はるかのひとりごち。

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さよなら「みよし」その8:「みよし」で広島へ

2007年07月30日 23時37分28秒 | たびろぐ西日本。

あっという間の三次滞在でしたが、帰りの列車の時間が近付いてきました。
いよいよ三次とも、そして「みよし」ともお別れです。


跨線橋から見る三次駅駅舎。
かつては陰陽を繋ぐ鉄道の要衝として栄えた駅だけあって、立派な駅舎です。
「みよし」と、その後に発車する普通列車との並び。
6月末でその役目を終えた急行列車ですからね、
こんな絵も、もう見られないんだよね。時代の流れとはいえ、やっぱり残念。


その跨線橋に描かれた、「霧の都 三次へようこそ」という文字と鵜飼の絵。
今度三次へ行くときは、ぜひぜひ鵜飼を見てみたいです。
焼肉も食べたいしね~(笑)。


年季の入った「急行」のサボ。
抜き差しされてるボディ側も、小さな傷がいっぱいです。
もう、このサボが活躍することはないのです。そう思うとちょっと切ない。


黄色いボディの後輩に見守られつつ、発車の時間が近付いてきました。
いよいよ、わたしにとって最後の「みよし」乗車です。
「あとはお前に任せたぞ」という声が聞こえてきそうな、寂しげな表情の「みよし」。


行きはキハ28側に乗ったので、帰りは58に乗ることにしました。
力強いエンジン音に包まれながら、のんびりとした田園風景の中を、
急行「みよし」はひた走ります。




そして列車は、広島駅に到着。
なんだかあっという間に広島に着いちゃった感じだったなぁ。
いつも思うんですけどね、もうちょっと乗っていたかった。
そんな国鉄型の気動車は、折り返しまた三次駅まで急行として走ったあと、
終点の備後落合まで普通列車で走るという、
ちょっと珍しいサボをつけていたので、記念撮影~♪
いやぁ、この日帰らないんであれば、また折り返し乗りたかったなぁ(笑)。
とっても名残惜しかったんですが、
備後落合へ向かう「みよし」を見送り、広島駅のホームを後にしました。

貴重な国鉄時代の急行型車両だけに、
予備車でいいから残ってくれるといいんだけど、存続はなかなか難しいのかな。
旅情溢れる車両で旅ができるのも、あとわずかなのかもしれないと思うと、
この急行の消滅はやっぱり寂しいです。

「その9」へつづく~。