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くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

ダブルの醍醐味、フランス・ギリシアの旅 その2

2010-06-07 20:49:10 | ダブルの醍醐味、フランス・ギリシアの旅

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スマート、ミニなど小型車多しパリ市内

 パリ2日目。
 初めてのフランスということで、気持ちが昂ぶっている。
 昂ぶったあまり、昨夜はすごい経験をした。
 ホテル近くのカフェで夕食を摂ったのだが、メニューに
 [ソーセージ、XXXXXX]
 というメニューがあったのだ(フランス語で書いてあったが)。
 食いしん坊の僕はてっきり、このXの連続が
(これはスペシャルにウマいんだろうな)
 という意味に取った。そこでギャルソンに「これはウマいのか?」と英語で念を押すと、彼は手の平を下にして、船が揺れるように、手を動かしたのである。
(ま、悪くないんでない)
 こう、言っているのだと思った。そこでそのXXX...を注文したのだが、これが、凄まじかった。




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ヴァンドーム広場に面したお店
左側の店だけ外壁を掃除してるのが分かる

 それは、強烈なアンモニア臭の混ざった、臭い臭いソーセージだったのである。
 焼きとん屋で、白モツと言われる部分がありますね(豚の小腸など)。これを、日本では匂いを消すために、焼酎で洗ったりして下ごしらえをする。
 そういう部分を、あまり下処理せずに短く切って、それを腸詰めの中身にした感じ。
「うわわわっ」僕は届いた皿を前に、のけぞった。
「うわー、こっちまで匂ってくる」細君が非難する。
 勇気を出して食べてみれば、やはり臭い。モーレツにブタ臭い。
 頑張って半分以上は食べたのだが、あれはきっと、田舎料理なんだろうと思う。
 初日からそんな洗礼を受けたおかげか、パリがぐっと身近になったのでありました。




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これ、何と建築現場の事務所なのだ
ちゃんとデザインしてるんだなァ




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カラフルな郵便局




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 ところで、クレーンとは、英語で鶴のこと。
 日本のクレーンは、どう見たって鶴には見えないんだけど、欧米のクレーンはこんなカタチをしている。
 なるほど、鶴にも見えるなと納得であります。




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 雨が降ったり、やんだりしている。
 寒い。セーターとコートでちょうどいいくらいだ(5/14時点。パリは例年よりずっと寒かったらしい)。
 オペラ広場にある[カフェ・ド・ラペ]で昼食を摂ることにした。
 左のクロック・ムッシュが17ユーロ(約1900円)。
 右のサンドイッチ、パリジャンが13ユーロ(約1500円、115円換算)。
 さりげなく値段を書いたけど、何とお高い昼食であることよ!
 円高・ユーロ安の状況で、この値段なのだ!
 しかし、実に美味かった。バゲットは中がみっちりと詰まった香ばしいパンで、ハムもチーズも素晴らしく美味。




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世界最古のデパート[ボン・マルシェ]で缶詰チェック




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 ついに本降りとなって、カフェに避難する。
 しかし人の思うこと、みな同じであります。憧れていた[ドゥ・マゴ]には入れず、隣の[カフェ・ド・フロール]に腰を落ち着けた。




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 この日。
 夕飯は、本場のタルタルステーキ(牛の生肉。ユッケみたいなもの)が食べたかったので、パリで一番美味いという[ビス・ドゥ・セヴェロ]へ行った。
 タルタルも美味かったが、ワインも良かった。前菜にサラダ、メインにタルタルステーキで充分の量がある。
(生ハムサラダ・約1380円、タルタルステーキ・約1800円)
 最後に店主と話しをすると、
「日本人がシェフで修行している。話しをしていきなよ」
 という。そこで厨房に入ると、いましたいました。紛う方なき、日本の若い男児が。
 頑張って修行して、日本にもウマいタルタルステーキのお店を開いておくれ。


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 つづくっ!
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