静かな空間で温泉を楽しめたブルーラグーン クリニック。
12:00のチェックアウト後、12:15分頃に来るという空港行きのバスに乗って空港に向かう予定でした。
行きのチケットのように売り切れだったら困るのでフロントに確認したところ、ここからのバスは常に席に余裕があるので予約は不要とのこと。
ならば安心。
・・・と、サービスのコーヒーを飲みながら待つ私たち。
ホテル前の駐車場。 ここにバスが到着することになっていますが。
・・・15分過ぎても来ませんね。
フロントスタッフに確認すると
「多少の遅れはよくあることだから、そのうち来るわ」
とのこと。
へぇ~。そうなんや~。
30分過ぎました。
バス。来ませんね。(ナンデ?)
さすがにフロントのスタッフもおかしいと思ったのか、バス会社に電話してくれました。
果たして。
バスの運転手、うっかりクリニックに立ち寄るのを忘れて空港へ行っちゃった
とのこと。
・・・って、なんでやねんっ!!! (忘れんなよ!)
次のバスは2時間後。 どうすんねん?
ここで問題になるのは、フライト時刻。
クリニックからはバスで20~30分程度のところに空港はあるのだけど、私たちのフライトは14:15。 2時間後のバスではとても間に合わない!!!!!
・・・と、本来なら焦りまくるところですが、私たちには余裕すら漂っていました。 ふふふっ。
なぜなら。
昨夜、飛行機会社から
「アイスランド発のフライト、2時間遅れます。 ごめんにゃ」
というメールが届いていたから。
というわけで、幸か不幸か結果的に次のバスでも間に合うことは間に合うのですが、いやいや、ここで2時間も待ってられませんって。
できるだけ早く空港には到着しておきたいとフロントスタッフに訴えたところ、彼女は
「まかせといて!」
とばかりバス会社に電話し、今回は運転手及びバス会社のミスだから、私達のためにタクシーを1台用意し、さらにその費用はバス会社持ちにすること!と話をつけてくれたのでした。
フロントスタッフのおばさま! ありがと~!!!!!
逞しい背中がますます頼もしく見えたのでした。
ま、そんなわけで結果的に快適なタクシーに揺られて、空港に向かう私達。
ドライバーはいかついおっちゃんですが、ミラー横にぶらさがっているワンコのぬいぐるみは妙に愛嬌があるぞ。
タクシーの窓から見たアイスランド。
この、世界の果てのような、地球から離れて別の星に来たかのような風景ともお別れ。
ほどなくして空港が見えてきました。
無事、空港に到着した私たちであります。
アイスランドエアーのチェックインもさくっと終了。
ようやく一安心。
それほど広くない空港ですが、日の光が差し込む空港は美しい。
免税店には、おっと・・・。
キティちゃん、ここでもブイブイ言わしてました。
そして、あなたは・・・。
モンチッチ!?
北京でもよく目にするけど、モンチッチもキティちゃんに続け!という感じですか。
そうそう、アイスランド空港内ではwifiが使用でき、日本語での案内もあるのですが、その日本語。
・・・・・なんか、変。
「だから、私たちはあなたを何と呼ぶか・・・」
「だから我々はあなたが誰であるか知っ・・・」
ため口はまあ良いとして、繰り返される“だから”は、だからなんやねん?
そんなこんなで、アイスランド発 コペンハーゲン行きフライトは2時間遅れで離陸したのでした。
さて。 まだまだ油断できない私たちであります。
2時間遅れたことで、コペンハーゲン空港での乗り継ぎ時間は50分程度。
行きで利用したとはいえ、構造をほとんど理解していない空港で、50分の乗り継ぎとは・・・。
もしかしたら、到着した時点で私たちの名前を書いたボードをかかげたスタッフが待っていて誘導してくれるとか・・・。
なんて淡い期待を抱きつつ、3時間のフライトは無事終了。
・・・誰も待っていてくれませんでした。 ヤッパリネ
実際コペンハーゲン空港に降り立った時点で、乗り継ぎ時間はあと30分程度。
そこからはもう『乗り継ぎ』の表示を目指して、体力の許す限りダッシュ! ダッシュ!!!
出国手続きは人も少なくスムーズに通過。 その後のチェックインカウンターでも
「あなたたち! 時間がないから急いで!」
と背中を押されて、走る! 走る!!!
そして。
無事、北京行きフライトに間に合いました。
機内食は行きの北京発と異なり、うまうまです!
いやぁ、最初から最後まで、何かと交通機関がらみでハプニングが多かったアイスランド旅。
それに加えて吹雪に翻弄されたり、足元びちょびちょになったり・・・と、ドキドキハラハラもありました。
・・・それでも思い出すのはアイスランドの素晴らしい自然の数々。
まだまだ見たい光景がたくさんあります。
こんどは季節を変えてまた訪れたい、そう強く思いました。
果てしない魅力にあふれるアイスランド。
地球って生きてるんだ・・・と当たり前のことを再確認できたアイスランド旅。
無事、終了です!