カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

中国に関する醜聞 267 「69年」崩壊説

2017年09月27日 08時23分26秒 | アジア

もしも来年(2018年)に中国共産党が崩壊するとしたら・・・・・・

  • ソ連1922-1991(69年間)・・・・・・これは事実です
  • 中国1949-2018(69年間)・・・・・・これは予想です

共に「広大な地域を武力支配」する「弾圧の共産主義国仲間」として

中国共産党が「69年」だけ維持できるとするとすれば、来年2018年がその崩壊の年に当たります。

中国が、無事この年を乗り越えられるかどうか、予言者でない私としては、何とも言えません。「希望」程度ならばいくらでも言えますが・・・・・・。

ただしある一面で言うならば

維持できないと判断し崩壊させたのは、あのゴルバチョフに違いなく、その後、傍若無人なエリツィンを経て、一層あくどいプーチン支配となり、現在につながっております。

ソ連崩壊後、東欧諸国がロシアと仲違いしてNATOやEUに加入したとしても、維持できないと判断してソ連を崩壊させたのはそれなりに「立派」なことでしたが、同時にもっとひどいプーチン支配国家にしたのは「大失敗」でした。

似たようなことが中国にも言え

  1. 中国共産党が維持できないと判断する事は、あり得ないだろうし
  2. もしも中国共産党が崩壊しても、更にひどい政府が誕生するだろう

これが足かせになって、世界中が中国共産党を崩壊させられない、と私は見ております。

ただし中国が経済大国にのし上がってきて、得た富を軍事へ転用し始めるだろうという予想は、そう大きくなかったように思われます。

現在のところ、その不幸が的中しており、中国共産党は今になってもまだ、領土を拡張しようとしていることは、南シナ海の埋め立て地を軍事拠点化し、尖閣諸島を虎視眈々と狙っていることからよく分ります。

同時に、強引に獲得した領土を守ろうとするあまり西部のウイグルやチベットで暴動が絶えないのも、これまた衆知のことでした。中国はもう、八方ふさがりなのです。

ロシアが中国よりはマシ、という説

ロシアが「中国より日本のほうがマシ」と見ている説もありましたね。

  1. ソ連が支配を維持できないと判断して崩壊したとするならば、それができない中国よりも今のロシアのほうがマシではないか
  2. ソ連が崩壊したため、それまで弾圧されていたロシア正教も迫害から逃れ始めたようですが、ロシアがロシア正教を利用しようとしているとしても、とって変わるべき宗教が存在しない中国よりは、マシではないか

と見る人もいます。

ロシアも中国もペテン・だまし・パクリ・でっち上げ・ワイロ・偽造の体質であることは共通しているのですが、「少しだけロシアのほうがマシ」という説です。

ただし今の中国では

かつて徹底的に非難していたソ連の修正主義をちゃんと実行していますし、少し前までは腐敗の源泉とみなしていた「孔子」儒教を、最近では「孔子学院」などと称して利用し始めたのもまた、旧ソ連を見習ったものでしょう。

この『69年説』が「当たる」か「当たらない」か神のみぞ知る、というところです


インド政府のイスラエルに対する態度は、中国政府がイスラエルに対するほどには敵対的でなかった。1967年戦争の後、インドはアラブ諸国に対し、イスラエルを外交的に承認する必要はないが、現在、地理的に存在するものとして受け入れるべきだと語っている。そしてこの助言はアラブにはあまり歓迎されなかった。:P.312 ジャンセン(インドの元外交官、ジャーナリスト) 奈良本英佑訳 第三書館 


不倶戴天のインドと中国。

両者の中東政策も、上記引用時代から、相当変わってきております

  • 中国はその性格上、アラブ諸国を支持してきており、中国とイスラエルの関係は悪いものでした。
  • ただし冷戦が終了後、イスラエルの立場も変わってきて、エジプトやヨルダンとも相互に承認するようになりました。
  • こういう変化があり、中国もまたイスラエルとの関係を見直し始めたようで、多分30年ほど前でしょうが、中国がイスラエルから武器を購入する事を決めました。台湾情勢を考えての軍事力強化なんでしょう。
  • しかしこの発表でイスラエルは、アメリカの「イスラエルから中国へ武器を提供するのは、アメリカにとって脅威となる」とする抗議をはねつけることができず、結局中国への武器提供を思いとどまるのですが、プーチンの決定でロシアから中国へ似たような武器が提供されることになりました。
  • 中国としては、中東が和平に向かったので、台湾政策の一環としてイスラエルから武器を得ようとしたのですが、アメリカの反対があり、結局ロシアらか武器を購入したのでした。
  • ここで中国としては、アメリカに邪魔されたととらえましたが、中国の台湾政策に問題があると考える頭脳はありません。こういったように、中国は独善的に物事を判断し、その判断をさえぎる者や国は中国の「敵」になるのでした。まさにうぬぼれの極致でしょうか。
  • 中国は、西部でイスラム過激派から攻撃される恐れがあり神経をとがらせているので、中東政策が難しいところですが、もっとも敵とみなすアメリカの軍事力のほうを一番恐れており、ロシアがクリミア半島を武力併合したような「台湾の武力併合」や「尖閣諸島の武力併合」もままならない状況です。

こういった折に・・・・・・ 


中国、イスラエルから先端兵器技術入手 米が警戒強める:日経 2013/12/24  


アメリカが

あまりにも独善的に過ぎるとして警戒し始めたイスラエルで、特にオバマのころは中東との関係で進路を変え始めようとしました。こんな頃に反発したイスラエルが中国に軍事技術を提供し始めたと言うのです。

しかし、ご承知の通りトランプになってからそれが再び見直され、すべてオバマの反対をいくこともあり、さらに娘婿がユダヤ教徒であることなどから、再びアメリカがイスラエルに接近しはじめています。

中国が

ますます力をつけて軍事力を強化し、領土を拡張しようとするのを止める方法はないものか、ですが、やはり性善説ではこういった無頼国家を説得できず、性悪説になってしまうのでしょうか。

アメリカ国内が銃満載でぶっそうな地域であっても、中国は大量の武器をもち経済的に富んでいるアメリカには対抗できませんが、それでも中国は、うぬぼれにもとづき精一杯反発しております。何をするか分らないのですから、この国は怖いですね。

まるで「国内の暴力」が国外でも通用すると勘違いしているように見える「アメリカと中国」でした。勘違いは、いけません。米朝の対立は、実は米中の対立なのでした。

ただし「国内の暴力」と言いましたが、アメリカでは州によって銃携帯が「合法」であったり「違法」であったりするのに対して、中国では「違法」としその上に国民を報道規制・言論弾圧で支配している「洗脳国家」ですね。 

「中華人民共和国69年崩壊説」はどうなるんでしょうね(笑)。

さてさて、皆様はどう思われますか。


北朝鮮の醜聞44 ロシアからの密輸

2017年09月27日 07時31分23秒 | アジア

ますます反米色を鮮明にしている北朝鮮。

私の見方ですが、北朝鮮には、ロシアのロケット技術を導入し有事に金正恩一家を亡命させるという裏の企みがあり、その資金を北朝鮮からロシア・中国への鉱物資源輸出(密輸も含む)から得ているようです。


北朝鮮外相が「太平洋での水爆実験」示唆、米朝で威嚇の応酬 ロイター 2017年9月22日 / 10:24 / 


言葉による、アメリカと北朝鮮の威嚇合戦です。

一方的な北朝鮮の挑発がおさまりません。

北朝鮮が「アメリカが宣戦布告した」と言えば、アメリカは「宣戦布告していない」とします。

一言でいえば

北朝鮮が勝手に「アメリカが宣戦布告した」とみなしているだけなので「楽ちん」ですね。

相手が先に宣戦布告したとなれば、自衛で対抗するという正義が生まれると考えてロシアや中国にすがることができるため、どうしても北朝鮮は「先に」アメリカに宣戦布告させたいようです。

自分が先に攻撃すれば、ロシア・中国の賛同が得られるとは限りませんね。

この実体を隠すため北朝鮮では

中国と同様に報道規制・言論弾圧で臨んでおり、北朝鮮国民がありのままを知ることはできず、限られた情報に踊ることが義務づけられています。愚かな一般市民は金正恩のいいなりにならなければならない、これが北朝鮮での「掟(おきて)」でした。

なんでも思い通りになると勘違いしている北朝鮮は、自分が「善」であるので、人の話を聞こうとする姿勢などなく「対話を拒否」する北朝鮮と交渉なんてあり得ないようです。

中国は相変わらず

「決して敵国アメリカの肩をもたず、表面的には北朝鮮を非難」しながら「双方に沈静化を求め」て、失敗した六カ国協議(2003-2007)の新しい枠組みを提案することなく、ただ「対話を拒否する北朝鮮との対話を唱える」だけです。もう何もできなくなった時、責任を転嫁し始めるのが中国流のやりかたで、六カ国協議で中国主導に失敗したことをアメリカの責任である、とし始めたことから、中国のうろたえがよく分ります。

なんとまた北朝鮮と中国が似ていることか、と思わずにはいられません。

  • 自分が常に「善」であり
  • 人の話など聞く必要がなく
  • 国内を報道規制・言論弾圧で制御できたのと同じように、海外諸国も又自分に従わなければならない

北朝鮮という国家は、中国の手法と李氏朝鮮の手法を取り入れた、いまどき珍しい「のぼせ気味の封建国家」ですが、この試みは必ず失敗することでしょう。

こういった

ハチャメチャな中国や北朝鮮の手法に対抗するためには、やはりはちゃめちゃな米国のトランプしかないのでしょうか。

もちろん裏では、中国がロシアと激しい「北朝鮮ぶんどり合戦」を演じています。

現在の段階で中国・ロシアのどちらに分があるか、なんとも言えませんが、北朝鮮のあの強硬発言の裏には「ロシアの支えがある」と私は見ています。

こういった折に、ロイター の記事が目に入りました。 


ロシアから燃料密輸か、北朝鮮船「疑惑の航路」:2017年9月21日 / 16:32   


こういう裏を知っていたら

ロシアのプーチンは国連総会へ出席しなかったのではないか、と容易に邪推できます。

密輸が、独裁国ロシア首脳部の知らないところで進んでいるとは考えにくいですね。というのは、安保理決議では、出航するまでの北朝鮮行きが禁じられているだけで、出航後の行先変更は禁じられていないため、いくらでも抜け道はあるのでした。

こういった抜け道』を確認したうえで中国・ロシアが北朝鮮制裁決議で賛成にまわり、安保理の全会一致が実現したのでした。

このような「抜け道」を見越した大国の支持があるからこそ、北朝鮮は「異様なほどの強硬発言」でアメリカを威嚇できるのでしょう。

アメリカでは、ロシア疑惑追及が根強くあり、トランプ登場後に良好な関係があったかに見られましたが、ロシアの狡猾な入り込みがバレてしまって今、米露の関係があやしくなっています。

そしてこれを北朝鮮が読み取り、「ロシアの中国対抗上の北朝鮮利用願望」を利用している構図ですね。これこそ究極の瀬戸際外交・バランサーと言えます。

これらの対応をめぐり

国務長官ポストにヘイリー国連大使が色気を見せても不思議ではない。(HUFFPOST 2017年09月15日 10時35分)などという記事が出ています。

さてさて、皆様はどう思われますか。