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'09真夏の指宿枕崎線の旅その5:枕崎散歩

2011年09月22日 23時48分24秒 | たびろぐ九州。

南の端の終着駅で、美味しい晩ごはんを食べた翌朝、早速枕崎の町を歩いてみることにしました。
まずは駅前からスタート!「日本最南端の終着駅」と書かれた灯台のモニュメントがいい感じ。
いかにも南国、といった木も駅前のロータリーに似合いますね~。
正確には「駅舎があった場所の前」って感じかな。
この光景だけ見ると、わたしの背後には駅舎がありそうなもんだけど、
振り返ってみると、


悲しいかな、スーパーの駐車場なのでありました。


そんな駅前にあるタクシー屋さんで、こちらの証明書を手に入れました~♪
日本最南端の終着駅のある町の到着証明書。1枚200円。
こういう証明書、記念に残るので大好きなのです。またひとつ増えたのがうれしい☆


枕崎を離れるまでに、少し時間があったので、港のほうまで行ってみようと歩いてみることに。
途中、こんな市場を発見。地元の方の台所といったところでしょうか。
入口の脇に「老人も みんなふれあう 折口市場」(だと思う)なんて書いてありました。
いいなぁ、なんかこうホッコリしますね。
大型店が駅前にできても、こういう空間が残ってるっていうのがいい。


それにしても、この日はとにかくものすごく暑い日で、
あまりの日差しの強さに倒れそうになるくらい暑くて、拭いても拭いても汗が噴き出してきます。
とにかく日差しから逃れたくて、建物の陰になるところを選びながら歩いたんですけど、
日陰なんてすぐになくなって、

直射日光浴びっぱなしー!!!!

いやいや、もうほんとに倒れるかと思った(^^;;
最南端の日差しを甘く見ちゃいけない。(けして甘く見てたわけではないんだけど)
暑さでフラフラしながらたどり着いたのが、


お魚センター♪

これでやっと涼めるー!!!!と大喜びで中へ。
ここまで歩いてきたからには、やっぱり食べ納めしておかないとね~☆

というわけで、


2階の展望レストラン「ぶえん」にて、かつおのタタキをいただきました♪
身がしっかりしていて厚みもあって、美味しかったです。旬だったらもっとウマかったかもなぁ。
とにかく涼しい中で食べられるだけでごちそうだったりする(笑)。


暑さでめずらしく食欲がそれほど湧かなかったので、定食モノはやめて単品モノをと、
こちらの「きびなごの天ぷら」もいただいてみました。
これもね、新鮮だからなのか美味しかったなぁ。
せっかくの展望レストランだったんですが、この頃ちょうど外観の工事をしていたみたいで、
窓の外に網が張られてて、海がよく見えず。残念。でも、とりあえずお魚食べられてよかったー☆

 

駅前のスーパーで、いつもの地元スーパーめぐりもしたかったので、
また汗でビッショリになりながら駅のほうへと戻っていくと、
駅の少し手前にあったフィットネスクラブの入口前の柱に、こんなものがあるのを発見。
「南薩線歴史年表」とあります。
南薩線とは、昭和50年代の終わりに廃線となった、鹿児島交通枕崎線の前身の「南薩鉄道」のこと。
ここ枕崎から薩摩半島を抜け、鹿児島本線の「伊集院」駅までを結んでいた路線です。
その当時を懐かしむことのできるものが、そこには飾られていたのです。ちょっとビックリ。


足元にも、こんな「レール」が記されていました。
このもう少し先の「加世田」駅跡にできた鹿児島交通バスセンターには、
南薩鉄道記念館という建物があるそうで、そこに当時使われていた車両が展示されてるんだとか。
このときは車を借りたりしなかったので、次に枕崎を訪れるときはぜひ行ってみたい場所ですね。


展示している柱にはベンチが備え付けられていました。
よく見ると、このベンチに使われている木材は、かつての枕崎駅で使われていた梁などの再利用だそう。
もともと、枕崎駅の駅舎というのは、この鹿児島交通が所有していたもので、
国鉄-JRが借りて使用していたものだったそうです。
もうすでに廃止になっている鉄道会社の土地だっただけに、
他に使い道ができてしまったら、なくなってしまうのも仕方のないことかもしれません。
ただ、最南端の終着駅だけに、その歴史ある駅舎が残ってくれてたらうれしかったんだけどなぁ。


こんな魅力的な車両たちが走っていたんですね~。できることなら乗りたかったー。
鉄道より、車やバスでの移動が主流になっていくのも、時代の流れなのかもしれません。
地元の方にも、「列車で来たの??バスのほうが早いし楽だよ」って言われたし(^^;;
でも、移動がメインの旅をしているうちは、そこに鉄路がある限りはやっぱり乗りたいんですよねー。
またいつか、砂蒸し風呂と開聞岳登山と、そして加世田のバスセンターへ行くときには、
指宿枕崎線に乗って行きたいなーと思います☆

「その6」へつづく。


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4 コメント

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枕崎とその先 (カーク)
2011-09-24 12:52:11
かつおラーメンは確か九州新幹線開業後の名物だと思うけれど、お魚センターは前からあって、行ったことおぼえてるよ~。おふくろが好きなんだよね、こういう施設。

鹿児島市や空港からの枕崎へのアクセスといえば、鉄路はまづあり得ないよ~。だって、遠回りだもん。バスは薩摩半島を斜めに突っ切っていくからね~。でも、皆、クルマを使う時代だから、そのバスすら便数とか減ってたりして。僕は南薩鉄道には乗ったことないけど、車両が西鹿児島駅に乗り入れていたのは、おぼろげにおぼえてるよ~。

ぜひぜひ、加世田にも行ってみて~。吹上浜に寄ってみてもいいと思うよ~。枕崎から加世田へは、坊津・笠沙経由をオススメするよ~。悪路が続くけれど、それが、さらに地の果て的な感じがするよ~。それに、笠沙にある野間池のそばにJR九州のデザイナーさんが手がけた宿泊施設兼博物館「笠沙恵比寿」があって、魚料理が旨いよ~。
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カークさんへ。 (はるか)
2011-09-25 00:29:37
お魚センター、1階のおみやげ屋さんの雑多な雰囲気がよかったですね。
ああいう施設、つい歩きたくなりますよね。
枕崎で出会った方みなさんに「列車で来た」っていったら、
みんながみんな、すごいビックリしてました(^^;;
お魚センターまで駅から歩いてきたってのもビックリだったみたい(笑)。
鉄路がお目当てだなんて、言いにくくなりますね。
でも、バスのルートも気になってます。加世田にもぜひ行ってみたくて。
次に行くときは、往路だけ鉄路にして、帰りは車でも借りてあちこち立ち寄ってみたいですね。
笠沙にも立ち寄ってみたいし。魚料理も気になる!
さすが地元のカークさんだけありますね~。貴重な情報、ありがとうございます♪
また最南端の地へ旅したくなりました☆
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Unknown (nobu)
2011-09-26 19:19:25
開聞岳~枕崎の南薩の風景が好きで、年に何回か行きたくなりますね~。
列車でアクセスし難しいのが玉に傷ですが。
かつおラーメンも美味しいし(どっちかと言うと御飯の方が合うような気が)、
お魚センターも毎回必ず立ち寄って「腹皮」買ってます(笑)
バスと比べると遠回りで営業的には厳しい路線かと思いますが、貴重な最南端の鉄路…ずっと残して欲しいモノです。
(しかし乗るチャンスがあったのに南薩線に乗らなかったコト…今も悔やまれます)
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nobuさんへ。 (はるか)
2011-10-03 22:31:54
なかなかこちらからだと、最南端の地は遠くて。
比較的お近くのnobuさんがうらやましい~♪
かつおラーメンは美味しかったけど、ごはんのほうがやっぱりしっくりきそうですね。日本人だし。
腹皮、ちょっとだけかじりましたけど、見た目<味でした(笑)。
好きな人は絶対ハマっちゃう味ですね。
南薩線に乗るチャンスがあったんですか!!わー!!
そう、いつも思うんですけど、また今度でいいやってつい後回しにしちゃうことが多くて、
でも、それが残念な結果になることも多いんですよねー。
少しでもその後悔を減らしていきたいものですね。
(枕崎駅舎もそのひとつ(泣))
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