はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

ぐるり四国その15:しあわせさん

2010年10月08日 23時10分12秒 | たびろぐ四国。

では、四国の旅レポに戻りまして。
前の晩、高知でウマい魚に舌鼓を打ち、いよいよ最終日となった4日目の朝、
高知駅から特急「南風」に乗って、途中下車したのがこちら。「琴平」駅。
「ことでん」の旅のとき以来、4年ぶりの訪問です。
といっても、あのときはことでんで連れてきてもらったので、土讃線でやってきたのは初めてでした。


4年前に訪れたときは、ちょうど駅舎の改修工事を行ってたんですね。
足場にシート、とちょっと残念な姿だったけど、今回美しい姿を見ることができました♪
大正時代に造られた貴重な駅舎、いつまでも大切に使われてほしいです。

そして、ここまで来たからには、向かうところはやっぱりここ!


前回、時間がなくて訪れることができなかった「金刀比羅宮」へ。
「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮の御本宮は、山の中腹にあります。
階段をひたすら上っていくそうですけど、その階段の段数がなんと785段!!ひゃー!
それ聞いただけでちょっとくじけそうになりますが(弱)、
今回の旅ではどうしてもお参りしたかったので、がんばって上ります!!


にぎやかなおみやげ屋さんの通りを入っていくと、すぐに最初の1段目が現れました。
いよいよここから1段1段上っていきますよー。


しばらく続くおみやげ屋さんのあちこちから、「杖貸しますよー」の声がかかります。
あったほうが便利かな?と一瞬思うも、あとでジャマになりそうだったのでその声を振り切り、
なだらかな坂の途中にある階段を少しずつ進んでいくと…、


100段目が現れました!
まだまだこの辺では余裕のわたし。←ここでヘコタレてたらたどり着けないって(笑)


一之坂鳥居をくぐると、いままでとは違って急な石段に変わります。
上りきったところで、さすがにヘトヘト(笑)。
これ、けっこうキツいです。普段運動してないのがバレバレ(^^;;
でも、坂の途中にあった「灯明堂」の造りが素晴らしくて感動~。


そういえば、駅から参道へ向かう途中、見つけたマンホールがこちら。
香川県仲多度郡琴平町の「ことひら おすい」マンホール
坂の上から振り返って、おお!こんな感じー!とここでも感動~。
こんぴらさんならではのデザインがいいですよね。
わたしもこんな風に籠に乗せてもらって上がりたかったです。(←弱すぎ)


ヒーヒー言いながら上がっていくと、294段目を示す碑が。
…ということは、そう、残り491段あるわけです。
この先、どんな坂が待ち受けているのかまったくわからないわたしは、ちょっと放心状態に(笑)。


必死に階段をひとつひとつ上ったところで、見えてきたのが「大門」。
よく見ると「賀正」って書いてありますね(笑)。
今年の初め頃の旅レポを、数ヶ月遅れでお届けしております(^^;;
それにしても、とっても立派な構えの門です。ここから神域。


なだらかな石畳が真っ直ぐに延びる道を抜け、青銅の鳥居をくぐってさらに階段を上ると、
この鳥居よりさらに大きくて立派な鳥居が見えてきました。
そのまま階段を進んで行こうと思ったけど、ちょっとだけ寄り道。


海の守り神というこんぴらさん。
今治造船から奉納された、船のプロペラが飾られてる向こうに、
「神馬(しんめ)」のいる御厩がありました。
このお馬がとっても優しい顔をしていてかわいかった~♪
「月琴号」という名の帯広生まれの道産子ちゃんなのでした。
あともう一頭、「トウカイスタント号」という黒鹿毛がいました。父はあのホリスキー!
いまは神様を乗せるお仕事をしてるんだね。がんばってね。


神々しいお馬たちに別れを告げて、またさらに階段を上っていきます。
もうね、この辺りはずっと階段ってわけではないんだけど、けっこうキツかった(笑)。
でも、空気がパキッとしているのが気持ちよくて、キツいけど清々しかったです。

階段を上りきって角を曲がると、とっても立派な「旭社」が見えてきました。
一瞬、あまりに立派なのでそれが御本宮かと思ってしまったくらい。


でも、そこは帰路でお参りするところだそうなので、そのまま進みこちらの「賢木門(さかきもん)」へ。


門をくぐり、そのまま進んでいくと、なんとなくゴールが見えてきたような雰囲気がしてきました。
それにしてもこの辺り、とっても静かで気持ちが落ち着くところでした。
ほんとうはすごく疲れているのに、足もパンパンなのに、なぜか気持ちいいんですね。
あの感じはなんだっただろうな。不思議。


そして、ずっと上り続けてきた階段ですが、なんとここで唯一「下りる」階段が1段あるのです。
本当は御本宮まで786段あるんだそうですが、「なやむ」と語呂があまりよろしくないということで、
1段下りて785段にしている、という話があるそう。なんかいいよね、そういうの。


さあ、ここがラストの階段!ここまでなんとかかんとか上ってきたので、
かなり気合入れて上ります!!後ろから迫ってきたチビッコたちには負けないぞ(笑)。


785段の階段を上り切り、ようやく御本宮に到着です!うれしかったなぁ~!
ここまでの旅の無事に感謝を込めて、お参りです。


御本宮のすぐ脇にある展望台から眼下を望むと、あっ!琴平駅が見える!
ちょうど写真の真ん中辺りに写っている、赤い屋根が駅舎です。
あそこから歩いてここまで上って来たんだねぇ、とちょっと感慨深げのわたしなのでした~。

「その16」へつづく。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつか行かないと・・・ (nikko81)
2010-10-11 00:46:44
nikko81です。

高松には何度も行っていますが、
こんぴらさんには行ったことがないんですよねぇ。

785段かぁ・・けっこうキツそうですね。
どこかに行った後だと、上りきれない
かもしれませんね(笑)
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nikko81さんへ。 (はるか)
2010-10-11 10:36:32
一生に一度は、的なことを以前友人に言われて以来(これはお伊勢さんかな?)、
わたしもいつかは行きたいって思ってました。
前回は表参道の入口で「ごめんなさい」をしたので、
なんとか今回は上りたかったんです。
なんかこう、乗り越えたいハードルのようなものがあって。
大丈夫!4日間の最終日に行きましたから!
けっこうヘロヘロだったけど(笑)。
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785段 (nobu)
2010-10-12 18:58:50
登りはキツいですよねぇ…チャリでも徒歩でも。
294段ってトコロは、精神的にけっこうダメージあるでしょうね~。
今の時季なら汗だくになるところですが、寒い冬でも身体がポカポカ温まったのでは?
でも最後の展望台からの眺望・・・キツかった分のご褒美ですね。
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nobuさんへ。 (はるか)
2010-10-15 21:33:07
やー、恥ずかしながらかなりキツかったですね~(^^;;
余裕のお顔で下りてこられた年配の方々に、完全に負けてました(^^;;;
残り500段弱、っていわれちゃうとねぇ~、って感じでした(笑)。
ここ、真夏だったら倒れそう。真冬でよかったです(笑)。
でもほんと、最後に琴平の町を眺めたときには、
それまでのツラさが吹っ飛びました!行ってよかった~。
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