もう準備を始めていたうどん
屋のおばさんに朝ご飯を30分早い7時半にしてもら
えるか頼んでみた。
「ご飯さえ炊けたら大丈夫ですよ。

よかった~。

あとで聞いてみたら,ここは開店時間は特に決まって
ないらしく,準備(つゆとか)出来てれば,お客が来たら
いつでもうどんを出してくれるとか。
良心的~!


で,いそいそと準備をして食堂へ。
併せてお昼用のおにぎりも作ってもらう。
今日歩くことにしたのは,歩いてもいいなあって道
だったこともあるけど,1日1本のバスが来るのが11時
59分だから。これだと高野山へ着くのは1時過ぎだし,
今回立里でやりたかったことはほとんどやってしまった
ので,バス代節約もあってのこと。(笑)
地図を見せたりしながら荒神さんや小辺路のことで
盛り上がっていたら,うどん屋の社長さんが来られて
おばさんと話している。
すると,おばさんが
「社長が今から高野山に買い出しに行くから高野山
まで乗せてってもいいって!」
え~本当!?

「龍神スカイラインまで送っていただければ,すごく
助かります~!」
ということで,社長さんは本当は別ルートで行くつもり
だったらしいんだけど,龍神スカイラインまで送ってくれ
ることになりました。
これで車道歩きをしなくて済みます。
ありがとうございます!!



うどん屋のおばさんと社長さんです。
また夏に遊びに行きます!

で,スカイラインから大滝の集落まで元来た道を戻って
行くと,昨日は無かった動物の足跡がたくさん残ってました。
これはうさぎだなあと分かるものもあったけど,版で押した
ような爪先が2つに割れた巨大な足跡は,,カモシカ?!
もしそうなら会いたかったなあ。(笑)
でも,こんな狭いところで会ったらよけられないなあ,,。

昨日に比べると随分雪が減っていて,あっという間に集落
に着いた。
休憩所のベンチでスパッツを装着し,御殿川に降りていく。
やっぱりあの坂道の下りはとても怖かった。
川を渡って急な登り。昨日は気が付かなかったけど,標識が。

1時間なら,10時20分頃には着けそうだ。
とてとて登っていくと、昨日は真っ白だった道が荒らされている!

のりさん、これっていのししかなあ?
のたうちまわってるようなのもあったんだけど。
お山にはいろんな動物が暮らしてるのね。

外に出て空を仰ぎ見たけど目が慣れてないのかあまり
見えないなあ。

そうして一人、雪の残る舗装道を開雲荘の方に向かって
歩いていく。荒神さんのところは駐車場に外灯があって
見えにくいのだ。
で、歩いていくとかなり真っ暗になって、雪で滑ったら
怖いのでこのために持ってきていたヘッドランプをON!

(頭には着けてませんので、、。)
で、しばらく歩いていくのだけど、左手の大阪方面は
こんな時間、こんな遠くからにも関わらず、街の灯りが
ランランと輝いてて、まったく星が見えないのだ。
うーむ、予想外。

では右側の方はというと、こっちは真っ暗!
目が慣れてくるとだんだんと小さな星も見えてきた~。


そうしているうちに開雲荘まで来てしまった。
中に自販機でもあったらいいなあ。と思って、中に入ろう
としたけど、防犯ブザーでもなったらいかん、いかんです!
で、ふと建物の外にある温度計が目に入った。
マ、マイナス11度だよー!

そっかあ、マイナス11度かあ。歩いているからかそこまで
寒い気がしないなあ。
でも、こんな温度初体験かも。

そっからは道の雪もだいたい見えてきたので、ライトを
消して戻ることに。

もう一度空を見上げると、くっきりと北斗七星が見えた。








ネットで調べてみると,
「北斗七星は冬は夜8時から24時くらいまでの間は
地平線近くにあるので春夏の星座に分けられることが
多い。」
とありました。 朝5時だからかな?(笑)
部屋に戻って寝ようかなあと思ったけど,やはりダメもとで
雲海が見れるかどうかチェックしに行かないとと思い,結局
7時頃まで起きてました。
残念ながら雲海は出なかったけど,また夏に来ればいいよね。
立里大満喫です。

で,なんとなく歩きたい気分。
やっぱり帰りも歩いて帰ろうかな,,?

食事は17:30から。
食堂に行くと写真のとおりセットされていた。
おお!大峰山系だけどゴマ豆腐がある。 ちょっと意外。
完全精進料理かと思われたけど、鍋にはエビが入って
たので、そういう訳ではないみたい。
いただきます~!もうお腹がぺこぺこだったのだ。
食事をいただきながら、食堂のおばさんといろいろ話
した。
そこで分かったことは、ここ立里荒神は決して規模が
大きい訳ではないけど6人もの神職の方がお勤めされて
いて、今日は週末なので6人全員出勤とのこと。
でも平日でも3名は必ずいらっしゃるらしい。そして夜も
誰かが必ず泊まり込むらしい。食堂の人も交代で泊まって
るので、一人でも泊まりに来るのは全然構わないとのこと
だった。
すごいなあ、立里荒神。
そして、おばさんが言う。
「『夜参り』するなら宮司さんに言っておけばお社
までの階段の明かりを付けておいてもらえるけど、
どうする?」
へ?『夜参り』ってなに?
したほうがいいのかな、、?
どうやら『夜参り』とは、23:30頃に社に参ってそのまま
0時を過ぎて引き続きお参りすれば2日分いっぺんに参れる
からお得らしい。(笑)
でも、あんな寒いところで1時間もお参りする人もいるらしい
のだが、わたしゃ無理っす。
明日の朝はどうするかと聞かれたので、明日はバスで帰ろう
と思うので遅めの8時に朝食の準備をしてもらうことにした。
部屋に戻るとすぐに眠気が襲ってきて、7時30分には寝て
しまった。(爆)
一応星を見るために携帯のアラームを夜10時にセットしてた
けど、起きたら4時だった。(笑)
そして、携帯がとんでもないことになっていた。
初めて見る表示が、、、。
「 異 常 」
なにそれ!なにそれ~!?
充電もしてるはずなのに動かない。
心当たりはただ一つ、、、。 温度だ。
寝るまではエアコンを入れておいたけど、寝るときに消し
たんだな。で、たぶんこの部屋の中がものすごーく寒いんだと
思う。
きっと氷点下なので、携帯に「異常」が起きたんだと、、、。
とりあえず、ふとんに忍ばせてた電気あんかの上に直接
置いて、さらにカイロを乗せて暖めることに。
そのおかげで復活したけど、案の定まったく充電は出来て
なかった。
恐るべし立里荒神。(笑)
外から見ても真新しいところだと思ってたけど,部屋も
すごく綺麗~。

そしてりっさちゃんに連絡しようと思ったけど,またもや
かからないので,まんさく社長の家に電話したらいるとの
こと。
「りっさちゃん,着いたよ~。

もうまんさく社長にバラしてもいいよ~。(笑)」
誰にもバラさないとなると,ブログにもかけないしね。
へへへ。

そして,睡眠時間4時間の眠気が今になってやって来て,
このまま寝てしまいたい衝動に駆られたけど,いや,まず
荒神さんにご挨拶せねば!!

ということで,鳥居のかかる階段を登っていく。

ここの鳥居は赤く塗られてないから,私は好きだったりする。
とても自然だから。

今日もきれいに掃き清められていて,やはりお正月だけじゃなく
いつもきれいにしてるんだなあ。

そして荒神さんにお参り。
節分後だからなのか,お供えもいろいろとしてあった。
ちょっと驚いたのは,するめが供えてあったこと。
荒神さんは生臭を嫌うんではなかったのか?


お参りを済ませてから,さて,洗濯もしたいしお風呂に行こう
かな。でも,コインランドリーが参籠所にあるんだろうか,,?
参籠所のお世話もしているうどん屋さんに聞いてみると,やっぱ
り無かった。高野山でも凍結するくらいだからなあと思ってたけど
立里は高野山よりさらに5度近く下がるらしいので,無くて当たり
前だった。(笑)
開雲荘(雲の上温泉)には歩いて15分ほどと聞いていたので
歩いていこうとしたら参籠所の人が電話してくれて車で迎えに来て
くれる。
ありがとうございます。





開雲荘は日曜の3時ということもあって,お風呂は独り占め!
1時間半くらいかけてゆっくりと浸かった,というか寝てた。(笑)
そして念のためコインランドリーがないか聞いてみたけど,
やっぱり無かった。
ま,上は着替えがあるからいいか,,。

また車で送ってもらって夕食の時間まで部屋でくつろぐ。
部屋で見る夕日はそれはそれはきれいでした。
