どこを撮っても絵になるキー・ウエスト
(翌朝、ホテルの庭にて)
キー・ウエストに入ったときには陽が暮れていた。
ホテルにチェック・インしてから、まずは食事のできるところをフロントで訊いてみた。
運転しながらサンドイッチを食べただけで、モーレツに腹が減っているのだ。
(とはいえ、そのサンドイッチは巨大だったけど)
車で繁華街へ出る
裏通りには中南米っぽい風景が
もっとも賑やかなデュバル・ストリートを歩く。
ヘミングウェイの通ったことで有名な『スラッピー・ジョーンズ・バー』という店を覗いてみると、凄まじい音量でロックバンドが演奏してた。
おまけに、そのロックがすごく下手なのだ。
結局、表から写真を撮っただけでスルーしました。
ホテルで訊いたグラン・カフェという店
ワイン1本プレゼントという実にいい店だった
(酒くれた=いい店と勘違いしてるが)
カジキマグロのソテーとステーキを注文
醤油とわさびを加えたソースがかなり美味
そして、翌朝
早朝は海面が鏡のようだった
ホテルの通路でホシザキの製氷器を発見
「ガンバレよ!」と声を掛ける
これは国道1号線(U.S.1)の終点
町中にポツンとあって、見つけにくかった
米国最南端のサザンモスト・ポイント
キューバまで90マイルと記してある
ヘミングウェイが晩年を過ごした家を見学
観光客には各部屋の説明をしてくれる
(日本語の説明書もくれたぞ)
寝室にいた立派なお顔立ちのネコ。
この敷地には60匹以上のネコがいるらしい。
ヘミングウェイの小説『海流のなかの島々』には、主人公トマス・ハドソンがネコたちと過ごすシーンが数多く登場するのだ。
近親の交配が多いために、ネコの半分近くは6本指らしいです。
とうとう旅も終わりに近づいた
再びU.S.1を通ってマイアミへ戻る
空港近くのホテルで一泊して、翌朝は日本へ
今回の旅で得られたことは、
「もうちょっといい加減に生きてもいいかも」
という考え方でありました。
万事におおらかで神経の図太い米国人と接してみると、いかに自分が考え込む質なのかが分かる。
ま、心配性なんですな、僕は。
ともあれ、こうして各地に想い出を残していくこと。これが生きていく上でのヨロコビになるのは間違いないんであります。
また来るぜ、アミーゴ!
おわり
本編その9へ
この連載の初回へ
ハヤトさんは何処に
空の色
空気
風までもが
とっても違う世界へおいでなのですね
お~ぉ~っ
うらやましいですわ
すっかり旅好きになってしまいました。
旅をするために働いている、という感じですわい。
本当に鏡のように美しいですねえ。
旅をするために働いている、というコメントが素晴らしいです。
私も国内でいいので、旅にでたいものですわ。
「暑い地域の海はきれいではない」と思いこんでいたので、予想以上のヨロコビだったのだ。
旅に出るのはいつもわくわくし、現地では100%楽しんでおります。
しかし、帰ってくると「やっぱウチはいいな」と思えるから不思議であります。
島の魅力は、空と海の魅力でもあるんですな。
そして、なぜか島にはネコがいる。
江ノ島もネコだらけですよね。