はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

さよなら「みよし」その5:「みよし」で三次へ

2007年07月23日 22時00分02秒 | たびろぐ西日本。

さて、なかなか進まない広島の旅レポですが(苦笑)、
広電の旅を満喫した後は、いよいよ今回の旅のメイン、急行「みよし」の登場です!
JR芸備線の三次-広島間を走っていた急行列車の「みよし」は、
2007年6月30日で、残念ながら廃止となりました。
陰陽連絡急行として活躍してきた列車でしたが、快速化されることに。
以前、旅でお世話になった思い出の列車だったのでね、
「乗りに行っちゃおうかなぁ~」の公約通り、さよならをしに行ってきました。


広島駅のホームへと滑り込んできた「みよし」の車両、
国鉄時代の急行型気動車(←ディーゼル車のことね)、キハ58。
「22年間ありがとう」という、さよならヘッドマークがついていました。
この、いまにも泣き出しそうな、ちょっと悲しげな表情が大好きです。
そんなキハ58も、やっぱり車体の老朽化には勝てなかったんだねぇ。
急行型車両で走る急行列車は、これで消滅。貴重な急行だったわけです。

あれあれ?

よく見ると、おでこのサボ(行先板)が「普通」の表示。急行列車なのに??
これ、なぜかというと、運用の関係で「みよし」として走る1本前に、
普通列車として連結されてやってきたからなのでした~。
このあと切り離されて一旦退避した後、改めて入線です。


ちょうど座席が埋まるくらいの、比較的多めなお客さんを乗せ、
「みよし」は終点、三次駅へとひた走ります。
単線の芸備線を、ベテラン車両だけに、ゆったりと走っていく「みよし」。
なにかと行き急ぎがちなこのご時世には、こんなスピードが心地よく感じます。
その土地ならではの車窓を、のんびりと眺められる。これぞ旅の醍醐味♪


最後の停車駅、甲立駅で広島行きの快速列車と交換です。
やってきたのは、国鉄型気動車の後輩、キハ47。
急行列車なき後、彼が快速「みよしライナー」としてがんばっているのかな。


広島駅から1時間20分ほどで、列車は終点「三次」駅に到着。
軽快なディーゼルサウンド、車窓から流れる風景、
もうちょっと乗っていたかった~!と思える時間でした。


キハ58とユニット組んで走ってる、キハ28の車内。
化粧板やシートモケットなどは更新されてますけど、
シートにくっついてる取っ手の形状は、新製当時そのまま。
全席ボックスシートなとこも旅情タップリです。好き好き、こういう車両。


三次駅の構内には、去りゆく急行列車を偲んで、こんな写真展が。
広島駅にも同じように開催されていましたが、ほんとにいい写真ばかりでした。
地元の方々に永く愛されてきたんだなぁ~、となんだか胸が熱くなりました。


ところで、このさよならヘッドマーク、鳥さんが2羽描かれているんですけど、

なんで鳥???なんの鳥??

と思っていたら、


駅前でご当地マンホール発見!!
三次市のマンホールに書かれていたのは、

「うかい」

ちょっとひっくり返ってて見づらいですけど(笑)、
なんと、三次って「鵜飼」で有名なんだそうですよ!知らなかった!!
鵜飼っていったら、岐阜の長良川あたりしか浮かばないもんなぁ。
三次市内を流れる、江の川水系馬洗川にて行われているそうです。
いやぁ、ためになるわぁ。ご当地マンホール。
そんなマンホールを足元に見つつ、お腹の空いたわたしたちは、
ウマいものを求め、三次の街を歩いてみることに。さて、アンテナは働いたか??

「その6」へつづく~♪