くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

スティル・ライフ

2004-07-10 16:49:55 | エッセイ
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 最近お気に入りの“めかぶ”さんです。なんか身体にとても酔い、いや良いらしいです。まったく「よい」の変換第一候補が「酔い」だもんなあ。みんなに怒られてもしかたがない。
 あっと話しを戻して。これはヌルヌル食べ物ですが、あんまり磯臭くなくて美味いです。どのメーカーの製品を買ってもついてくるタレがまた美味い。ダシ醤油みたいですな。そんでこいつが意外にも酒に合うんです。いんやあありがてえありがてえ♪

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 器っていいですね~。soroさんの器がきたら、久しぶりにだし巻きが食べたくなりました。今度は冷蔵庫があるから大丈夫だよう~心優しきnaoちゃんっ! 
 器とか、箸とか、まあ食器に限らず生活を取り巻いているモノども。僕は物欲が少ないので持ち物はうんと少ないです。「ああこいつはいいなあ」と思ったものと仲良く生活しています。かなり前に『rinrinのガラスの靴はどこに』作者リンリンさんとブログで話したのですが、お互いモノを擬人化して見ることが多いようです。足元にあった邪魔なリモコンをどけるとき「一寸いいかい」と話し掛けたり、調子が悪くなった電化製品に「おいおいどーしたんだ!」と話し掛けたり。
 スティル・ライフ。無機質な生き物。大事にしている物は滅多に失くさないと言います。反対に「もうそろそろ要らないなあ」と思った途端にどこかに行ってしまったり、壊れたり。そんな経験をお持ちの方は多いと思います。“彼ら”は役目が終わったと感じれば去るのです。しかし持ち主といつも心が一緒であれば、持ち主の身代わりになってくれることもある。
 スティル・ライフ。声なき物たちもやはり生きている、そう思うのは大げさかなあ。
 
 


決してそんなことはない

2004-07-10 15:24:03 | エッセイ
 今年もあの夏がやってきますね。『walkup.sunnyday.jp』“本の到着”~にトラックバック。
 四月からブログ人を始めて、実に多くの方々と知り合いになることが出来ました。そして面白いのが、みなさんの価値観や求めるものが似通っている部分が多いということです。ただのなれあいとは違った、もっともっと懐の深いところで共通している。それは戦争と平和についてもそうですね。ブロガーのみなさんがこんなに平和を希求しているとは、本当に嬉しい驚きでした。上記walkup.sunnyday.jp作者のNoritanさんは東京大空襲の写真集を購入されたそうです。こういう方こそ真の活動家ですね。

「戦争が文明を進めた」という言葉があります。これは言葉としては正しいのですが、僕は決して使いたくないと想います。しかし実際に戦争が始まると、ニンゲンはどこまでも知恵が回るのですね。例えば対人地雷。ベトナム戦争以降、その威力は小さくなっています。感知すると兵士の片脚を吹き飛ばす程度です。これはどうしてか。一人が歩けないほどの負傷を負うと、それを支えて歩かせるために二人の兵士が必要になるのですね。合計三人が戦闘能力を失う。これは一人を殺してしまうよりずっといいのです。そして兵士というのは仲間が負傷すれば必ず手を貸して連れ出すものなのです。その心理までをも利用するのですね。
 また太平洋戦争で米国は焼夷弾を開発しました。これは本土を爆撃するに先だって、日本家屋を研究した結果の最適な爆弾だったのです。日本人の家は紙と木で出来ている、だから燃やせば被害が大きくなる。爆発力の大きいTNT火薬を多くするよりも、延焼剤や油などを使って火事を起こしたほうが被害が大きい。心理的にも火事というのは恐ろしいものです。おかげで日本中焼け野原。
 そして近年の中性子爆弾というのは生物の細胞核だけを破壊する兵器です。建物は壊さないし、原水爆と違って放射能汚染がない。なんとなれば占領するのに楽チンです。くっそ~。
 
 しかしこんな技術を知っても、もはやしゅんとなったりはしない。人間というイキモノは、元々スクールフィッシュ(集団生活)を営む種族なのです。喧嘩や意地悪があっても集団を維持していこうとする本能が備わった種族です。殺人のための知恵よりも数千倍の“美”への知恵があります。美とは別に芸術のことだけじゃないです。日常生活の一コマ一コマが美そのものだと想うのです。

突然の夕立にみんなびっしょりと濡れてしまって、何だか道行く人同士が笑い合っている。

酔っぱらってすっかり電車の座席で寝てしまっている人を、終着駅でちゃんと起こしてあげる人がいる。

素晴らしい映画が終わったあとで、映画館の中の客みんなで拍手をする。

美しい涙を見てもらい泣きする。

 人間の生活には美が溢れているなあと想うのです。そしてこうしてブログで巡り会ったみなさん一人一人が美を求めて毎日活動している。
 今年の夏は「戦争が文明を進めた」なんてことは決してないぞう! と大声で言える気がします。

追:walkup.sunnyday.jpのコメントに書き込みが出来ないようなのですが、僕のMacの問題か知らん。教えてくだせえはあはあぜいぜい♪ 


こんならしいです

2004-07-10 11:36:36 | ジョーク
 一寸前に『不埒な天国~Paradiso Irragionevole~』作者の粋人albero4さんのご友人「まゆみーな」さんから面白いサイトを紹介してもらいました。イタリア人の暮らしぶりを皮肉った『ヨーロッパとイタリア』というアニメーションです。
 何でもイタリアでは著名な漫画家が作ったらしいですが、ほんの一寸でもイタリア文化を聞き知った方なら「あ~、そうそう!」なんて楽しめると思います。読み込むまで少~し時間がかかりますよ♪

 もう一つ、あまりにも有名なジョークをご紹介させていただきたいと思います。英訳して暗記しておくと、英語が通じる外国人にはかなり受けるやつです。ぜひお試しあれ♪ 


 豪華客船が今にも沈もうとしている。船員たちは救命艇を準備しているが、乗客全員は乗れない。そこで船長は女性と子供を救うために、男の客たちに向かって説得をすることにした。

→アメリカ人の男たちに向かって
「たっぷり保険を掛けているんでしょう?」
 彼らは喜んで海に飛び込んだ。

→イギリス人の男たちに向かって
「真の紳士は女子供を救うものだ」
 彼らは紳士的に納得して海面に飛び込んだ。

→日本人の男たちに向かって
「他のみなさんも海に飛び込んでいるんですよ」
 彼らは素直に海面に飛び込んだ。

→イタリア人の男たちに向かって
「お前ら勝手に飛び込むな!」
 彼らは歓声をあげて海面に飛び込んだ。

『不埒な天国~Paradiso Irragionevole~』“Contro L'afa”~にトラックバック♪ 

追:上記『ヨーロッパとイタリア』、albero4さんが同じ内容のものでもっと軽めのURLを教えてくれました。彼女のトラックバック記事を読むべしっ。ありがとう~♪