カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

組織と人

2017年09月25日 06時15分04秒 | 生き方

たしかに難しいのが「現在進行中の出来事」の分析。

それぞれの人が組織に取り込まれてしまった結果、不本意なのに「心にもないのに、まるで自分の考えのように言ってしまう」ことがあり、これを聞いて「言わされているのか自分で言っているのか、冷静に見きわめる」のが大切ですが、組織としては「見きわめられないよう」に締め付けを図ります。組織と視聴者とのだましあいでしょうか。

この「見極める手法・見極められない手法」の争いのほか、「受取り方」の民族性が入り込んで、もうわけが分らない状態です(笑)。

一般的な傾向を図で表わしてみました。

 

①の段階

これが通常の利害関係で、組織が異なると、まったくものの見方がかわるものです。日韓関係・日中関係をみているとよく分ります。

特に互いが結束力を強めようとすればするほど、明確に反発し合います。

アメリカと北朝鮮の関係でも、どちらがどうかではなく、単なる言葉の投げ合いに過ぎません。もちろんこれを生んだ原因があることでしょう。 

②の段階

双方の立場が理解できる関係ですが、そこに度合いが異なってくるし、見かけだけそうしている場合もあるため、微妙にそして大きく異なる段階です。

米朝の対立を見ていると、中国・ロシアが見せかけだけの動きをしているように見えます。

③の段階

これもよく見られる「代弁者」でした。日本にもかつては北朝鮮の日本支社ではないかと思われた社会党なる組織も存在し、これに毒された人びとがたくさんいました。

今でもそういった人が、少なくなったとは言え、ちゃんと存在しています。ただし直接の代弁者を装うとすぐにバレるので、反対側の汚点をあげつらうだけの人も見られます。

例えば、中国や韓国・北朝鮮がどんなにひどいことをしても、注意深くこれらの国に触れないようにし、反中・反韓・反北の立場にある人たちの問題点だけを指摘します。

このほかにも

その入り込み度合いに違いがみられるでしょうし、いつの間にか①~③の間を行き来することがあります。

例えば韓国の瀬戸際外交・バランサー言動では、場合によっては①、場合によっては③、の立場をとり、決して②ではないことがあります。

ある人と芸能界の関係、ある人とスポーツとの関係でも言えます。

芸能界といえども広いので②にも様々な形態があるし、同じことがスポーツでも言えそうです。

親と子の関係でも似た分析が役立ちそうです。

さらにこれらに人の錯覚が加わり、見方の違いもあるのでしょう。 

さてさて、皆様はどう思われますか。


北朝鮮の醜聞43 国連追放

2017年09月25日 05時55分47秒 | アジア

もう論外だ、と見放した人が多いと思われる朝鮮民主主義人民共和国。「民主主義」や「人民」が存在しない国に限って、国名に「民主主義」とか「人民」がつく、という大きな矛盾にも気が付きますね。


当ブログ「北朝鮮の醜聞40 中国・ロシアの駆け引き」では 

北朝鮮が、数々の国連安保理決議にことごとく反発し、しかも中国・ロシアに非難声明を出すことなく、ひたすらアメリカに対して挑発を繰り返して決議違反をすることから、私は裏で取り引きができていて、亡命先さえ決めているのだと考えています。

国連決議が出ると、それに反発してミサイル発射や核実験を繰り返すというイタチごっこですが、これを揶揄して私は、「退学処分にならないまま悪さを繰り返す生徒」でさえ期限が来れば「卒業」させることができるのに対して、国連に所属する北朝鮮の場合「所属している期間」がはっきりしていない、としました。  


北朝鮮の国連追放望ましい=米上院東アジア小委員長:ロイター 2017年9月19日07:05 


そうこうしているうちに、ついに

北朝鮮を国連から除名すべきであるという意見が出てきました。

私はそこまで言っておりませんが、たび重なる国連決議を平気でやぶってきたことから「追放」するのが望ましいというわけです。

北朝鮮を国連から追放するのは、手続き上の問題はあるでしょうが、簡単なことです。しかし、追放してより過激な国になり果てる可能性が高く、退学処分に踏み切るのをためらう学校関係者のように、悩みが尽きません。

もし北朝鮮を国連から除名すればどうなるか、ですが・・・・・・。

  • アメリカは、国連非加盟国の北朝鮮を扱いやすくなるでしょう。つまり安保理の縛りをなくせそうだからです。
  • また北朝鮮としても各国に置いている大使館を維持するために莫大な費用を要するでしょうから、これがなくなれば、そっくりそのままミサイル発射実験や核実験に費やせるとみられます。
  • 一方、中国・ロシアが、国連から脱退した北朝鮮をどう扱うかですが、「国連に加盟していた北朝鮮として一応尊重」してきたため駆け引きが必要でしたが、国連をやめたとなれば、もう髪を振り乱してでも北朝鮮を属国にしようとするため、中国・ロシアの争いが表面化し、2つの大きな中ロ」「米朝」対立が見られそうです。
  • 国連安保理決議には拘束力があるとされていますが〔Wikipedia〕、ことごとくこれを無視するような北朝鮮をみていて、若い指導者に献身的に見える老いた側近たちの「保身のための過激な言動」が哀れに思われます。こういった選りすぐりの側近たち(言いなりになりそうな連中)の援護なしには前へ進めない金正恩で、その発する言葉のほとんどすべてが、金正恩の命令としながら、間違いなく取り巻き連中の「顔色をうかがう」入れ知恵によるものでしょう。

さて皆様は、北朝鮮を国連から追放する勇気がありますか。人ごとではありませんよ。

私ですか? ええ私には私なりの考えがありますが、大切なのは皆様方のお考えです。

さてさて、皆様はどう思われますか。