Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

理論と実践

2015年03月28日 00時56分59秒 | Weblog
↓青空どころか晴天のへきれき!をお見せ出来たかもです(爆!)
 
「先生すごいですね。講座開けますね。」など、生徒さんに褒められましてホクホクですっ
 
そりゃニーズがあればジャンジャン大講座でもなんでもやりますとも。
 
ただねえ、普通は音楽理論なんてジンマシンが出る~っていう人が大多数ですからね、ほとんどの場合。
 
加えて実際、理屈を知ったからといってアドリブが急に上達するわけでもないし。
 
実は数年前までは、348種のスケールを書き出してこい!っていう宿題を出していた。例えば、
 
「ほら!ドリアン・スケール12個あるでしょ、ミクソリディアン・スケール12個あるでしょ、ハーモニック・マイナー・パーフェクト・フィフス・ビロウ12個あるでしょ、はい、次回までにこの36個のスケール書き出してきてね!」みたいな。
 
で、真面目にレッスン通う生徒さんはしばらくすると348種全部自分の手で書き上げたものが完成するわけなんです。
 
がっ、
 
これを完全制覇して、アドリブが出来るようになった生徒が皆無だった!!(苦笑)
 
なので、この宿題を出すのは速やかに廃止。
 
理論と実践を結びつけるのは本当に難しい。
 
そういえばナベサダさんがお若い頃、理論を学びすぎてがんじがらめになってアドリブに支障をきたした時期があるって、以前テレビで仰っていた。
 
まあ、あたしたちはさー、そーんなねえ、ナベサダさんのレベルからは遠く離れていますが、ああ、理論に縛られ過ぎると身動きとれなくなるっていうのは感覚として分かるな、と思ったものでした。