閣僚の解任辞任、銃乱射頻発、セクハラ常態化、などなどもうどうしようもないアメリカ社会衰退の原因は、上下院の共和党過半数からきたおごりでしょうか、それともトランプ大統領の誕生でしょうか。
昨日(2018/04/12)
米トランプが自ら1年前に離脱宣言したTPPでしたが、ふしぎなことにTPP復帰を検討するよう指示した(cnn 2018/04/12)とのことです。
TPPはすでに加盟国が合意し、各国の批准待ち状態ですが
- 自ら離脱宣言したのを1年後になって豹変してTPP復帰を検討させることにも違和感があるのに
- アメリカに都合のいい条件での復帰というあり得ない前提。尤も「都合のいい条件」としなければメンツ丸つぶれで、あり得ない前提でかろうじてメンツを保とうしていますが、はたしてその通りになるかどうか。
つまり
何でもオバマ前大統領に反発するだけのトランプ(アメリカ)
何でも保守政権に反発するだけの文在寅(韓国)
似てませんか。政治家というのは、こんな程度なんですね(笑)。
文在寅が朴槿恵や李明博といった前・前々の大統領を逮捕したように、トランプがオバマを逮捕しないのが「まだマシ」に思えてきますね(大笑)。
しかしトランプが米大統領に就任して1年が経過し
中国を狙った高関税導入があり、しかも自らのロシア疑惑に関してFBI長官を司法長官経由で解任したことなどが司法妨害に当たるのではないかとされています。
1年前:中国・ロシアとの関係が良好だった(そう信じていた)
1年後:中国・ロシアとの関係が悪化してきた(現実を知った)
この分だと、トランプが宣言した多くの事柄
- パリ協定離脱
- ユネスコから脱退
- DACA廃止
- メディアはフェイク・ニュースばかり流す
- イスラエル首都の移転
も再検討されるに違いありません(笑)。
要するに、トランプが独自で決めた政策の多くを豹変させたのですが
- 半年後に中間選挙を控えて、そうとう共和党が危なくなっている
- 自分の弾劾が迫っている
2018年11月の中間選挙ですが
- 現状:上院は51-49で共和党、下院も過半数を共和党
- 改選:上院(6年任期で、1/3改選)、下院(2年任期で、全員改選)
要するに、トランプ(任期は4年:2年目なので今回改選なし)政権が、いま上下院で過半数を得ているけれども、両方民主党が過半数を制覇する可能性があるのです。
今のうちに成立させておかねばならないことも、多いのでしょう。
やむを得ないトランプの方向転換なのでしょうか。
いずれも、トランプを象徴していますが、これも選挙で選ばれる国の首脳だからこその豹変とも考えられ
ロシア:総選挙が普通に実行されない(選挙不正あり)
中国 :そもそも総選挙というものが存在しない
弾圧国家と、一応の民主国家との違いでしょうか。
もっともそのトランプでさえ
1年半前の米大統領選挙前に「自分が勝ったら選挙結果を尊重する(cnn 2016/10/26)」としか言えなかったのを覚えていらっしゃるかたもいることでしょうね。
さてさて、皆様はどう思われますか。