カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

北朝鮮の醜聞44 ロシアからの密輸

2017年09月27日 07時31分23秒 | アジア

ますます反米色を鮮明にしている北朝鮮。

私の見方ですが、北朝鮮には、ロシアのロケット技術を導入し有事に金正恩一家を亡命させるという裏の企みがあり、その資金を北朝鮮からロシア・中国への鉱物資源輸出(密輸も含む)から得ているようです。


北朝鮮外相が「太平洋での水爆実験」示唆、米朝で威嚇の応酬 ロイター 2017年9月22日 / 10:24 / 


言葉による、アメリカと北朝鮮の威嚇合戦です。

一方的な北朝鮮の挑発がおさまりません。

北朝鮮が「アメリカが宣戦布告した」と言えば、アメリカは「宣戦布告していない」とします。

一言でいえば

北朝鮮が勝手に「アメリカが宣戦布告した」とみなしているだけなので「楽ちん」ですね。

相手が先に宣戦布告したとなれば、自衛で対抗するという正義が生まれると考えてロシアや中国にすがることができるため、どうしても北朝鮮は「先に」アメリカに宣戦布告させたいようです。

自分が先に攻撃すれば、ロシア・中国の賛同が得られるとは限りませんね。

この実体を隠すため北朝鮮では

中国と同様に報道規制・言論弾圧で臨んでおり、北朝鮮国民がありのままを知ることはできず、限られた情報に踊ることが義務づけられています。愚かな一般市民は金正恩のいいなりにならなければならない、これが北朝鮮での「掟(おきて)」でした。

なんでも思い通りになると勘違いしている北朝鮮は、自分が「善」であるので、人の話を聞こうとする姿勢などなく「対話を拒否」する北朝鮮と交渉なんてあり得ないようです。

中国は相変わらず

「決して敵国アメリカの肩をもたず、表面的には北朝鮮を非難」しながら「双方に沈静化を求め」て、失敗した六カ国協議(2003-2007)の新しい枠組みを提案することなく、ただ「対話を拒否する北朝鮮との対話を唱える」だけです。もう何もできなくなった時、責任を転嫁し始めるのが中国流のやりかたで、六カ国協議で中国主導に失敗したことをアメリカの責任である、とし始めたことから、中国のうろたえがよく分ります。

なんとまた北朝鮮と中国が似ていることか、と思わずにはいられません。

  • 自分が常に「善」であり
  • 人の話など聞く必要がなく
  • 国内を報道規制・言論弾圧で制御できたのと同じように、海外諸国も又自分に従わなければならない

北朝鮮という国家は、中国の手法と李氏朝鮮の手法を取り入れた、いまどき珍しい「のぼせ気味の封建国家」ですが、この試みは必ず失敗することでしょう。

こういった

ハチャメチャな中国や北朝鮮の手法に対抗するためには、やはりはちゃめちゃな米国のトランプしかないのでしょうか。

もちろん裏では、中国がロシアと激しい「北朝鮮ぶんどり合戦」を演じています。

現在の段階で中国・ロシアのどちらに分があるか、なんとも言えませんが、北朝鮮のあの強硬発言の裏には「ロシアの支えがある」と私は見ています。

こういった折に、ロイター の記事が目に入りました。 


ロシアから燃料密輸か、北朝鮮船「疑惑の航路」:2017年9月21日 / 16:32   


こういう裏を知っていたら

ロシアのプーチンは国連総会へ出席しなかったのではないか、と容易に邪推できます。

密輸が、独裁国ロシア首脳部の知らないところで進んでいるとは考えにくいですね。というのは、安保理決議では、出航するまでの北朝鮮行きが禁じられているだけで、出航後の行先変更は禁じられていないため、いくらでも抜け道はあるのでした。

こういった抜け道』を確認したうえで中国・ロシアが北朝鮮制裁決議で賛成にまわり、安保理の全会一致が実現したのでした。

このような「抜け道」を見越した大国の支持があるからこそ、北朝鮮は「異様なほどの強硬発言」でアメリカを威嚇できるのでしょう。

アメリカでは、ロシア疑惑追及が根強くあり、トランプ登場後に良好な関係があったかに見られましたが、ロシアの狡猾な入り込みがバレてしまって今、米露の関係があやしくなっています。

そしてこれを北朝鮮が読み取り、「ロシアの中国対抗上の北朝鮮利用願望」を利用している構図ですね。これこそ究極の瀬戸際外交・バランサーと言えます。

これらの対応をめぐり

国務長官ポストにヘイリー国連大使が色気を見せても不思議ではない。(HUFFPOST 2017年09月15日 10時35分)などという記事が出ています。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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