もしも来年(2018年)に中国共産党が崩壊するとしたら・・・・・・
- ソ連1922-1991(69年間)・・・・・・これは事実です
- 中国1949-2018(69年間)・・・・・・これは予想です
共に「広大な地域を武力支配」する「弾圧の共産主義国仲間」として
中国共産党が「69年」だけ維持できるとするとすれば、来年2018年がその崩壊の年に当たります。
中国が、無事この年を乗り越えられるかどうか、予言者でない私としては、何とも言えません。「希望」程度ならばいくらでも言えますが・・・・・・。
ただしある一面で言うならば
維持できないと判断し崩壊させたのは、あのゴルバチョフに違いなく、その後、傍若無人なエリツィンを経て、一層あくどいプーチン支配となり、現在につながっております。
ソ連崩壊後、東欧諸国がロシアと仲違いしてNATOやEUに加入したとしても、維持できないと判断してソ連を崩壊させたのはそれなりに「立派」なことでしたが、同時にもっとひどいプーチン支配国家にしたのは「大失敗」でした。
似たようなことが中国にも言え
- 中国共産党が維持できないと判断する事は、あり得ないだろうし
- もしも中国共産党が崩壊しても、更にひどい政府が誕生するだろう
これが足かせになって、世界中が中国共産党を崩壊させられない、と私は見ております。
ただし中国が経済大国にのし上がってきて、得た富を軍事へ転用し始めるだろうという予想は、そう大きくなかったように思われます。
現在のところ、その不幸が的中しており、中国共産党は今になってもまだ、領土を拡張しようとしていることは、南シナ海の埋め立て地を軍事拠点化し、尖閣諸島を虎視眈々と狙っていることからよく分ります。
同時に、強引に獲得した領土を守ろうとするあまり西部のウイグルやチベットで暴動が絶えないのも、これまた衆知のことでした。中国はもう、八方ふさがりなのです。
ロシアが中国よりはマシ、という説
ロシアが「中国より日本のほうがマシ」と見ている説もありましたね。
- ソ連が支配を維持できないと判断して崩壊したとするならば、それができない中国よりも今のロシアのほうがマシではないか
- ソ連が崩壊したため、それまで弾圧されていたロシア正教も迫害から逃れ始めたようですが、ロシアがロシア正教を利用しようとしているとしても、とって変わるべき宗教が存在しない中国よりは、マシではないか
と見る人もいます。
ロシアも中国もペテン・だまし・パクリ・でっち上げ・ワイロ・偽造の体質であることは共通しているのですが、「少しだけロシアのほうがマシ」という説です。
ただし今の中国では
かつて徹底的に非難していたソ連の修正主義をちゃんと実行していますし、少し前までは腐敗の源泉とみなしていた「孔子」儒教を、最近では「孔子学院」などと称して利用し始めたのもまた、旧ソ連を見習ったものでしょう。
この『69年説』が「当たる」か「当たらない」か神のみぞ知る、というところです。
インド政府のイスラエルに対する態度は、中国政府がイスラエルに対するほどには敵対的でなかった。1967年戦争の後、インドはアラブ諸国に対し、イスラエルを外交的に承認する必要はないが、現在、地理的に存在するものとして受け入れるべきだと語っている。そしてこの助言はアラブにはあまり歓迎されなかった。:P.312 ジャンセン(インドの元外交官、ジャーナリスト) 奈良本英佑訳 第三書館
不倶戴天のインドと中国。
両者の中東政策も、上記引用時代から、相当変わってきております。
- 中国はその性格上、アラブ諸国を支持してきており、中国とイスラエルの関係は悪いものでした。
- ただし冷戦が終了後、イスラエルの立場も変わってきて、エジプトやヨルダンとも相互に承認するようになりました。
- こういう変化があり、中国もまたイスラエルとの関係を見直し始めたようで、多分30年ほど前でしょうが、中国がイスラエルから武器を購入する事を決めました。台湾情勢を考えての軍事力強化なんでしょう。
- しかしこの発表でイスラエルは、アメリカの「イスラエルから中国へ武器を提供するのは、アメリカにとって脅威となる」とする抗議をはねつけることができず、結局中国への武器提供を思いとどまるのですが、プーチンの決定でロシアから中国へ似たような武器が提供されることになりました。
- 中国としては、中東が和平に向かったので、台湾政策の一環としてイスラエルから武器を得ようとしたのですが、アメリカの反対があり、結局ロシアらか武器を購入したのでした。
- ここで中国としては、アメリカに邪魔されたととらえましたが、中国の台湾政策に問題があると考える頭脳はありません。こういったように、中国は独善的に物事を判断し、その判断をさえぎる者や国は中国の「敵」になるのでした。まさにうぬぼれの極致でしょうか。
- 中国は、西部でイスラム過激派から攻撃される恐れがあり神経をとがらせているので、中東政策が難しいところですが、もっとも敵とみなすアメリカの軍事力のほうを一番恐れており、ロシアがクリミア半島を武力併合したような「台湾の武力併合」や「尖閣諸島の武力併合」もままならない状況です。
こういった折に・・・・・・
中国、イスラエルから先端兵器技術入手 米が警戒強める:日経 2013/12/24
アメリカが
あまりにも独善的に過ぎるとして警戒し始めたイスラエルで、特にオバマのころは中東との関係で進路を変え始めようとしました。こんな頃に反発したイスラエルが中国に軍事技術を提供し始めたと言うのです。
しかし、ご承知の通りトランプになってからそれが再び見直され、すべてオバマの反対をいくこともあり、さらに娘婿がユダヤ教徒であることなどから、再びアメリカがイスラエルに接近しはじめています。
中国が
ますます力をつけて軍事力を強化し、領土を拡張しようとするのを止める方法はないものか、ですが、やはり性善説ではこういった無頼国家を説得できず、性悪説になってしまうのでしょうか。
アメリカ国内が銃満載でぶっそうな地域であっても、中国は大量の武器をもち経済的に富んでいるアメリカには対抗できませんが、それでも中国は、うぬぼれにもとづき精一杯反発しております。何をするか分らないのですから、この国は怖いですね。
まるで「国内の暴力」が国外でも通用すると勘違いしているように見える「アメリカと中国」でした。勘違いは、いけません。米朝の対立は、実は米中の対立なのでした。
ただし「国内の暴力」と言いましたが、アメリカでは州によって銃携帯が「合法」であったり「違法」であったりするのに対して、中国では「違法」としその上に国民を報道規制・言論弾圧で支配している「洗脳国家」ですね。
「中華人民共和国69年崩壊説」はどうなるんでしょうね(笑)。
さてさて、皆様はどう思われますか。