はるかのひとりごち。

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ぐるり四国その12:折り返してはじめまして

2010年09月26日 11時55分55秒 | たびろぐ四国。

さてさて、なかなか終わらない四国レポ、どんどんいきますよ~!
さっき自分で見てビックリしたんですけど、「その1」を書き始めたのが5月の終わり(!)。
途中、お休み期間もあったけど、4ヶ月の長きに渡ってる超ロングランレポ。
旅もいよいよ折り返し地点が見えてきました~。(え?まだ折り返し???)

窪川駅から、土佐くろしお鉄道中村線で「中村」駅へとやってきました。
国鉄時代から変わらない三角屋根の駅舎、これを一度見てみたかったんです。
お天気がいまいちだったのがちょっと残念だったけど、ここまで来れてよかった!
ここ中村駅は、旧中村市にある駅。平成17年の合併で、四万十市になりました。
ちなみに、大好きな漫画「深夜食堂」の作者、阿部夜郎氏はここ中村市の出身だとか。
そんな中村の駅前をちょっとだけ散策してみると、こんなマンホールを見つけましたよ。


中村市時代の「なかむらし おすい」マンホール
市の花が藤、市の魚が鮎だそうなので、それを表したデザインかも。幾何学的なとこがいいですね。
次にここを訪れるころには、もしかしたら新しく「四万十市マンホール」になってるかも??


駅前の「ひら富」さんで「駅弁四万十」を購入し、乗り継ぎの時間を気にしながら急いで駅へ。
ちょうどこの頃、中村駅は駅舎内のリノベーション工事が行われていました。
このときはまだ足元の点字ブロックもなく、できたてホヤホヤといった感じ。
木の温もりを感じる優しい雰囲気に包まれて、とっても居心地のいい空間となっていました。
最近どこ行ってもおんなじー、ってデザインじゃないな、と思ったらやっぱり違った!
今回の中村駅が初めて手掛けた作品、という建築チームだそうです。すごく印象的だったなぁ。

こういう、公共の空間の再定義としてのリノベーションっていいですよね。
個人的に古い建物は大好きだけど、ただ古けりゃいいってわけでもなくて。
古くからあるものを完全に失くして造り替えてしまうのではなく、それを生かして再生する。
街がずっと変わらないようでいて、実は生まれ変わってるって、とても素敵なことかもしれません。

再生に向かう途中の駅舎の中で、売店は仮オープン?という感じだったので、
もうひとつ気になっていた「駅弁」がまだ残っているか聞いてみたところ、残念ながら完売!
もう13時を回ってたからなぁ~!(←いったいいくつ食べるつもりだ??(笑))
今度はその駅弁に出会うのを口実に、新たに生まれ変わった駅舎を訪れてみたいです。

そして、中村からかつて未成線だった「宿毛線」で、終点「宿毛」駅へ向かいます。
実はここからが大変!中村-宿毛間って、約30分ほどの乗車時間。
終点に着くまでに駅弁食べないと!と車窓を楽しむヒマもなく、ウマい駅弁に舌鼓を打ってるうちに、


終点、「宿毛」駅に到着~。なんとか食べ終えました!(笑)
これで、土佐くろしお鉄道中村線&宿毛線完乗です!ああ、いよいよここまで来たなぁ~。


と、あまり感慨に耽ってるヒマはなし!いつものことながら慌しく折り返しです(^^;;
でも、せっかく来たんだからと四国最南端の駅舎をパチリ。


ちょっとだけウロウロ歩いたあと、ホームへ上がってみると、
さっき中村からここまで連れてきてくれた「しまんと」号が待っててくれました。
またまたお世話になりますぅ(笑)。


折り返しの列車の中で、30分ほどの滞在時間で見つけてきた甘いモノを広げます♪
駅舎の中に、地元のお店で作られたお惣菜や野菜、雑貨などが置かれているお店があって、
その中からこちらのロールケーキをゲット!(どんだけ食べるんだよ)
これ、バタークリームで超甘かった~!旅の疲れがいっぺんに飛んでくくらいウマかったです♪


ロールケーキを頬張ってると、四万十川を渡る列車の向こうに赤い鉄橋が見えてきました!
ここ、行きに駅弁頬張ってるとき(頬張ってばっかだな)にチラッと見えて気になってた橋。
四万十川橋といって、地元では「赤鉄橋」という名で親しまれているトラス橋だそうです。
造られたのは大正時代だとか。おお~!今度訪れるときはレンタカー借りて渡ろう!
今回の旅は、長浜といい赤い橋に縁があるなぁ~。


宿毛から折り返してきた普通列車から、中村で特急「南風」に乗り継ぎです。
高知へ向かうホームには、こちらのアンパンマンが待ってました~♪
もしかして、よく見かけてはいたけど、アンパンマンに乗るのは初めてかも☆
そして、


シートもアンパンマーン♪

このときの旅は「バースデイきっぷ」を使ってたので、グリーン車を予約してたんですけど、
車両がアンパンマンだと、こういうことになるわけですね(笑)。


さあ、土佐くろで乗ってきた「窪川」まで戻り、
そこから未乗だった土讃線の「高知」駅までを、振り子のアンパンマンはひた走ります!
それまでのノンビリとしたペースとは違って、ガンガン走っていきます。
「土佐久礼」を過ぎ、「安和」辺りから海が見えてきました。なんか少しだけ空が明るくなってきたような。


そして、「高知」駅に着いた頃には少し夕焼けが出ていました。やっと晴れてきたー!
中村から1時間50分、これで土讃線完乗!そして、


やっと会えました!高架化された新しい「高知」駅に。
工事をしている頃に訪れてから、早3年。
「はじめまして」の高知駅、どんな風に生まれ変わったのか、降りるのが楽しみです!

「その13」へつづく。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
2000系乗ってみたいな~ (カーク)
2010-09-27 08:07:15
カーブ通過時も減速せずに走る振り子車両に乗るのって好きなんだよね~。2000系にも一度乗ってみたいな。

それにしても、木のぬくもりっていいよね~。駅とか列車の最近のデザインのキーコンセプトのような気がするよ。2000系も木目調を多用したインテリアにリニューアルするみたいだし。でも、アンパンマンシートは変更ないってプレスリリースにあるけれど、大人好みの色調に低年齢児童のアイドル、アンパンマンワールドが座席に壁に天井にとマッチするのかしらん?ちょっと気になるな~。
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Unknown (nobu)
2010-09-27 19:16:36
ナンとも手の込んだマンホールのフタに…思わず目が釘付けになってしまいました(素晴)
全然知りませんが、マンホールのフタって…いったい誰がデザインするんだろう?
駅舎の板張り床ってのも…ちょっと珍しいですね(驚)

かわいいアンパンマン列車ですが、やっぱ2000系・・・ガンガン飛ばすんですね(笑)
個人的にはレールのジョイント音、75km/hぐらいが好きです
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時代遅れ (山愚痴)
2010-09-27 20:54:41
こんばんは。我が探訪時には、国鉄線!は中村までしか行っていなかったし、車両はキハ58か65だったし、高知駅は地上駅だったし、アンパンマンの車両なんか無かったし…と時代遅れとなってしまいました。そう言えば、我が探訪時には、夜行急行があったし、ワイド周遊券があったので、体力さえあれば、宿泊費は必要ありませんでした。僅か?30年ちょっと前の話ですが、隔世の感があります。
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わたしもすごくそう思います。 (nikko81)
2010-09-28 21:35:24
nikko81です。

古い建物をそのまま活かすのもいいですが、
昔と今を融合させて活かすというのにも、
すごく惹かれますね。

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カークさんへ。 (はるか)
2010-09-29 01:09:00
振り子って乗ってて楽しいですよね~。
こう、カーブに果敢に攻めていく感じが(笑)。
2000系もなかなか素敵な走りをしてました。
あ、リニューアルするんですね。わたしもHPで見ました。
木目調ってやっぱり落ち着く感じですよね。
限られた空間だけに、居心地って大事だと思うし。
アンパンマン、個人的には好きですけどビジネスで乗られる方にあのシートはね(^^;;
でも、アンパンマン列車まで落ち着いちゃったららしくないし。やっぱ現行のままがいちばん??
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nobuさんへ。 (はるか)
2010-09-29 01:29:29
ほんと、いつも下向いてて思いますが、マンホールデザインって秀逸なものばかりですよね~!
確か以前いただいたコメントによると、広告代理店さんでデザインされてるものが多いとかじゃなかったかな??
あの蓋を見れば、その土地の特徴とかが掴めちゃうんだからすごいですよね♪
で、アンパンマン。けっこういい感じの走りでした。
外見はかわいいのに、走りは甘くないぜ、みたいなとこが好きです(笑)。
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山愚痴さんへ。 (はるか)
2010-09-29 01:32:39
時代遅れだなんて、わたしからするとうらやましい限りです。
キハ58&65も四国は全廃になっちゃいましたからね、
いま思えば、阿波池田へ行ったときに乗れてよかったと。
周遊券の時代とか、宿を取らずに旅する猛者がたくさんいたんですよね。
ほんとにその頃旅したかったです。古き良き時代、ですね~。
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nikko81さんへ。 (はるか)
2010-09-29 01:37:52
古いものを活かし続けるのは、どうしても限界あると思うんですね。
だから、こういうリノベーションって素敵だなぁ、おもしろいなぁって感じました。
いいですよね、こういう取り組みってね。
ちなみに、中村駅リノベーションってGood Design Expo 2010に出展されてたそうですよ~。
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