カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 156 礼儀

2016年11月08日 08時47分34秒 | アジア

本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。

ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。


 中国人は礼儀作法に厳格ではあるが、他の人々にとってどのようなことが不愉快なのかを理解していないし、慎むべき言動とはどのようなことなのかを認識できないようだ。:P.217-231 アーサー・H・スミス「中国人的性格」石井宗晧・岩﨑菜子訳 中公叢書2015年8月25日初版発行 


普通の日本人ならば

礼儀正しい人」には、作法通りに行動し、相手に不愉快な印象を与えない、ことなども含まれているようですが、外国では定義が異なるようです。

120年前のアメリカの定義によれば、礼儀正しい」は「社会規範をよく守る」だけに過ぎず、そんな人が平気で「失礼なことをする」ようです。要するに「率直で野蛮」なアメリカ人としては「礼儀正しい」こと自体が高く評価されるべきことではない、のだと思われます。

言い替えれば、アメリカには

裏で何をするか分らないので、礼儀正しい』ことを高く評価する

という習慣はない、と言えそうです。

  • 銃・暴力満載のアメリカ現代社会を遠くからみていると、これは納得できそうです。
  • またトランプの躍進にみられるように、礼儀正しい」政治屋がアメリカ社会を破壊してきたという扇動には「そうだそうだ」という声が返ってきたのです。
  • きっとアメリカ人には今も昔も「礼儀」に否定的な意味がついて回り、そんな「うわべ」だけではダメだと考えているのでしょう。そういった礼儀無視の姿勢が、他国の価値観を否定するアメリカ人の原点ではないかと考える外国人が多いのですが。

本書「中国人的性格」は

アメリカ人宣教師スミスが120年以上前に20年も中国に滞在した経験を元に書いた古典です。

よって、アメリカ人から見た中国人の観察であり、日本人からみれば、納得することも多いけれども、「なぜそう考えるのか」と驚くこともあるのです。

繰り返すようですが、まとめるならば

  • 礼儀正しい人
  • 相手が不愉快に思うことをしない人
は別らしいですね。言葉の定義の違いがあろうかと思いますが
  • 礼儀正しいが、相手が不愉快に思うことを平気でする人・・・・・・どうでもいい作法を重んじる中国人のことか
  • 相手が不愉快に思うことをしないが、礼儀正しいとは言えない人・・・・・・作法を無視するアメリカ人であり、率直でかつ親和的か
著者が「中国人が・・・・・・認識できないようだ」としていることから、どうやらアメリカ人の著者は、国により『礼儀』の定義が異なることを「認識できていない」ようです(笑)。

そういうのもふまえて著者は遠回しに

  • 中国人  :礼儀正しいけれど、不愉快
  • アメリカ人:礼儀を知らないが、親和的

と言いたいのでしょう(笑)。


去年(2015年)日本を訪れた中国人観光客は、過去最高のおよそ500万人。消費金額は1兆4000億円。爆買いと言われる社会現象を生み出しました。

空前の日本観光ブーム。その中身に変化が生まれています。京都の職人の技に直接触れるツアー。日本の伝統文化への関心が高まっているのです。

:「私たちが日本を好きな理由」中国・変り始めた対日観 NHKBS1スペシャル 2016/03/05


超富裕層だけの爆買いが中国人観光客だとされていましたが、徐々に変わってきたのだろうと思います。

中国では、尋常とは思えないほど富が偏在し過ぎていますが、その「偏在」ゆえに

  • 一般庶民までが海外へ行けるようになり
  • しかも安いけれども予定がすべて決められていて、単にお土産を買わされるだけのパックツアーから
  • やや高いけれども自分で予定を決められる個人旅行へ移り、なんと中国人観光客が日本の伝統文化へ関心をもつようになった

とのことです。

現在の旅行業法では想定していないこと

中国人観光客の日本でのパックツアーや個人旅行には、旅行業法の想定を越えたようなところがあるようです。

「日本で中国人が中国人観光客をだます仕組み」が、すでにできあがっているようで、観光客が増えたのに日本の旅行業者が損失を被っているようですから、一日も早い「法的対応」が必要なのでしょう。大きな事件が起きてからでは遅いのです。

中国人観光客の移り代りですが

歴史の多くを否定してきた中国共産党に責任があるのか、日本各地の伝統の中に「自分たちのルーツを発見したい」という中国人が多いのでしょう。そこには、何でも日本より上でなければならないとする「いびつな」韓国人の欲望などを越えたものが見られます。

韓国人観光客が日本を旅して、ああそれも、これも、みな韓国発祥だと言いたいのを聞くのはウンザリですが、これは「貧しいから」ではなく「賤しいから」と言えそうです。

とにかく中国人観光客にとって、自国では見られない職人技「体験の旅」なのでしょう。

広い中国ですし危険きわまりない国内事情ですから、国内旅行さえできないまま、いきなり海外へ出かけた人も多いことでしょう。

そんなときに「日本にも海外旅行が不自由だった頃に出かけた人が無知をさらけ出した」と論評し悦に入る人がいますが、犯罪的とも言えるレベルとそうでもないレベルを同一視するのは適切ではないと思われます。もうちょっとほかにマシな理由を見つけて下さるようお願いします。

日本を観光する中国人観光客の「驚きの声」

お馴染みとは思われますが、集めてみました。いずれも母国中国との大きな違いを感じているようです。

ゆくゆくは、中国共産党のでっち上げ教育の間違いに気づく人が出てくることでしょう。

ただし「そうはさせじ」と、存続する限り・崩壊しない限り、中国共産党は「日本を敵視」しなければなりません。

いくらペテンと言われようとも「日本敵視」は中国共産党存続のための「貴重なニセ根拠」であり続けたのですから。

さて日本の「礼儀」にかなっているのでしょうか、皆様がご判断ください。

  • 街はきれい。←日本にも汚いところがあるし、中国にもきれいなところがある。
  • 人は親切。←中国人も韓国人も商を蔑視している。
  • 日本人のイメージと異なる。←いかに中国共産党の洗脳が間違っていたか。
  • 中国へ帰りたくなくなった。←そんなことを言わずにどうぞ中国へ帰り、いい国を作って下さい。
  • 日本の伝統文化や日本人から何かを得たい。←急激な経済成長で、いや中国の伝統によって、大昔から国土や人心は荒れ果てたか?
  • 虐殺など過去の日本を強調するばかりで、報道を規制することで過去から現在に至る自らの汚点には触れさせず中国共産党流の洗脳教育が「でっちあげだった」と分かり始めたのでしょうか。
  • 中国が「礼儀知らずの国」になったため「日本に礼儀を学ぼう」とする本が売れたが、まだ「日本人の礼儀は偽善だ」「殺りく者から礼儀を学ぶ必要などない」といった反論をもつ人が多いらしい。←みずからの汚点を知らない人とは言え、洗脳教育は実に恐ろしいですね。
  • 団体旅行から個人旅行へと変わり始めた。ガラの悪い団体旅行からマナーが少しはマシな個人旅行のほうがいいに決まっていると私は前から指摘してきました。←そんなことを私が言った時、個人旅行のほうが何をするか分らない、と言った日本人がいたものです。
  • 2015年には過去最高のおよそ500万人が1兆4000億円を消費し、1人あたり28万円を爆買いなどに使った勘定らしい。
  • 少し前に日中民間交流があったが、中国から派遣された人は民間ではなかった。いま中国人が民族の大移動のように日本へ出かけているが、これは千数百年で最初のことであり、最後かも知れない。
  • 中国人の日本観光ブームは単なる経済活動に終わりそうになく、両国の関係を変える可能性がある。←いささか楽観的に過ぎる?
  • 中国人が、いままで自分たちが自国の歴史を破壊してきたことを、知り始めた。←その疑問が中国共産党政府に向い始めると、締め付けがいっそう厳しくなりますよ(笑)。
  • 中国人が中国人むけに販売している製品・食品などまったくあてにしていないが、日本で「Made In China」を見つけると、中国人は喜ぶという。なぜかと言えば、通常ならがっかりするはずが「中国で作ったとしても日本向けなら安心できる」から。←納得できますが、どこか歪んでいるとしか言えません。
  • 太宰治は「生まれてすみません」と言いましたが、私はむしろ「生まれてくれてありがとう」と言ってあげたいです、と「」の中を日本語で言う中国人女性がいた。これは強烈な中国共産党批判だろうと思います。なぜなら中国では、中国共産党に同調しない人なら生まれてすみませんでしかないが、本当は中国共産党に同調しない人こそ生まれてくれてありがとう」なのだから←分らないように巧みに中国共産党の横暴を非難しているのでしょうが、政府にバレてはいけなせんよ(笑)。

ただこういった意見の中で

外交辞令のようなものも見られ、日中両国の関係はそう簡単には変わりそうにないと思います。

中国共産党はまちがいなく変わりそうな芽を摘み取り延命を図ることでしょう。それが「賢さの証明」と考えているかのように(笑)。

中国人がこの一党独裁政府を否定しなければ、何にもならない、と私は確信しております(笑)。 


利害関係があればうまく付き合える 

そんな中国人とうまく付き合うコツは、「金銭的見返りを用意してあげること」だと植村さんはズバリ言う。具体的には、儲け話を提供してあげたり、お客さんを紹介してあげたり、お買い得情報を教えてあげたりすることだ。 

一定の利害関係にあるうちは、マナーや礼儀などはまったく気にしなくとも、縁が切れることはありませんよ」 

中国人にとっては、マナーや礼儀そのものに意味はない。また、マナーや礼儀に違反することで、感情を害することもない。仮に感情を害したとしても、金銭的損失につながるわけではないのだから、中国人は気にしないのである。:石平「中国人の正体」宝島社 2011/07/01 第1刷発行 


中国では

礼儀」よりも「利益」が優先されることが指摘されています。先にスミスは「中国人は礼儀正しいが、人を不愉快にさせるとしていますが、石平は「利益を供与してやれば礼儀などの感情を無視する」としています。

後者の石平は、中国人には形式程度には「礼儀」があるが、それはあくまでも上辺であり、しっかり「利益」を念頭に置いていると言っているようですね。

これは「利益が革命・改善をあきらめさせる代償として中国共産党が与えた飴だった」とする私の主張に合致しております。

そして金銭的見返りを期待する行動が、腐敗に結びつかないか、心配しているのですが、もうその心配などとっくの昔に通り過ぎており、今では

  • 中国共産党:腐敗を利用して腐敗をなくすという無謀
  • ドゥテルテ:超法規的殺人で麻薬をなくすという無謀

これらはとてもよく似ています、そっくりですね(笑)。よってドゥテルテが中国になびくのは、やむを得ないのかも知れません。

「腐敗」「不法」で何かをしようとするのが、そもそも間違い

やがてブーメランのごとく、政府自身へ災いがふりかかってくることでしょう!

長年の伝統を短期間でなくすことはできません。時間がかかってこそ、本物でしょう。特効薬を使うことは対症療法に過ぎず、かけ声倒れになりそうです。


中国の若者の間で広がる“知日"とは? 

今月3日、中国では、日本との戦争勝利を記念する大規模な軍事パレードを行われた。“抗日"の宣伝を強める一方で、中国では、今、「日本のことを深く知ろう」という若者たちの動きも広がっている。:日本テレビ系(NNN) 2015年9月25日  


中国では

ずっと昔の、人民解放軍の前身である八路軍に関係した施設に今でも人気があるというのに、それよりずっとあとの文化大革命・天安門事件はなかったことにしたい、というのがいかにも「不都合なことを罰則付きで厳しく制限する」中国共産党らしいところです。

が、それは別として、上海などでは日本関係の本が爆発的に売れているようです。雑誌でも「武士道」や「暴走族」や「日本人に礼儀を学べ」などを特集し、次のテーマは「お笑い」とのことで、大喜利も扱うとのこと。

日中関係がこじれるほど、中国の若者が日本の奥の奥まで知ろうとする関心が増すらしく、むしろ日本の若者が中国へ関心を寄せないのを心配している、とも伝えています。

これらの例から、いかに中国で礼儀が失われているかが分ってきます。

私は、もしも中国共産党さえなくなれば、もっともっと日中関係はよくなるはずだと思います。今のままだと、いつ中国共産党が保身のため豹変して、日中関係がいつ今よりも悪化するか分かない、のです。

さてさて、皆様はどう思われますか。