何でも「まだよく分らない段階」では、不可解な「指標」なるもので判断せざるを得ませんが・・・・・・。
そういえば、男性中心の社会が続き・・・・・・
徐々に女性も社会進出し始め、かなり変わってきました。ただし怪しい「指標」があるならば、それを改善したほうがいいでしょう。
「ツキノワグマに襲われて年間で1~2名山菜やキノコ採りの人が死亡する程度のことなら大したことではない」とする「住み易さランキング」の基準ではなく、誰もが納得する基準を決め、なおかつそれを時代と共に改善する姿勢が大切でしょう。
どこかの宗教でみられるような基準をそのまま持ち込むという愚を演じてはいけませんね。
「アファーマティブ・アクション」とされるこの「指標」
日本語では「積極的差別是正措置」「改善目的の差別」などと呼ばれているようです。
分りやすく、たとえ話をするなら
アメリカの公立大学(私立ではない)で、入学者の白人・黒人の比率をその地域に居住する白人・黒人の比率と同等にする「是正措置」が実施されたのですが、社会的格差をそのままにして学力の低い黒人を優先的に入学させることとなり、落ちこぼれや退学者が増えてしまい、卒業者が減ってしまって、「積極的是正措置」が適正に機能しなかったようなのです。
また、安定した幅での指導を行ないたいとする大学側の「横暴」かも知れませんが、優先的に入学させた低い学力レベルの学生への指導がより厳しくなり、「是正措置」の意味がないという声もあるようです。
これは階級社会のアメリカで、上位大学~中位大学~下位大学へと連鎖したとのこと。
かくしてアメリカでは、「積極的差別是正措置」を導入したのはいいとしても、社会的な改革がないまま、だったので効果は限定的であり続け、ついに先日「つっぱり詐欺師」が次期大統領に選出されるという事態に陥りました(笑)。
この制度の賛成者は
「積極的是正措置」があること自体、社会的格差を是正するために必要だとしますが、40年以上かかっても本質的な解決に至らなかったという欠点を見逃してはいけません。
一方、この制度に関する反対もあるようで
この制度を禁止する法案が通過している州があるらしく、差別を禁止する目的をもっていたはずの制度が「逆差別になる」と判断したところも、珍しいとは言えなくなっているようです。
裁判が起り、制度を禁止する措置が合憲とされることもありますが、「積極的是正措置」に反対することが社会的格差をなくすのに役立つとも思えません。←ああややこしい!
どこの国でも、「社会的格差」をどのようにしてなくせばいいかは、まだまだ未解決の問題のようです。
そもそも
「社会的格差」をそのままに「積極的是正措置」だけを実施したとしても、その効果は極めて限定的なのでしょう。
これは女性の社会進出とも大いに関係しています。
「効果が限定的だとしても、やはり法的に女性の社会進出を優遇すれば格差是正が達成されるはず」とするのがいいのか、それとも「今のままの制度を維持しながら格差を是正するよう推進するべき」なのか、むつかしいところです。
この対策次第で、家庭内での男女の役割も相当かわってくるでしょうし、また変わらざるをえないでしょう。
日本では、いいか悪いかは別として、今まで家庭に関することでは女性が大きな役割をはたし、それ以外の社会では男性が大きな役割をはたす、ことが多かったようです。
これが
「指標だけしか見えない」人たち、そして「それが最善だと信じている」人たちから見ると、日本には「差別がある」ように映り「改善勧告」に至るのでしょうが、もっともっと現実をよくみたほうがいいかと思います。
これらの人の言うとおりに「法的に女性の社会進出を決める」方針に徹するならば、日本の構造も大きくかわることでしょうが、アメリカの二の舞を演じることだけは、避けなければなりません。
世界中を見渡すと、女性の首脳として、次が挙げられます。
今年2016年にキャメロンの辞任により首相に就任したメイですが、イギリスも困難な時代を迎えているようで、サッチャーのように功罪相半ばするのかどうか、しばらく様子をみるしかありません。
メルケルは難民問題で必ずしも成功したとは言えませんが、ほかに候補がないのでしょうか、やや長すぎるように思います。危険な異教徒排斥論者が増えすぎているのも、この国の深刻な問題でしょうか。
蔡英文(サイ エイブン)もなりたてで、まだよくわかりませんが、私は中国共産党に寄り添おうとしていた前の総統よりはマシなように思うのです。
ただし最初から支持率が45.5%と低いのは気になります。
アウンサンスーチーは、同国の法律によって大統領にはなれないようですが、重要な地位に就いたようでもあり、知られたくない過去も暴かれるようになるでしょう。
今のところ「好ましい」と思う人が多いかも知れませんが、「将来どうなるのか分からない」ということにしておきます。
猪瀬~舛添と任期途中での都知事辞任が続いたあとで、今年2016年に都知事小池百合子が誕生しました。早々に築地移転の汚い裏が発覚し、今のところ感度がよろしいようですが、オリンピック候補地の問題など他にも難問が山積しており、これまたどうなるか分かりません。もう少し時間が必要でしょう。
スタージョンは今、イギリスに所属するスコットランド自治政府の首相で、かなり前からイギリスからの独立を主張しています。
かつてあったスコットランドの住民投票ではイギリス残留を選んだようですが、それはイギリスがEUに所属するという前提があったとし、その後の国民投票でイギリスがEUから離脱を決めたのだから、スコットランドで再度「イギリス残留か独立か」の住民投票をすべきだという意見があるようです。
ただし今はスコットランドがイギリスに所属しているため、スタージョンがEUへ出かけて行って何か話をしようとしても、門前払いされるのはやむを得ないようです。
スコットランドは今でもイギリスと、連合国という奇妙な形式をとっており、これもまた、はっきりさせる必要がありそうです。
蓮舫(レンホウ)は東アジア諸国の首脳と同じように「引きつった顔がその地位にふさわしい」と思っているようですが、私としては、東京都知事小池のように、もっと落ち着いてしゃべるのがよろしいか、と思うのです。
蓮舫が社民党の福島瑞穂のようになっては、これ以上の地位に就くことはなさそうに思われます。ただしどんなことが起るかわからないのが、この世界かも知れません。
一方では、今のままの「威嚇の顔」のほうに好感をもつかたもいらっしゃるのでしょう。怒り狂うのが野党党首として最も相応しい、ということですか。
朴槿恵(パク・クネ)は今まさに弾劾直前で、そうとう危ない状況。こちらは蓮舫のような「絶叫マシン」ではなさそうなのですが、側近だった占い師チェ・スンシル(崔順実)が「トランプ占い」でもしているうちにアメリカに次期大統領トランプが決まったのでしょうか(笑)。
「冗談」はさておき・・・・・・支持率「4%」というのは驚きで、日本ではとっくに辞任しているでしょうが、韓国には事情があるので、まだ頑張っているのでしょうか。
先日「韓国の整然としたデモを日本人がうらやんだ」とする韓国紙の記事がありましたが、それは明かな間違いです。
そもそも日本では首相の支持率が4%になる以前に辞任することが多く、うらやむことなどあり得ないのです。そういう前提で記事を書いたとは思えません。
ただし日本でも例外的に9%ほどで辞任した首相がいたことは指摘しておかねばなりません。
まぁ、例によってそんな自分の主張に不都合なことは無視したほうがよく、ネットから自分たちに都合のいいコメントを必死で探したのでしょうね。
ただし韓国がどんな境地に転落しようとも、日本は韓国より格下でなければならず、日本人が韓国人をうらやましそうに眺めている、これが韓国紙の、譲れない主張なのでしょう、はいお疲れさん(笑)。
ルセフは2016リオデジャネイロ五輪直後の2016/08/31 の国会決議で弾劾され失職したようで、今副大統領のテメルが代行しています。もう正式な大統領でしたか。
これらみんな、女性ですね。
私は時折、プロ将棋の棋譜を見ておりますが、ちょうど中国・韓国の国民性を見ているように女流棋士は「激しい」ですね。←年配の男性棋士は「禿げしい」ですが!
この激しさは、男性棋士同士の対戦ではそれほど多くはみられず、興味深いところです。
今までのところ、残念ながら女流のレベルが男性レベルに達しないので、別途女性だけが参加できる「女流プロ」を創設しています。
一方いま、里見香奈がと西山朋佳が、(男女共通の)奨励会に所属しており、来年にも初の女性棋士誕生か、それとも年齢制限で自然退会(勝ち越しで少し延長)か、という瀬戸際で、どうなることやら。
前期(2016/4-9)と後期(2016/10-2017/3)では
里見 前期: 7勝11敗、後期:4勝2敗〔2016/11/28現在〕
西山 前期:10勝 8敗、後期:3勝3敗〔2016/11/28現在〕
分りやすく言えば、女流同士の対戦では
- 対立しがち(すぐに衝突する)
- 自分の才能に酔ってしまう
- 先が見えない
のでしょうか。 なぜ女性の場合(そうとも限りませんが)
- 先が見えないのだろうと、不思議に思うことがあり
- 先が見えないゆえ、ころころと変わるのか
- それでも「その時はまちがいなくそう思った」のか
- これはアジアに特有か、アジアの「女性」に特有か
と思ってしまいます。
これらのことは
男性が独占してきた分野にどんどん女性が進出してきており、それは好ましいことですが、「女性」の哲学者がほとんど見られない、のに関係しているでしょうか。
限度なく徹底的に疑う「哲学」と、ある一定以上のことを疑わないことにしている「宗教」とでは、似て非なる分野ですから、「女性」が、
- 哲学の危うさを理解している
- 自分の不適格さを自覚している
のどちらなのか、それ以外でしょうか。
ひょっとしたら
という区分があるのかも知れません。
一概には言えないことをよく承知しておりますが、そこを強引に言うならば
- 男性トップなら、組織に振り回されて、何を始めるか分らない
- 女性トップなら、ヒステリーを起こし、何を始めるか分らない
と言えるのかも知れません。
これを補うのが
側近であり、どういう側近を置くかで、その人の知性がわかる、というものです。
朴槿恵(パク・クネ)の側近が、逮捕され起訴されたようですが、有罪になるかどうかは、まだ分かりません。
尤も中国なら、逮捕時に有罪が既定事実かも(笑)。
残念なことですが、上述のアメリカの「積極的是正措置」から分るように
- 女性の社会進出が、無条件で「善」である
- 法的に優遇すれば自動的に社会格差がなくなる
という視点だけでは、新しい時代がやってこないでしょう。
「日本の組織で女性幹部の比率が低いから日本は遅れている」とするなどが、その典型ですね。
日本では必ずしも
女性の社会進出が、無条件で「善」である
という視点が多数派を占めているとは思いません。
大企業だけの調査ではなく
広く社会全体を見渡して、女性の社会進出の現実を見きわめる必要があろうかと思うのです。
どうやら日本では、アメリカと同じ過ちを繰り返してはいけないようです。
さてさて、皆様はどう思われますか。