カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

否定の証明

2018年04月18日 10時20分18秒 | 海外

今の世界情勢をみていると・・・・・・

  1. 相手の否定を事前に理解している疑う側
  2. 不都合なこと全てを否定する疑われる側 

の2つにわかれそうで

  1. 制裁する側
  2. 報復する側

とも言え

  1. 公表する義務のある民主国家(主権が国民にある)
  2. 公表する義務がない独裁国家(主権が首脳にある)

かも知れません。 


否定する独裁国家

  • 調査する前に疑惑を否定しましょう。・・・ますますあやしくても!
  • たとえ証拠が提示されても否定しましょう。・・・一層怪しいけど!
  • 疑われても「でっちあげ」と否定しましょう。・・・怪しいですね!
  • 加害者性を隠したまま、被害者性を装いましょう。・・・怪しい!
  • 証拠を見せろとさけびましょう。・・・・・・次から「そんなヘマをして証拠をつかまれることがないようにできる楽しみがあります」(笑)。

本当にそういった事実がないならば「肯定の証拠」を要求するだけでなく、自ら「否定の証拠」を提示する必要があります。

空爆された地域を堂々と公開して、「化学兵器関連場所ではない」ことを証明すべきところ、ロシアがOPCW(化学兵器禁止機関)の査察より先にその場所に入って証拠を隠滅しようとしていると受け取られては、やはり「空爆場所は化学兵器関連場所であった」と言っているようなものです。

それができずに、「安全のため事前に調査した」と言い逃れているようでは、ますますあやしいと言わざるを得ません。

こういった初歩的な「あやまち」がみられるのです。

証拠を示そうとする民主国家

証拠をつかんでいるとするものの、ぎりぎりの証拠を出せば、相手は次からそういったボロを出さないようにするだけですので、最小限の証拠で済まそうとします。 


言い替えると、何かの事案について

  • 証拠がないから、でっちあげだ、とする国々
  • 証拠をもちながら、示そうとしない国々

に分かれているようです。

分りやすく言えば

  • 説明責任など、まったくない独裁国家
  • 説明責任がある国(常に説明しているとは限りませんが)

の違いなんでしょう。

さてさて、皆様はどちらを信頼しますか。


アメリカの醜聞 102

2018年04月18日 08時59分10秒 | 海外

アメリカでは

トランプがコミーのことを「史上最低のFBI長官」と言い

トランプが「史上最低の米大統領」とされています

興味あることですが

史上最低同士の言い争いでして、どちらが「より正しいか」もう言わなくてもいいでしょう(笑)。

トランプはコミーFBI長官を1年前の2017/05/13に解任し

解任されたコミーは、半年以上をかけて回顧録を執筆し、ようやく2018/04/18の出版に至ったようです。どんな内容か、興味深いですね。

トランプ政権側は

回顧録の発売前ですが、コミーの発言1つ1つに反論するのではなく、人格を否定して発言全体の信用度を下げようとしています。

これは、よく見かける手法で、1つ1つに反論するのではなく、関係のないことで著者をおとしめ「人格を全否定」します。

その手法がバレた時に最悪の事態を迎えるものの、本人はもちろんバレたとは思っておりません。

トランプは

そのへんのおっさんのようにしゃべり、もう何人もの側近を解任し、自分が捜査されそうになったら好き勝手に捜査を妨害するなど、目もあてられません

コミーはインタビューで

トランプが司法妨害している証拠がある

と明言しております。

  • コミーは、大統領選挙前になって突然クリントン候補を捜査すると言って選挙に介入したので、民主党支持者から今でも恨まれているようです。
  • また共和党支持者がコミーに賛成するはずもなく、解任されて当然だとしています。

つまりコミーは、どちらからも反感をもたれており、いわばどちらにも深く荷担していないため、元捜査責任者として暴露本を出版するのは「理想的」なのかも知れません。

ただしコミーが

大統領選挙直前に「クリントンを捜査する」と言わなければ、何もしないことで逆に選挙を意識したとされ民主党のクリントンが勝っていたとしても、クリントン大統領から解任されていたかも知れませんね(笑)。

まぁ「もしもクリントンが勝っていたら」などと言ってもほとんど意味のないことですが・・・・・・。

しかし大統領が「大統領を捜査する人を解任する」のでは

アメリカが、独裁国家(露・中国)になり果てた

と言えましょうかしかし私は

三権分立を否定するトランプにさえ、幸あれ

と祈らずにはいられません。もちろん、その「祈り」は・・・・・・

ご想像通りですが(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


2018年春の異常低温

2018年04月18日 07時06分36秒 | 科学(気象)

2018年も春を迎え、去年も今年も「あいもかわりませぬ」異様な寒波が見られました。

気象庁の「長期予報」はこちらですが、あまりあてにはならないとはいえ、これを商売に用いる人もいるようで、それなりに信頼性がなければいけません。

温暖化の傾向はあるようで、冬は今までより寒い時が多くなり、夏は異様に暑くなり、平均して1~2℃以上の高温になりそう、と言えます。

はたして

この「地球温暖化が、近い将来やってくるはずの氷河期の到来時期を遅らせる」のかどうか、私には分かりません。

地球温暖化が、氷河期の期間を長くさせるのか短くさせるのか、も私には分かりませんし、そもそも氷河期が生き物にとって致命的な現象なのかさえ、わからないのです。  

アメリカでも3~4月の寒波が見られます。 


アメリカ北東部 季節外れの暴風雪:2017/3/14 

これは1年前のニュースです。 


雪と強風に関するアメリカの警報:2018年4月15日

今年も異常気象が続いているアメリカでは、次の週で非常事態宣言が発令されているようで、まるで空爆を受けたような惨状らしいです。

サウスダコタ州・カンザス州・ミネソタ州・コロラド州・アイオワ州・ウィスコンシン州・ミシガン州


33年ぶりに低温記録を更新した場所も:2018年1月2日

ヨーロッパは低温で北極圏は高温という異常気象を予報:2018.02.23

超絶な寒波に包まれたヨーロッパの光景:2018年3月1日   


春の強風:2018/04/17米PBS NHKBS1

強い春の嵐は、北東部と大西洋沿岸中部から遠ざかりましたが、この影響で3人が死亡、広い地域で被害がでました。15日にはノースカロライナ州で竜巻が発生、3つの学校が数ヶ月閉鎖される見通しです。・・・・・・ 


これらの説明として

偏西風の蛇行がよく挙げられますが、問題の本質は「なぜ偏西風が蛇行したのか」ということです。でないと、また蛇行するという恐ればかりが残ってしまうのですね。

「地球温暖化が原因で、~が起った」というのはよく分りますが、なぜ「地球温暖化」が起ったのか、そして「地球温暖化の地球史での役割」についても触れてほしいところです。

何億年~何千年もかけて徐々に劇的な変化が起ったため

近年発生する大災害さえその中に埋没してしまいそうで、せいぜい200年ほどの観測結果から「異常」というのが虚しく聞こえてきますね。

劇的に化石燃料を燃やし過ぎて大気の二酸化炭素の量が増え、海流に変化をもたらした、というのもよく理解できます。

しかし「6000万年前(かなり前ですね)ごろに、地球へ隕石が衝突して恐竜が滅びる原因となった」とする説が支持されているらしいのですが、これも一瞬の出来事とみなされるのでしょう。

同じように化石燃料を燃やし過ぎて大気中の二酸化炭素の量が増え、温暖効果が高まったのも、期間は違うでしょうが、いわば突然の事だったと言えます。

恐竜が絶滅したおかげで、その後になって哺乳類が発展したとも言え、やがて人類が誕生したのでしょうが、これを喜んでばかりいるわけにはまいりません。

ざっとふり返ると・・・・・・

  • 霊長類の誕生は数千万年前
  • 今のヒトの直接の祖先は数百万年前
  • 数十万年前から氷河期に入り気温が全体的に低下
  • ネアンデルタール人やクロマニョン人があらわれ
  • 数万年ほど前から間氷期に入り
  • 今やいつ氷河期に入るかもしれないという状況

その中でも

この100年ほどで驚異的な発展をとげ、一方人類が滅亡するかもしれないという危険も深まったようで、この急激な地球温暖化により深刻な異常気象がみられますが、安易に「異常」と言うべきではないのでしょうね。

2014年度の豪雪に関しては、こちらも参考になります。

2018年度の豪雪に関しては、こちらが参考になりました。

今年2018年の冬~春も、寒波がやってきたようで、まだその影響が続いております。

さてさて、皆様はどう思われますか。