カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 163 知識階級

2016年11月22日 08時01分07秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。

必要な方のために出典も明示し、あればリンクさえ提示しています。


中国ほど、知識階級が思想や行動の実質的な指導者となっている国はない。そして知識階級は、現行の体制が中国と中国人にとって手に入れることのできる最高のものだと確信している。:P.184 アーサー・H・スミス「中国人的性格」石井宗晧・岩﨑菜子訳 中公叢書


たしかに

120年前ではなく、現在でも「普通の国では知識階級がその国の指導者になることはない」ようです。

しかし中国では、120年も前から今に至るまで、「今の時代で最高に知恵があるとされる人たちが国の指導者になっている」ようです。

現在の世界情勢を見る限り、「知識階級が国の指導者になるという中国」は、普通の国家にはまずない希有の国なのでしょう。

その証拠として、中国共産党が中国国民をバカにする「独善性・尊大さ」が挙げられます。

  • そういえば中国共産党幹部は、文化大革命・天安門事件などで有力な自国民を無数に殺害しております。
  • 日本語には「残り福」という言葉がありますが、実際のところ残りカス」ばかりになってしまったような印象がある現在の中国共産党幹部ですから、それにふさわしい全体主義的で不遜な言動が頻発するのは、やむを得ないのでしょう。
  • 私は、本当の中国人はこんなはずではない、と考えていますが、それは「余りにもあま過ぎ」でしょうか(笑)。

普通に考えるならば

知恵のある人ほど国の指導者にはならないものです。

例えるのに憚りますが、「ノーベル賞に値する知性は国の指導者からではなく、市井の人からでてくるのが普通。

ノーベル平和賞の場合は例外的で、これを受賞した金大中・オバマ・EUらが戦争を起こせないはずと逆手にとった北朝鮮・中国・ロシアが武力に訴えることが増えるなど「ノーベル平和賞の大失敗」が続きましたが、専門分野が分化した自然科学系では、これは間違いないことでした。

中国では、ノーベル賞平和賞が「中国政府が獄中に捕らえている人」に授与されたことに我慢ができず、自ら不可解な「孔子平和賞」なる「かけつけ賞」を創設せざるを得ませんでした(笑)。

この「賞」は果たして多くの人たちに受け入れられるのかどうか、その前に中華人民共和国なる国が崩壊してしまうのでしょうか(笑)。

プロレタリアート独裁

「美しいかけ声」は結構なことですが、『労働貴族』を排出するだけの差別システムなのかも知れませんね(笑)。

保護主義的な傾向と言えば次が挙げられます。

  • 最初に指摘しなければならないのが、次期米大統領に就任することになっているトランプのアメリカ。
  • 従前から超保守に徹して、経済発展を「偽装」する中国共産党←保護主義というよりもうぬぼれ体質か。
  • EUでは「人道的」という仮面をかぶった傲慢なキリスト教国では、不法移民が増えすぎた結果、これを排除しようとする閉鎖的な右翼政党が躍進しています。「人道的受け入れ」が一部の為政者による「失政」だったかも。

などを指摘しなければなりませんが

もしもトランプが大統領になってからも選挙戦当時の公約を守ろうとするならば、間違いなくアメリカ経済は縮小し、同時に世界経済が停滞し始めるでしょう。

また中国が、工場を東南アジアに移転しつつある企業が多く経済が縮小しているにもかかわらず「経済が発展し続けている」と偽装し続けるならば、激減しつつある中国への信頼性が、いっそう低下し、もう誰も見向きしないようになるでしょう。

この中国危機に瀕した共産党政府は、あろうことか「日本が孤立しているなどとでっち上げて生き延びようとする始末(笑)。報道規制された中国の民と、反日日本人は、きっとこのでっち上げ声明に狂喜乱舞しているのでしょう(笑)。

生き残るためにはいかなるでっち上げも厭わない」という中国共産党に、明日はなさそうです。

信頼性を獲得しようという意志がまったくなさそうなので、自惚れ体質の国家が滅びるのは、自業自得でやむを得ないのでしょうか。

ただし国家が滅びても民族が滅びるわけではありませんので、ぜひとも今よりももっともっとマシな国を作って下さいね。

いつの時代でも、世界各国が中国共産党にひれ伏すはずはない、のですね(笑)。思い上がりもいい加減にしなさい、というところ!

アメリカでは

幸いなことに、最悪には陥らないという本人のつもりでしょうか、2大政党が交互に政権を獲得して国を運営しておりますが

残念なことに中国では

  • どんなに中国共産党が失政を重ねようとも、その失政を、言論弾圧・報道規制を背景にして、知らせないで済む
  • しかも交代すべき政党が存在しない

のが中国共産党にとっては利点で、同時にそれが致命的な欠陥なのでしょう。

我々日本人はどうやら

中国が旧態依然とした社会制度である限り、安泰なようです。

かりに中国が普通の知性を持ってしまったら、いったいどういうことになるか(大笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


崎枝のカンムリワシ

2016年11月22日 07時12分31秒 | 野鳥(カンムリワシ)

撮影月日:2016年11月03日
撮影場所:崎枝半島(石垣島)

 これが

こんかい撮影した中では、最大限のカンムリワシの静止画像です。これを実現するために、「最接近の場所よりも遠ざかざるを得なかった」という実に不思議な経験をしております。

こう見ると「かなり大きそう」に見えますが、実際の大きさは「カラス」より少し大きいほど、という猛禽類にしては小さいほうに属します。

ぴったり撮影者と視線があっていますね。それでも逃げなかったという奇跡に驚きべきなんでしょう。


猛禽類」について、次の言葉がありました。 


食について考える ユダヤ教編 

コーシャでない食品(ユダヤ教が食べることを禁止している食品)は、次の通りです 

  1. 割れた蹄が無く反芻しない動物(例えば、豚、ウサギなど)
  2. うろこの無い魚、甲殻類、貝類(ウナギ、アナゴ、エビ、カニ、タコ、イカ)
  3. 猛禽類や死肉を食べる鳥(タカ、ハヤブサなど)
  4. いなごやバッタ以外の昆虫
  5. 規定に則った方法で収穫されていない葡萄、およびその葡萄を利用した製品(ワインなど)

2015年11月17日 


せいぜい

この2000年以内に「人」が決めたことであり、必ずしも現状とは相容れないところがあるでしょうが、戒律が厳しい宗教(イスラム教・ユダヤ教)では、食べ物に関しても厳しい制限があるようです。

日本には

そういった制限はなさそうですが、50~60年以上も前からじんま疹に悩まされている「卵アレルギー」の人がいました。

喘息(ぜんそく)なども昔からありますね。

根拠のない素人の直感ですが、大気汚染が原因だっただろうと思われます。

PM2.5拡散の現状ですから、現在生活している人は、比較的いいとしても、新たに生まれるであろう2020年頃の中国・韓国の人たちの中に、深刻なアレルギー症状が多数出て来るのではないかと畏れています。

マスクをしているので授業中に追い出されたなどとは言っておれない時代ですね。

いまでも複合汚染とみられるアレルギーは日本でもみられます。

小麦アレルギー

青魚アレルギー

アレルギーの原因はよく分っていないようですが

食物に含まれる無数の食品添加物の蓄積によるものか

大気汚染などとも関係した複合汚染か

とにかく都会での複合汚染や、都会向けの「食品添加物を多用した」汚染食品を高効率で作り続けている地域およびその食品を摂取している地元が危ないと思われます。

過剰反応が原因だとすると、O157を思い出しますね。過保護にしないで、幼少の頃から屋外でたくさん「害とたたかう経験」を繰り返しておき、免疫力を高めておくのも大切ではないでしょうか。

過保護が一番いけないようです。

あぶないので保護するのですが、過保護はだめです。

宗教の忌避(きひ)食品と医学上のアレルギーは、現在の食に関して一般の人が感じる最も敏感な問題になってきました。 


おなじ猛禽類のタカ系ですが

ミサゴ

泳いでいる魚を捕らえて磯の岩陰に隠していたのが自然発酵して寿司の原形になったという「みさご寿司」説があるようですが、ミサゴは魚が好きなようですね。それが原因でしょうか、鳴き声も「ミャオ~ミャオ」と魚の好きなネコのようです(笑)。

ネコというと私には想い出があります。自分が釣ってきた生きた魚をある人にあげようとして持参し、水の入った入れ物に移したとき、そこで飼われている子ネコが寄ってきて、手で魚をいじろうとしました。その時、魚が「ピシャ」と跳ねたので、驚いて逃げた子ネコはそれ以来戻ってきませんでした。初めて生きた魚がはねるのを見たのでしょうか。

オジロワシ・オオワシ

冬には南下して日本でもみられ、夏になると北へ移動しますが、北海道あたりではそういった渡りをやめた留鳥もいるようです。いずれにしても小動物や魚を捕獲するようです。

トビ

これは小動物だけでなく、弁当や生ごみをあさるなど、肉食系には違いないのでしょうが、何でも食べる雑食性に近いのでしょう。このように進化したせいか、世界各国で見られますね。

カンムリワシ

ずっとカエル・ヘビ・ネズミを食し、決して魚を食べないらしいのですが、これは伝統を順守しているのか、それとも偏食というべきか、或いはアレルギーを避けているのでしょうか。

そのためか絶滅危惧種に指定されているようです。 


そんな記事を書いていると地震が発生したようです。

2016/11/22 05:50 福島で最大震度5弱の地震

房総~青森の太平洋岸に津波警報・注意報がでたとのこと

2016/11/22 06:16 福島・宮城で最大震度3の余震

テレビではNHKでいきなり6:01に緊急画面「すぐににげて!」画面に切り替わりました。これは地上波(総合・Eテレ)・BS(101・103)の4つで共通画面でした。

また民放でも、地上波は特別番組に切り替わりCMは時折流れていたようです。また民放BSでも字幕で地震情報が流れていたようです。

カンムリワシ記事など、どうでもよくなりましたか。


韓国の醜聞162 博多の道路陥没

2016年11月21日 03時03分14秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクさえ提示しています。


 博多陥没、復旧作業が韓国ネット上で話題にAbemaTIMES 2016/11/15  

もしもリンクが切れていたら、記事の文面通りで検索してみてください。原本を探せるかも知れません。

  • 陥没事故で、死者がないばかりか1週間で復旧作業が一応終わり通行禁止が解除されたようで、海外、とくに道路陥没がしばしば起っている韓国では驚く人が多いらしい。日本の職人気質を称える人も希にみられました。
  • 上記の引用中で秀逸だったのは、道路陥没がしばしば起っているからに違いない国での「韓国で起ったなら大統領は7時間雲隠れし、死者は20人ほど出ていただろう」でした。

2年半前の韓国セウォル号事件当日、大統領の行動に「空白の7時間」があったと揶揄した産経新聞のソウル支局長が、朝鮮紙を引用しただけで「名誉毀損」というアヤシい理由をつけて起訴されました。しかし引用源の韓国紙は起訴されませんでしたね。その1年後、無罪判決に至りましたが、私の根拠なき直感では、悪意ある韓国語への翻訳によって起訴されたのではないか、というところ。

もしも「7時間でこれを直感したならば、実にすばらしい(笑)。

韓国の法体系の未熟さを示す好例でしたね。

  • しかし3年前には「大統領の名誉を毀損する日本の産経新聞はけしからん」と怒っていたのが、3年後には産経どころではない「全国民国的な大統領辞任要求」に豹変した光景からみて、この国はアブナイと思いました!

最後に「陥没」や「道路」関係の韓国紙日本語版をご紹介します。

[社説]道路陥没の恐怖に根本的な対策を立てろ:韓国ハンギョレ紙 2014.08.20

これは2年前の記事ですが、すでにその頃には恐怖があったということですから、陥没事故はそれまでにたくさんあったのでしょう。

ソウルの地下鉄工事現場付近の建物5棟が傾く:韓国ハンギョレ紙 2014.11.11

陥没したとは言っておりませんが、地下鉄工事に関連した事件でしょうか。

ソウル市長が東京訪問 道路陥没対応など学ぶ:韓国聯合ニュース 2015/02/02

よく覚えておりませんが、前の東京知事、舛添の頃だったのでしょう。ろくに学べたとは思えず、外遊とは気楽なものですね(笑)。 

【社説】一瞬で道路が陥没…ソウル市内、不安で歩けるだろうか:2015年02月23日 [中央日報日本語版] 

社説でも、ソウル市内でのどの道路がいつ陥没するか不安だ、と述べております。

石村湖の水位低下現象、9号線・第2ロッテワールド工事が原因:2015年08月07日 [韓国中央日報日本語版]  

人工湖である石村湖の水位低下が、地下鉄や建物の工事に関係しているのかどうか、私には分かりませんが、直感としては関係がありそうです。 

道路陥没招く老朽下水管、補修費用1840億円=ソウル市試算

2016年06月22日←金の配分の問題なのでしょうか。

こういった事故が少ないならばまだマシですが、これだけたくさんあると、もう社会の病気としか考えられません。

それでも「先進国家のつもり」であるのは、中国とともに立派なんでしょう(笑)。


まだまだありそうですが・・・・・・。

地下鉄とは縁がない地域ではこんな問題は起こりませんが、道路の下を幾層にも地下鉄が走る日本の都会では大丈夫かな、と心配になってきました。

そう思っていると、次のような記事が見られました。 


繁華街で相次ぐ大規模陥没 福岡では2年前も産経新聞 2016.11.8 

過去に

博多や名古屋でも陥没事故あるいはこれに準じる事故があったけれども、死者ゼロだった、としています。

それは立派なことに違いありませんが、そもそも、そういった陥没事故を起こすような事態がなぜ起ったのか、のほうが問題でしょう。

中国・韓国ほどではないとはいえ、危険な日本の地下空間ですね。

さてさて、皆様はどう思われますか。


中国に関する醜聞 162 面子を重視する

2016年11月20日 05時50分55秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。


人に罵言を浴びせる時の中国人の奇妙な特徴は、相手の実際の過失に触れることは「立派なやり方」ではないと考え、むしろ彼の卑しい出自を問題にして彼の先祖を侮蔑するところにある。・・・・・・

また、もし侮辱したことを謝罪するとすれば、侮辱した人が、自らの品位を落として恥ずべき行為をしてしまったと詫びるのではなく、その時にその相手にそのような言葉を用いたことが間違っていた、と詫びるのが適切だとされている。:P.248 アーサー・H・スミス「中国人的性格」石井宗晧・岩﨑菜子訳 中公叢書2015年8月25日初版発行


これは異様なことで・・・・・・当時の中国では

相手の過失に直接触れることは大変な侮辱になるようで、むしろ、相手の祖先の賤しさを非難するほうを選ぶとのこと。

120年後の中国では今、どうなっているのでしょう。少しは残っていますか、または、そっくりそのままですか。いやいやそんな過去はとっくに終わっている、ですか(笑)。

重要なのは

相手の面子(めんつ) ≫ 相手の祖先の名誉

ですから面子を重要視するため

ケンカをする場合、相手の出自を侮辱する(先祖を侮辱する)ほうを選ぶ、ということらしい。

今おこっているケンカの原因についてですが

  • 相手の行動を直接非難すると、相手が面子をうしなう
  • それよりも、相手の先祖をおとしめるほうがまだマシ

というのでは、お先真っ暗と言うところ。これは儒教そのものなんでしょう。

なるほど、これが中国特有の「現状を改善させない仕組み」なのかと思いました。 

これは「先祖を崇拝する」儒教の教えに反すると思うのですが、それより現実の「面子」のほうが大切なんでしょうか。


面子」について賢者の言葉に耳を傾けてみましょう。再びスミスも出てくるでしょう。  


中国には、この制度には賛成だ、法律の前ではすべての人が平等でなくてはならない、と言いながら、自分は例外だという人物がいつもいる。

自分は、他の人間よりはるかに賢明で才能があるから、みんなと同じように束縛されたら、面子が立たない、と思っているのだ。:P.133 柏楊(ポーヤン)著「醜い中国人」光文社 


これは中国人が語る

面子(めんつ)」についての説明で、実際にその通りなんでしょうが、法よりも面子を重視する思考方法らしく、私にはまったく見当がつきません。

「うぬぼれ」を「自分の面子」のために使っているだけなのでしょうか。

今でも中国では言えるのかも知れませんが

法は「外国人を罰する」・「無知な人間を支配するため」に存在するのであり、「賢明な中国人は法さえうまく騙せる」のでしょう!

中国でいう法律は

  • 政府の暴走を抑えるもの
  • 万人に適用されるもの

「ではない」と言えます。 


中国人は面子にも復讐にもこだわるが、それ以上に実利にこだわる。実利があるならば、面子などはどうとでも説明をつけてごまかしてしまえばよいのだから。:P.201 黄文雄「儒禍 中国2000年の呪縛」2014年9月20日初版第1刷発行 光文社 


不可解な中国人の「面子」ですが

あくまでも「実利」が優先されるというならば、「面子」などなんとでも屁理屈をつけられるので、納得できそうです。

なにしろ革命や改善を禁止された代償として、偽装ペテン賄賂を黙認する「実利」というおいしそうなニンジンをぶら下げられたら、たまりませんね(笑)。 


 例えば、過失を非難されることは〈面子を失う〉ことになる。だから面子を保つためには、証拠がどうあれ、彼らは事実を否定せねばならない。

テニスボールがなくなり、そしそのボールはある苦力〔クーリー:下級労働者〕が拾ったことに疑問の余地がないとしよう。しかし彼は憤懣(ふんまん)やる方ないといった体で、それを否定する。それでいて、すぐにボールのなくなった場所へ向かい、そこで彼はボールを発見する。そして、彼の袖から取り出されたボールを手に、「ご覧下さい、ここにあなたの〈お失くしになった〉ボールがございますよ」と言うのである。 

給仕の女が主人の家で客のペンナイフを失敬した場合も、後で彼女はテーブルクロスの下にそれを発見し、これ見よがしにそれを取り出す。いずれの場合も、こうしてそれぞれの〈面子〉は保たれるのだ。

:P.17-20 アーサー・H・スミス「中国人的性格」石井宗晧・岩﨑菜子訳 中公叢書2015年8月25日初版発行 


中国では

面子が重視され、他人の面子も保とうとする。このため、いくら犯罪が起っても法的には犯罪が成立しないようですね。

何かが紛失したとして、それがもしも大きな事件に発展しそうだと判断したら、犯人は「偶然発見した」ように装い、元に戻すらしく、また見つかったのだから誰も追究しないようです。

これと同じで、他の事件でも犯人は必ず犯行を否定しそれが黙認されるため、同じ事件が何回も繰り返されます。

改善が許されないためか、犯罪はこうして繰り返され、年間暴動10万件以上とされています。儒教の悪しき伝統ですね。

中国では、いかに面子が大切かが分るというものですが、面子を重視するとみせかけて法が機能しない制度が、腐敗の元ではないかと、私には思われるのです。 


さてさて、皆様はどう思われますか。


全国最低気温

2016年11月20日 04時03分49秒 | 科学(気象)

2時現在の観測に過ぎませんが

今日は珍しく、気象庁の観測点のすべてで「最低気温が氷点下になっていない」ようです。

尤も、この時間帯以降にさらに冷えるかも知れませんが・・・・・・

もちろん都道府県庁所在地のすべてで氷点下にはなっておりません。

今のところの雰囲気では、今日は穏やかな気温になりそうですが、乱高下しながらあと2~3ヶ月の間、どんどん冷えていく予定らしい・・・・・・。

 


韓国の醜聞161 イソップ物語

2016年11月19日 07時35分49秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。


ご存じイソップ寓話「ひきょうなコウモリ

コウモリは、動物と鳥が対立している時に

  • 動物仲間に対しては「自分には全身に毛があるので動物の仲間」
  • 鳥仲間に対しては「自分には羽根があるから鳥の仲間」

として

対立する双方に笑顔をふりまき、それぞれの味方であると装っているのですが、動物と鳥が和解してしまえば双方から信用されなくなる、という教えです。

これを別名「瀬戸際外交」と申します・・・・・・。

この場合、コウモリが韓国のことで、鳥と動物とがアメリカと中国であることを直感する皆様が多いことでしょう。鳥・動物のどちらがアメリカ・中国なのかは別として。

このイソップ寓話が現実とかけ離れているのは

現実には、まだ鳥と動物が和解していない段階なのに「コウモリが双方から信用されていない」、ことでしょうか。

韓国は

急いでこの状況から脱出しなければなりません。

しかし信用を失った従来の手法を使ってこの危機なら逃れようとするなら、さらに事態を悪化させてしまうことでしょう。根本的に手法を考え直さねばならないのです。

すでに2016年度には

  • アメリカが韓国を一部見放し始め
  • 中国もまた韓国を一部経済制裁し始め

韓国は経済的にも苦境のどん底にあります。

韓国・中国が「反日なかよしクラブ」で「日本悪し」を吹聴(ふいちょう)していた蜜月は昨年2015年で終わってしまい、この共同歩調は過去のできごとになってしまったのでしょうか。

いやいや

そんな「韓国・中国の対立」はたいしたことがなく、1000年以上続いた朝鮮半島の擬似中国朝鮮省の伝統がそんな程度の対立ではビクともしないほど強固なのでしょうか?

そして頑強な「反日日本人」の一部でさえ韓国・中国が信用できないと考え始めたようで、ようやく日本も『世間並み』になってきたようです(笑)。

この『世間並み』がマズイと考えた韓国・中国は、しきりに「日本の孤立化」を宣伝して、事態の悪化を避けようとしています。

韓国・中国が孤立化しているのか、それとも日本が孤立化しているとみるのが正しいのか、まるで「相手が孤立化している」作戦のようですが、はたしてどちらが正しいのでしょうね。 


中国は長い間、ソ連を中心とした社会主義国家の大半と反目し、またその一方でアメリカとも敵対し続けてきた。孤立した中国は、やはり似たような状況にあった朝鮮に対し、まるで「同病相憐れむ」といった感情を抱いていたのである。 

P.112-120 綾野(リン・イエ←ペンネーム)著 富坂聡(編)「中国が予想する"北朝鮮崩壊の日"」文春新書 2008年5月20日第1刷発行 


いや韓国では、この期(ご)に及んで

こんな惨めな韓国にしたのは日本だ

とするに違いありません。そうです韓国にとって、日本はいつも悪者であるべきなんですね。

むかし日本でも、「アメリカ人覆面レスラー」という悪役がいたからこそプロレスに人気があったのですね。きっと当時の日本人にも、はらしたい鬱憤(うっぷん)があったのでしょう。

いま韓国人が鬱憤をはらしたいのも似ているようでして、悪役レスラーのように日本が悪質なことをしているので韓国が窮地に陥った、としたいのでしょう(笑)。

昔から韓国・中国では

「日本を悪役に仕立てたドラマ」に人気があったようですが、問題は「脚色されたドラマが歴史の本質であると思わせた」ことでしょう。実際にドラマを見たわけではありませんが、視聴者を熱狂させるためには、相当の脚色があったと思われます。

その「ドラマを史実だと信じる」、というのは、韓族自身の深刻な問題でもありますが、それよりもっとひどいのが韓国メディアの「質の問題」でしょう。

韓国・中国にとって、歴史とは政治的な解釈に過ぎず、けっして学問ではないのです。このあたりが日韓のずれでしょうか。

この状態が続く限り、共通の歴史教科書など完成するはずがありませんね。そんな韓国が「日本はドイツに学べ」とするのですから、あまりにもレベルが低すぎて、まるで落語のような面白さを感じてしまうのです。この面白さがきっとお分かりだと思います。

似た「真理」ですが

  • 韓国では「日本の不正な裏があったから韓国は犠牲を強いられたことは30年前から疑う余地のない真理だった」のでしょう。
  • 中国では「あと10年以内にすべての点で中国は日本を追い越すだろうことは100年前から変わらない真理だった」のでしょう。

「真理」もここに至って、怪しくなってきましたね(笑)。

しかし日本の不正な裏工作が実際にあったのかどうかを解明しようとはしません。そんな解明・証拠など、どうでもいいことなんです。

みんなが言っていることに証拠など必要がない、というのは韓国が非法治国家であることを立証するものです。

    • 真理があり、これを補完するのが証拠
    • 多くの証拠から、真理が実証される

どちらが正しいのでしょうね。ものごとを「善悪」で判断し、自分が「善」であると信じたものは真理なので、これを補完する「証拠」は必ずしも必要ではない、のでしょうか?

このように

自分自身の信仰だけに頼り「真実を解明しようとする意志がどこにも見られない」ことが分れば、日本のメディアが伝える内容では見えなかった韓国社会が、より明確に見えてくるはずです。

戦前の「政府ヨイショ」の反省からか

日本の多くのメディアが戦後、「反日本政府」こそ真理だと信じ、「中国共産党ヨイショ」、あるいは「韓国政府ヨイショ」に陥っていることに、留意したいものです。

どちらにしても日本のメディアは、何かにヨイショしなければ生きていけないのでしょう。それが戦前では大本営だったし、戦後は中国共産党・韓国政府だっただけのことです。

この視点で、海外のメディアを見ていくことができそうですね。

こういった「日本の裏工作」という妄想がなぜ生まれたのか、ですが

これはおそらく儒教思想からくるものでして、韓国よりも日本が格下でなければならない、とする時代錯誤な「差別思想」が見え隠れします。

これは主に旧両班が牛耳っている韓国メディアが日本を論評する時に使う手法で、なんだかんだと屁理屈をつけていますが、多くの場合この「差別思想」が元になっているようです。

韓国の「互いに差別しなければ生きていけない」現実社会が、「自分が差別されている」と叫ばせるのでしょう。チェ・スンシル(崔順実)騒動を見ていても反大統領朴槿恵デモを見ていても「自分たちが差別されている、ひどい差別主義者を懲らしめろ」と一色になって大声を上げていますが、有意の裁判や反論がないまま全国民がそう叫んでいるように見えてしまい、それこそ「差別」に違いないと思いながら・・・・・・。

また

自分の姿を相手に投影したがる韓国人の本質がこんなところにみられます。

  • 自ら(韓国)が賤しいと、相手(日本)も賤しいに違いない、となるのは勢いでしょう
  • 自ら(韓国)が相手をだまそうと企んでいるので、相手(日本)も相手(韓国)をだまそうと企んでいるに違いない、となるのも流れとしては同じで、こういうのを日本では下衆の勘繰り〔げすのかんぐり〕と言います。
  • 多くの韓国人は「すべての日本人が韓国ををうらやましく思っている」と信じているようですが、これまたメディアのキャンペーンに過ぎないようです。もしも韓国をうらやましがっている日本人がいたとしても、それはほんの一握りの日本人だけなのです。
  • 目覚めよ韓国人、ここちよく酔わせる韓国メディアに要注意 
ただし今、韓国は

そんな「のんき」なことを言っている場合ではなく、緊急事態に陥っているようです。

例のチェ・スンシル(崔順実)騒動 ですね。

大統領を辞任させることこそ韓国が民主主義国家であることの証明

と、まるで

国中がそう思っているかのような一色のニュースばかりです。この一色状態は北朝鮮そっくりであり、民主主義の「み」さえ、見えません(泣)。

しみじみと、北朝鮮も韓国も同一民族なんだなという思いを強くするけふこのころでした、まる。

まるで韓国人たちが

反日、反米、反北までは口にすることができるけれども、決して言えない「反中」を「反朴槿恵」に置き換えているかのような勢いです。

決して表に出しては言えないけれども「反大統領」とすることで中国に対する怨みをはらせるのでしょうか。この場合、水面下では「反大統領≒反中」となります。

日帝36年のうらみは声を大にして言えますが、それよりはるかに大きい中帝1000年の怨みを口にできない韓国のつらさを、私たちは理解しておいたほうがいいのでしょうが、そんなことを言われること自体がすでに情けない状況です。

そして「反大統領」に同調しないのは正しい韓族にあらず、とまで考えているようです。

当然ながら韓国人たちは、自分たちが敵とみなしているものをいっしょくたにします。雑なもんですが、こんなところから、日本は大統領朴槿恵を支持しているのでけしからん、という主張が生まれてくるのです。つまり・・・・・・

    • いま自分たちは反朴槿恵
    • ずっと自分たちは反日

よって朴槿恵≒日本となるらしい(笑)。

これを世間では朝鮮半島の

憤怒調節障害(火病:かびょう:憤怒症候群:anger syndrome)と称しております。

韓国は、今まさに火病の真っ最中なのでした。 

こういった韓国の惨状ですが、やがて「これは日本が仕組んだ罠だ」と叫ぶ人が出て来るでしょう。

何の証拠もなく、そう叫ぶことこそ、情緒的にものごとをすすめる「正調韓国節」です。こうでなくちゃ、おもしろくありません。

もしもそんな声がなく、理性的に大統領を辞任させようとするならば、これは韓国が「ふつうの国家」へ大きく転換する可能性を秘めていますが・・・・・・。

しかしそれはムリな話で、淡い期待に過ぎないのでしょうか(大笑)。

とにかく私たちは、韓国がどうなるのか、その動向を冷静に見守りたいと思います。


イソップ寓話と言えば、もう一つ思い出します。 

2006年、まだあどけなさが残る2人の「天才」は、セ大阪の入団記者会見に臨んだ。しかし、同じユニホームに袖を通しながら、歩んできた軌跡が重なったのはわずかしかなかった。公式戦でともに先発出場したのは14試合に過ぎない。 

2人のことをイソップ童話「ウサギとカメ」に例えるのはセ大阪の秀島弘寮長(75)だ。「カメは香川君で、ウサギは柿谷君。デビューは柿谷君が先だったが、香川君はひたすら努力して体を作り、ウサギを追い越した」と笑う。:毎日新聞:2014年5月12日 


柿谷と香川

セレッソ大阪同期入団選手2人のその後、いろいろなことがあったのですね。26~27歳になった2人を、すでに追い越すような若い世代が出てきたようです。

「天才」には、それにふさわしい「粗雑さ」がなければ、おもしろくありません。先が見えすぎると、周辺がものたりなくなるようで、それが「ガラが悪い」「周囲をみくだす態度」につながるからです。

将棋の升田、サッカーの柿谷、などを見ているとどこかにもろさを見てしまうのですね。

しかしながら「粗雑さ」が天才の証明だとは言っても

韓族の多くが「粗雑」なのでこれも天才だ、とならないのは、まっこと残念なことですね(笑)。

「がさつ」なだけの連中は、日本中のみならず、世界中のどこにでも見かけますから・・・・・・

さてさて、皆様はどう思われますか。


アメリカの醜聞 09

2016年11月18日 07時29分28秒 | 海外

次期米大統領に決まっているトランプについては

擁護したいところがあったとしても、何やら否定的なニュースばかりが目についてしまうようです。

それはそうで、トランプ既成のメディアをバカにしてのし上がってきた政治素人ですから、メディアから好意的に書かれるはずがない、と言ってもいいでしょう。

政治素人だからといって

韓国チェ・スンシル(崔順実)が明日朴槿恵が着る服の色を「トランプ占いで決めていた」のではないかという話は、おもしろそうではありますが事実ではなさそうなので却下するとして、トランプ次期大統領については妙な噂ばかりですね。

本人が自分の発言を否定し続けるということは、本人が大きくぶれていることを示します。別の表現では、思いつきで何かを言っているだけ、なのでしょうか(笑)。

  • 巷の妙な噂を自身が「元気よく否定」する
  • いままで自分の主張を「安易に否定」する

こういう姿を何回も見てきたので、トランプ自身の発言そのものが信用できなくなっているのです。

こんなトランプが大統領選挙で勝利してから

  • 多くの各国首脳と「電話」会談をしたらしく
  • 先ほど 2016/11/18 07:00頃から首相安倍と初めて「直接」会談し始めた

とのこと。会談内容の詳細は、まだ分っておりません。 

当ブログでも、しばらくの間「アメリカの醜聞」が続くことでしょう。 


追伸:

その後のニュースでは、トランプがまだ大統領に就任していないこと、非公式の会談だったこと、などから安倍との会談の詳細については公にはならなかったようですが、近い将来、双方の都合がいいときに再度広く深く話し合いたい、と安倍が述べています。

また米メディアは「選挙戦時の発言がこれからどうなるのかについてのテストになる」としているようですが、詳細が分らないならば、「本人にとってのテスト」だけに終わりそうです。


中国に関する醜聞 161 罵詈雑言

2016年11月18日 06時19分53秒 | アジア

西洋人が罵(ののし)る時は、大声ではないが意味深長なことが多い。だが中国人の罵声(ばせい)は、大声でなければ意味はない

イギリス人の罵言が翼の付いた弾丸だとすれば、中国人の罵言は汚物の塊である。:P.245 アーサー・H・スミス「中国人的性格」石井宗晧・岩﨑菜子訳 中公叢書


罵詈雑言(ばりぞうごん)とは中国語のためにあるようなものらしいですね。

もちろん亜流である韓国社会の韓国語もその例から漏(洩)れることはありません。

とにかく中国語・韓国語にはケンカ言葉が相当あるようで、日本語の悪口言葉など、かわいいものらしい(笑)。

罵詈雑言の語彙が豊富ということですが、高度に発達した「差別社会」を反映した言語体系のマネをする必要はまったくありません。ぼやっとしていると、だまされますよ、注意・注意!

中国から陰に陽に影響を受け続けた日本ですが

日本が科挙制度や纏足などの悪しき風習の受け入れを拒否してきたことは、立派な判断だったと思います。

特に今の中国・韓国を象徴する悪しき『儒教』の一部だけを形式的に取り入れただけだったのは正解だと言えるでしょう。

いつの時代であっても、いいものは「どんなところからも取り入れ」、悪しきものは「取り入れざるを得ない理由があったとしても広く普及させないことが大切」でしょう。

白だ黒だとけんかはおよし 白という字も墨で書く

その1 その2

罵詈雑言は、けんかが絶えない地域で発達しますが、なぜこれが日本で育たなかったかと言えば、対立を押えるような力が働いたからだと思います。

もちろんケンカ対立が多いところでも対立を好まない人もいますし、対立が少ないところでもケンカ好きな人がいますね(笑)。

白だ黒だとは言っていますが、人種問題のことを言っているのではなく、対立の原点について述べております。日本語でいう「白か黒か」は、「無罪か有罪か」、厳密に言うと「あやしくないかあやしいか」の別表現なのです。 

これには、ひょっとすると、儒教ではなく仏教が影響しているのかも知れません。対立をむしろ推奨する儒教と、どちらかというと対立を忌避(きひ)する仏教でしょうから。

尤も仏教もいいことばかりではなさそうですが、儒教よりは遥かにマシだった、というのが私のとらえ方です。


北京の有名ホテル廊下で何があった? 暴行される女性を従業員も客も見て見ぬふり 

北京市内のホテルの廊下で、女性が見ず知らずの男に襲われているにもかかわらず、通りかかった宿泊客は誰も男を阻止しようとしない-。こんな様子を記録した監視カメラの映像がネット上にアップされ、宿泊客の冷淡さやホテル側の安全管理に対し、激しい批判が巻き起こった。・・・・・・

騒ぎに気づいたホテルの男性従業員に対し、女性は「知らない人だ」と助けを求めた。だが、従業員はカップルのけんかだと思い、「ここでけんかはしないで」などと優しく言うだけで、男を制止しなかった。男が何者かに電話した際は、何人かを呼んで、女性を拉致するような口ぶりだったという。:産経新聞 2016年4月20日 


中国では「けんか」と「見ぬふり」が

地域をあらわす典型のようですから、なにも驚くことはありませんが、監視カメラの映像が中国社会を変える可能性を示しています。いままで不明だった社会の未熟さが如実にあらわれることによって、社会を変えなければならないと気づく人が増えるかも知れない、という意味です。

しかし一方では、この種の映像が火の目を浴びるということは、中国共産党の弾圧が足りないからだとなり、ますます規制と弾圧が泥沼化する可能性もあります。今でもすでに泥沼ですから、「足の立たない深刻な泥沼」とすべきでしょうか(笑)。

いつの時代でも、便利な道具を弾圧強化に役立てる工夫をするのが、中国共産党でした。


さてさて、皆様はどう思われますか。


アメリカ大統領選挙〔2016/11/08〕

2016年11月17日 08時56分28秒 | 海外

1週間以上前のことで恐縮ですが

アメリカ大統領選挙があり、ご存じの通り、トランプが勝ちました。

候補者の双方にいやな汚点・欠点があり、これが原因で投票を棄権した人もいるらしく、残念ながら消去法という低レベルの大統領選挙となりました。

共和党のトランプは

既成政治家に失望した多くの有権者の支持を受けましたが、いかんせん、暴言・失言の満載、人格的な問題があったのかも知れません。

民主党のクリントンは

従来の路線から軌道を修正して若干有利とみられましたが、従来の政治家タイプの例に漏れずウソが目立ったのでしょうか。

この結果

アメリカの選挙民は、暴言・失言を許容し、ウソにうんざりし、共和党員が民主党候補者へ投票した例もあるようでしたが、それ以上に民主党支持者が共和党候補者へ投票したようです。

この結果、トランプが選挙人の過半数270を越えて、新大統領に選ばれました。実際の就任は2ヶ月後になる見込みです。

2016/11/16現在の開票結果では、MI(ミシガン:選挙人16)の未開票を残してはいますが、トランプ290・クリントン232となっています。:NHK集計

余談ですが(あんたの話はすべて余談ぢゃ)、2桁の州略号MI(ミシガン:Michigan)は紛らわしく、MO(ミズーリ:Missouri)、MN(ミネソタ:Minnesota)などと区別しにくいですね、どうでもいいことですが・・・・・・

それよりも選挙後1週間も経過するのに未集計の州があること自体がアヤシい!

またMLB球団などの略号もあるし、国の略号もISOとIOCでは異なるようですから、困ったものですね(笑)。

おもしろいけれども複雑なのが「選挙人」というアメリカの制度でした。

州として誰を選ぶかにこだわっていて、実際の投票で少しでも上回ったほうが、全国の有権者数の比率で割り当てられた選挙人なるものをすべて獲得する、という「総取り制度」になっているようです。

「自分の州は、これこれの党を支持する」、と明確に主張したいので「総取り」としたのでしょう。

ただしアメリカ全体としてはこれを人口比で決めざるを得ず、そのためその「選挙人」数を人口比率できめたのです。

この結果、州ごとに選挙人を総取りし、国全体としては選挙人の多さで当選者を決めることになりました。

その仕組みからして

獲得した選挙人の数が、必ずしも得票数と一致するとは限らない

という事態は、常に想定されていました。

今回は

あくまでも数学的なシミュレーションで、そういう事態を再現しようとしました。

この結果、私の手法ではかなりの確率(10%以上)で、両者が一致しないことを見つけました。

ただし80~90%は「獲得した選挙人の数の大小が、獲得した得票数の大小に一致しています」が、10~20%程度で「逆の事態」がおこった、ということです。「常に一致しない」ということではないことを、事前にご了解下さい。

いくつかその例をみましょうか。

まずは実際の選挙結果から〔ただしMI(16)のみ未開票〕

 

出典:

http://www3.nhk.or.jp/news/special/2016-presidential-election/

これに計算を少し加えたのが上の表です。

獲得した選挙人の数ではトランプが過半数を超えていますが、アメリカ全体の有権者の得票数からすれば、僅かにクリントンが上回っています。

ただしニューヨーク・タイムズによれば 

Popular Vote As of Wednesday, Nov. 16. 

For Clinton 50.4% 61.8 million
For Trump   49.6% 60.8 million
===========================================
             0.8%  1.0 million

としており、NHK報道による私の計算結果と若干異なっております。

また時事通信でもこれと同じで

敗者が100万票以上リードしていて、「大統領選挙人制度の見直しを求める声が出ている」としています。 


次に私のシミュレーション結果

選挙人の獲得数と実際の得票数が、A候補とB候補で

一致する場合を2例

一致しない例を1例

あげています。

上の表についての補足は次の通りです。

  • 4州の人口を、勝手に私が決めました。全体が3億人になったのに特別な意味はありません。
  • 選挙人定数が500なのに、なぜ有権者数に比例した選挙人の合計495と一致しないかと言えば、それは選挙人の比例割り当てで、計算上の誤差があったからです。厳密に人口比で選挙人を割り当てることは、選挙人の数をもっと増やさない限り、できそうにありません。
  • 網かけ部分の実際の投票数を乱数で決めており、ExcelではF9で再計算(再度乱数を発生)させることができます。

試行回数ですが

F9を50回押したとき「得票数が選挙人と不一致」となったのは12回、つまり24%の確率で「選挙人の数の大小が得票数の大小と一致しない」事が分りました。

別の施行では50回のうち6回、つまり12%の確率で「選挙人の数の大小が得票数の大小と一致しない」事が分りました。

大ざっぱな結論ですが、

1~2割程度の確率で、選挙人数ではある党が優勢なのに、得票数では別の党が優勢

ということがあるようです。

どうやらこれは、アメリカの大統領選挙制度がもつ根本的な宿命のようです。

興味をもったかたは、ぜひとも似たようなシミュレーションをしてみて下さい。

なぜもうちょっと早く公表しなかったのかというお叱りがありそうです。たしかに早めに完成しておりましたが、そのほかにやるべきことが多すぎたため、選挙後10日近くも経過してからの発表となりました。遅くなっても~しわけごぜーませんですだ(笑)。 


これについて

時事通信の伝える「民主党内では、選挙結果は民意を反映していないと批判し、大統領選挙人制度の見直しを求める声が出ている」には、負けたからと言ってそんなことを言うのだろう、という冷静な反応を私は示しておきます。

そんなのは、制度そのものから分っていたのですね。

これを機会に「どうすればよいか」をよく考えることでしょう。 


これに関連しますが、先にイギリスで国民投票(2016/06/23)があり

イギリス全体の票集計でEU離脱が決まった

のですが

スコットランドとしては「EU残留」へ投票した人が多かったとのこと 


これらにみられる共通点は

アメリカ大統領選挙では、州ごとの選挙人獲得ではトランプが勝ったが、アメリカ全体の票ではトランプは負けた

イギリスの「EU離脱か残留か」の国民投票では、スコットランドは国として残留を選ぶ人が多かったが、スコットランドが属するイギリス全体ではEU離脱が多かったため、スコットランドの意に反してEU離脱となった。

このため前に行なった「スコットランドはイギリスに残留すべきか独立すべきか」という住民投票〔2014/09/18〕は、イギリスがEUに残留するという前提で行なわれており、結果的にイギリス残留が決まった〔55%-45%で残留〕が、イギリスがEUを離脱するというのなら再度住民投票をすべきである

ことに見られます。

これについての私の見解は次のようなものです。

アメリカの大統領選挙で

総得票でトランプが負けたのだから選挙のやり直しだというのは論外。今回の選挙を認めて、冷静に「制度の見直し」に着手するのがよい。

イギリスの場合

国民投票〔2016/06/23〕では、イギリス全体では52%-48%でEU離脱になったのですが、スコットランドではEU残留を希望した方が多かった、と言います。

一方その2年ほど前のスコットランド住民投票〔2014年9月18日〕では55%-45%でイギリス残留が決まったようです。しかしこれも細かく見るとスコットランド内のある州では独立派が多かったかも知れず、州ごとのアメリカ大統領選挙の時のような選挙人形式にしたいのでしょうか。そんなことをするとますます混迷を極めるはずです。

つまり

アメリカの大統領選挙の場合、選挙人という複雑で問題のある方式をやめ、アメリカ全体の得票で決めるべき。←別に反トランプでも反クリントンでもありません。

イギリスの場合、イングランドやスコットランドといった国の連合というものに、そもそもの原因があり、これを解決するほうが先決。もし今のままを続けるならば、イギリス全体の得票で決める今の方式に賛成する。←別に反イギリス(イングランド)でもないし反スコットランドでもありません。

ということにしておきます(笑)。

さてさて、皆様はどう思われましたか。


韓国の醜聞160 罪を認め罪を否認するとは?

2016年11月17日 05時56分28秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。

ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。疑惑を感じた方は、リンクをたどってくださいね。


韓国では

大統領朴槿恵の辞任を要求するデモが、いっそう激しくなってきました。様々な報道が見られ、崔問題には、崔自身の国政参加という問題と共に、娘の不正入学にも関連している、とのこと。いずれも私には、まだ判断を下せるほどの情報が集まっておりません。

いずれもまだ証拠がはっきりしていないため、にわかには私は信用しないことにしていますが

情緒を優先し、証拠なんてどうでもいい、とする韓国風土からすれば、すでに崔は有罪なんでしょうか(笑)。

このように

雰囲気や情緒で「有罪」か「無罪」かを決めるのが、正しい韓国のやり方で、これを私は「正調韓国節(せいちょうかんこくぶし)」と呼んでおります(笑)。

複数の報道によると、チェ・スンシル(崔順実)は、逮捕される前に謝罪したようで

 「死に値するほどの罪を犯した。国民の皆さん、許してください」:Record china 2016年10月31日

としたため 

「死ぬのを助けてあげようという気持ちで来た」WoW! Korea 2016/11/1

とクレーン車で検察庁ビルに突っ込んだ人がいました。これが殺人幇助にあたるのかどうかは別として

検察関係者は「被疑者が容疑を全面的に否認し、証拠を隠滅する懸念がある」:韓国聯合ニュース 2016/11/01 

という理由で拘束・逮捕したとのことです。

つまり崔容疑者は、

  • 「死に値する程の罪(本人談)」を
  • 自分で「否認した(検察関係者談)」

もしも報道が正しいなら(これも怪しいですが)、自分で告白したことを自分で否定したことになりますが、いつたいどうしたのだらうか・・・・・・

私たちが日本でよく見かけるのは

  • 最初は容疑を否認していますが
  • 証拠を見せつけられてやむを得ず認める

つまり

日本では「否認→認定」が普通ですが

韓国では「認定否認」と逆

なのでしょうか。それとも崔も「認定→否認→認定」となるのでしょうか。法体系が異なるし個人差もあるでしょうから、一概には言えません。

これが

  • 韓国検察の例のねつ造・・・・・・あり得ること
  • それとも報道の例のねつ造・・・・・・大いにあり得る
  • 或いは韓族特有の例の豹変・・・・・・当然?

いったいどれなのか、私には分かりません。どれもありそう、と思われるだけです。 

そういえば、現職大統領である朴槿恵の事情聴取でも、今まで例がなかったらしいのですが、当初

必要なら誠実に臨む覚悟〔2016/11/04:朝日

でしたが2週間ほど経過した今でも

 日程調整めど立たず〔2016年11月16日:読売

というところをみると、崔と同じで、

最初は「認め」その後「否認」に至る

これが韓国らしい伝統なのでしょうか。 


そういえば、思い出しました・・・・・・。

  • 日韓条約も、最初は認め、やがて都合が悪くなれば「あれは、独裁政権が勝手に決めたことだった」と否認に至り
  • 慰安婦問題でも、最初は合意に達したものの、やがて一部国民の声から否認が聞こえはじめ、日本ではもうこの国とはどんな約束もできないという風潮になりつつありますし
  • 韓国・中国FTA協定の合意に見られる通り、韓国は当初中国を認めていましたが、THAADミサイル問題で中国が経済制裁し始めたため、制約があるでしょうが、徐々に中国を否認しつつあるようですし
  • たった10年間とはいえ、大統領(金大中~盧武鉉)の左翼政権時代に北朝鮮を認めて支援し始めたのはいいけれども、やがて「だまされた」ことに気づいて北朝鮮を否認し始め、公には今、南北両国が再び激しい対立に至っているようです。

これらに共通するのが韓国の「認める否認」現象ですが、かといってたった一言

「韓国の豹変」

「分りやすい二元論」

「情緒民族」

「単純細胞」

で片付けていいのかどうか、というところでしょうか〔一言ではなく四言でしたか?〕。

その時はそう思ったのでそうした、のが情緒的なとらえ方です。

きっと韓国では「法・約束を守る」人が表に出にくい風潮があり、私たちにはそういう「普通の人たち」が見えにくいのでしょうか。


死に値」「不正」という発言では、次のようなものも、ありました。 


(記者)麻生内閣や総選挙に与える影響は。

(中山成彬)そのことがわたしが一番心配すること。もしそういうことがあれば万死に値する。:時事 2008年9月27日

8年前ですから、かなり古い記事ですね。もちろん形式的な「万死に値する」であり、辞任用の言葉なのでしょう。

なお中山成彬は「日本のこころを大切にする党」から2016年7月10日の参院選に出馬(比例区)しましたが落選したらしく、時代は変わってきたのでしょうか。

日教組を敵視するのは別に構いませんが、公職にあるうちはそういった「独断」は、日本では汚点となってしまうのです。 


(裏口入学の相場)小学校なら200万~500万ウォン、高校は1000万~2000万ウォン、大学は1億~3億ウォンが相場となっていた(中央日報1993年3月13日付)。

替え玉入学などの不正も跡を絶たず、金泳三政権時代には当時の法務長官が娘の不正入学がらみで失脚したことさえあった。:黄文雄「犯韓論」幻冬舎ルネッサンス新書

金泳三〔1927-2015〕の大統領在任は1993-1998でしたから、20年も前の話です。 

きっと日本でもかつては無数にあったことでしょうが、韓国では「不正」が今でも相当ひどい状況らしく、しかも自浄作用など見られないため、安易に「どこにでもあること」で片付けてはいけないようです。

世間ではどこにでもあること」で思考を停止する人を、よく見かけますね。

どこにでもあること自体は別に構わないと思うのですが

  • 本当にどこにでもあることなのか
  • 共通にみられるけれども、許容差・レベル差がないのかどうか〔許せる範囲内なのか、許せないけれどもどうしようもない、のか。〕
  • 同じだとみなしていたけれど、意味が広くなってきて、別のとらえ方が必要になってきてはいないか〔古代ギリシャ時代では、科学者が占い・医学・天文学などすべてを扱っていたようですが、やがて分化してきましたね。〕

などなど、場合によって慎重な把握が求められるというのに、使う本人にはそんな「慎重さがない」のが普通です(笑)。

汚職蔓延の儒教国家では

「公務員」の不正の底が見えません。

だますほうが賢く、だまされるほうがバカ、言い替えると、もしも「だます事に美徳がある」と信じているならば、もう最悪の儒教というレッテルを貼らねばならないようです!


さてさて、皆様はどう思われますか。


全国最低気温

2016年11月17日 04時32分52秒 | 科学(気象)

本日は相当冷えているようです。

以下は3時現在の都道府県庁所在地の最低気温ですから、まだまだ下がる可能性があります。

御覧の通り、最低気温が札幌の -1.2℃ ですが

これ以外の気象庁公表観測地域では

-9.5℃(旭川)・・・・・・最低気温
-3.8℃(広尾)・・・・・・帯広の南、えりも町の近く

北海道に限れば、全22観測地点で氷点下を記録していないのは、温暖な函館(1.2℃)と江差(3.0℃)の2ヶ所だけ(90%のほとんどが氷点下)でした。 

北海道のすべてで氷点下を記録するのももうすぐでしょうか。

なお全国でこの時間の最高気温は南鳥島の26.7℃ですから、最低気温との全国差は36.2℃にも広がりました。

2016/11/17 03:00の気象庁観測による全国最低気温です。



スーパームーンの翌日

2016年11月16日 06時04分02秒 | 科学技術

撮影月日:2016年11月15日
撮影場所:石垣島

一昨日 2016/11/14 に

今年の「スーパームーン」がみられました。

いろいろな事情があり、短時間に一応撮影はしましたが、結果をみると明るすぎて、絞り切れていなかったようです。

「ウサギ」は、目では確認できましたが、撮影結果には反映されていませんでした。

そこで「スーパームーン」の翌日に当たる昨日

今度はたっぷり時間があったので、とは言っても短時間で済ませましたが、望遠レンズを使わないまま、通常レンズの拡大だけで「ウサギ」を撮影できました。

あまり大したものではありませんが・・・・・・

かつてISS(国際宇宙ステーション)を目で見たこともあり撮影したこともありました。

さてさて、皆様はどう思われますか。


中国に関する醜聞 160 法のとらえかた

2016年11月16日 05時43分35秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクさえ提示しています。


中国人の賞賛すべき性格の1つは、法というものに対する天性の畏敬の念である。:P.263 アーサー・H・スミス「中国人的性格」 


中国共産党の誕生(1921年:今から95年前)よりも前

今から120年も前にアメリカ人宣教師スミスが書いた著書(の和訳)から引用しました。

しかし今の中国と比較して、何も変わっていないと思うことが、しばしばあります。

中国に関しては、実際に現地に行ったこと・住んだ経験があるかどうか以前の問題として、大規模な言論弾圧があります。

よって政府公式の見解だけでは現実をつかむことができず、いや、政府見解が「事実をまったく反映していない」ことが多すぎるようで、日本のマスメディアも中国政府見解をただ羅列する事が多いので、これらを補う何らかの情報源が必要です。

その情報源としては、

  • 外国のメディアによる情報(資本関係に注意!)
  • 匿名の中国在住経験者によるコメント
  • 中国国籍でその後、日本で国籍を取得して活動している人の見解
  • その他の、中国共産党の弾圧活動を阻止することがない範囲内での各種情報
  • あくまでもこれらを補う意味での日本のメディア報道

などがあります。

誰もがそう思うでしょうが

  • 一生懸命に何かを礼賛していると、裏があると感じられるもの
  • ひたすら欠点をあげつらうだけだと、単なる感情的な反発を感じるもの

とかくに人の世は住みにくい』ですね(笑)。

中国に限らずこれら不確定な情報には、「そんなものか」程度の取り組みが必要なようで、一言一句にとらわれてはいけないようです。

上記でスミスが「法というものに対する天性の畏敬の念」と書いておりますが、これは私に、次のようなことを惹起(じゃっき)させます。

  • もしスミスの説をそのまま尊重するならば、隔世の感があります。なぜならば今の中国には弾圧政府特有の外国人を罰する目的に過ぎない『法』があるだけで、現実を反映することがない「非法治社会を長く演じ続けている」からです。120年前の中国では、よっぽど「法」意識があったのでしょうか。←そんなはずはない! 
  • しかしそうではなく、当時の政府による現実離れした判断基準が「法」であり、中国庶民がそんなわけの分らない法とは無関係なところで日常を生活したいと望み、これがスミスには「法というものに対する天性の畏敬の念」のように見えた、と私は考えています。 

分りやすくいえば私は

当時の中国庶民が、何を言い出すかわからない理不尽な「お上」を恐がり遠ざけようとしていたのをみて、スミスには、無知な中国庶民が法に畏敬の念をもっていたと映り、不覚にもこれを称賛してしまった

のだろうと考えました。

これは、場合によっては「無知な庶民が政府をバカにしている」とさえ受け取れますね。

そういえば今の中国庶民が、中国共産党政府を、ヨイショしているように見えて小馬鹿にして遠ざけようとしているとも受け取れ、場合によっては中国共産党政府をだましてまで利益をむさぼろうとしている事に、相通じるのでしょうか(笑)。

当時の中国政府が、教育のある庶民を忌避(きひ)

民を教育してはならない

と考えたのは、成り行きと言えます。

もしも「教育する」としても

  • 今の中国共産党政府のように、都合のいい、いびつな「教育」に『限る』、ということでしょうか。
  • 『限る』とくれば、「サンマは目黒に限る」という落語を思い出します(笑)。

古代中国の論語にみられる

民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず

の解釈にもいろいろありそうです。

  • 教育のない庶民は、法に従わせるべきで、法を理解させることは困難・・・・・・愚民政策かも
  • 教育のない庶民は、法に従わせておけばよく、法の内容を知らせてはならない・・・・・・もっとひどい愚民政策かも

実にあいまいなのが古代中国文献の特徴なのかも知れず、その解釈を1000年以上も延々と続けることに価値があるとみなす儒教流派もこれまた無数にあるようです。

そこには

「どうすれば庶民の教育レベルを向上させられるか」という発想がなく、「無知な庶民をそのまま温存して支配者の権力を維持しよう」という発想が透けて見えてしまうのです。

確かに、無知な庶民は扱いやすいのでしょうが、一方では、なまじっか学問があるのに多様性を欠く人は大変扱いにくいものらしい。

ただし、学問があり多様性をも身に付けた人たちを利用する「別の人」が確かにいるのと同様に、そういった扱いにくい人たちを言葉巧みに利用する「別の人」がいるのも、これまた事実なんです。

いくら人民のためと称しても、独裁政権の原点はそこにあるのでしょう。

法治国家からほど遠い今の中国を見ていると、まさにこの思いを強くする次第です。

さてさて、皆様はどう思われますか。