Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

明日から寒くなりそうです

2007年10月05日 00時42分22秒 | Weblog
明日から2~3日雨もようで、寒くなりそうです。最高気温が16度くらいだといっていますので、朝は10度を切るかもしれません。

今日は、フォルクスの魔笛に行こうかと思っていましたが、おなかの調子がよくないので、(ここ数日、師匠につきあってコーヒーと牛乳の飲みすぎが原因)やめておきます。フォルクスオパーのHPを見ると、内容を30秒ほどビデオで見られるのですが、魔笛はお子様使用から大人の魔笛に演出が変わっているようです。次回の公演日に期待して。

米について。
米はだいたい1キロ0.8~1.2ユーロくらいなので、日本よりはずいぶん安いですよね。実はパンを買うより、米を買うほうが安い。ただ、そのメーカーによってずい分内容が違うので、へんなのをつかむとたいへん。米の種類は大体3種類あるんですけど(短いのと、中くらいなのと、長いの)長いのはまずパラパラしてひっつかないのでダメ。で、短いのか、中くらいのを外からよく観察して、なるべく日本の米に近い形のを買います。(いい感じのでも「古古米」くらいの味だけど)

昨日の夜初めて開けた箱の米は失敗でした。見た目はいいのに、炊き上がりからパサパサで少しにおう。こっちの中華料理店で出てくるあの米だ。しかたがないので昨日は食べましたが、今日は昼にチャーハンにしました。(ひっつかないのでいいです)まだジャーに余っているので、夜もチャーハンか。

生鮮食品で高いなぁと思うのが、以外や以外「玉子」。今日買い物したら、10個いり一番安いので2.19ユーロ(360円)。高いのになると、10個で500円超えるのがある。だからと言ってヨード卵でもないし、ビタミンEが豊富とかそんなんでもない。ましてやこっちの玉子は生では食べられない。10個100円の日本がうらやましい。

テレビがあるので、毎日なんやかんやと見ています。来たばかりの頃は、ニュースが聞こえなくて(単語がぼやけて耳にはいるので、聞きこぼす単語が3つに1つあったので)困った。今やっと、単語が全部耳に聞こえるようになった。だからと言って意味がわかるわけではない。単語が聞こえるだけで、意味はわからない。ましてやニュースや政治なんか、日本の首相フルネームで言えない私が、オーストリアの事情までわかるわけない。

家のすぐ隣に、ワイン居酒屋があります。小さな店で、ひげのおじいさんがやってます。(外から覗いた感じでは、ちょっとこわそうに見える)こういう店に一人では入れません。(こういう店でなくても一人では入れません)でも、入り口に「シルヒァーシュツルムあります」と看板が…シルヒァーというのは、オーストリアのごくごく一部にしか取れないワインのことで、ロゼの一種なんですが、ピンクではなく、とってもきれいなオレンジなんです。で、樽が他と違うので、香りが他のワインとは違う。これの出来上がり前、発酵中ワインを出している。めっちゃ飲みたい!でも一人じゃ入れない。季節ものなので、いつまであるかもわからない。困った…本当に困った…どうしよう…。ペットボトル持って行ってテイクアウト?でも入れないよ~!!!
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一人になりました

2007年10月03日 21時02分46秒 | Weblog
昨日の夜は「こういうのも知っとくといいよ」と師匠が買ってきた1ユーロしないモロッコ産のサバの缶詰。添加物一切なし。レタスのサラダ(レタスがある!でも硬い!)と、そのサバに醤油をかけて、なんとなく日本風?そしてごはんとスープの晩御飯になりました。こんな缶詰どこで見つけてくるねん?と思いましたが、なにかと使えそうです。

さて、今朝、師匠がバタバタと出て行きましたので、この広い家に一人になりました。次は11月にうまちゃんが来るまで一人です。

話し変って、今日はドイツ統一記念の日とかで、ドイツは祝日だそうです。(ここオーストリアは違う)朝からドイツのTV局でたくさんの特別番組をやっています。ミサあり、式典あり、子どもたちへのインタビューあり、過去のフィルムありです。過去のフィルムの中で、(当時私はウィーンにいました)ベルリンの壁を人々が登って壊し始めた時の感動は、いまでもそのシーンが流れると目頭が熱くなります。

ある番組は、韓国のテレビ取材チームのドイツ訪問を、ドイツのニュースで取り扱っていました。同じ境遇にある韓国の取材チームが、「どういう経過で統一できたか」「人々の表情」「現在のドイツの問題点」などを取材することによって、自分たちも「いつかくるその日」のために用意ができると言っていました。

昨日は笑いすぎて歌えませんでしたが、今日は朝からテレビを見るたびに泣いているので、やっぱり歌えません。いかんいかん…

食べ物の話になりますが、食事は毎日メイン以外にスープを作っています。なぜか汁物が欲しくなります。たぶん空気が乾いているので、いつもと同じように水を飲んでも足らないのでは?と思います。じゃがたまにん・カリフラワー・マッシュルーム(シャンピニオン)にマギーならぬクノールブイヨンをほおりこむだけのスープですが、1食目は料理の横に味噌汁がわり、2食目は残りの冷やご飯でおじやにして、3食目はパスタと煮込み、チーズをかけてとかします。重宝しています。
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笑ってしまって歌えない

2007年10月02日 22時52分52秒 | Weblog
今日は午前中、やっとまともに練習を試みた。でもダメ、笑ってしまって歌えない。原因はミスマッチな住居空間。

まだ楽譜がほとんどないので、日本の歌から練習してみた。♪べっこのこ うっしのこ まっだらっのこ~♪と歌ってみるんだけど、目に見えているのはどこから見てもヨーロッパ。このミスマッチがたまらなくおかしくて、笑って歌えない。目の前に日本の田舎を思い浮かべることができない。

♪かなかなゼミが~と~くでないた~♪
ヨーロッパはセミは鳴かないんだよ~と思った瞬間、次へ進めなくて撃沈。

♪コキリコのた~け~は~♪なんかへん。

結局練習にならなかった…

それにしても、よく響くので、日本で歌っているテンポのままじゃ、味気ない感じがする。少しゆっくりになる曲が多くなりそう。それに、日本で歌っている感じで歌うと、重たい。同じテンポだと、4分音符はいつもの半分くらいのながさでも充分みたいな。

雑音も、騒音も、BGMもないので、自分の声がよくよ~く聞こえる。なので、ちょっとした音程のまずさとか、響きのまずさが耳に痛い。
どうせ、あと3ヶ月もすれば、もっと耳があいてくるだろうから、その時はもっと耳が痛くなるのは覚悟の上だけど。

最近ここヨーロッパでも、デパートやスーパーの会員カードが増えているようで、今日はBIPA(ビパ)というコクミンみたいなスーパーへ行ったついでにカードを作ってもらった。おかげさまで1.5ユーロほど安くなった。

他には、(いつものことだけど)銀行で400ユーロのトラベラーズチェックを現金にしたのだけど、メイン通りの銀行以外では、この手続きができない人が多い。日本ならありえないけど、「どうすんのこれ~」ってな具合で15分くらいかかる。今日は3人ががりだった。その上、1000ユーロまでは手数料とらないはずなのに、9.5ユーロも取っている。もちろん抗議しました。隣の窓口からベテランさんが「かからないわよ!」と言ってくれたのでよかったのですが、また最初からやりなおし。なのに、お詫びもなんにもない。これが私の良く知っているウィーンだわ。と懐かしくさえ思いました。


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買い物はどこで?

2007年10月02日 01時39分24秒 | Weblog
ここへ引っ越してきて一番ショックだったのは、家の下にあったBilla(ビラというスーパーマーケット)が閉店していたことでした。これが本当に一番ショックだった。ガチョ~ンとなりましたもん。「階段降りれば買い物できる」と思っていたのに!(昔ここでレッスン受けていた時、本当に「あっ!牛乳がない」と叫んで買いに言ったことが何度あったでしょうか。それくらい便利だったのです。)

ということで、近所のスーパー調査からはじめないといけません。今日はまず歩いて7~8分、ヴェーリンガーシュトラーセのアイーダの近くにあるホーファーというスーパーへ。こんな所にあるのか?というくらい気がつかない入り口です。なのに中は広い。先日ホーファーが一番安いかも?と教えてもらったので言ってみたのですが、さすがに安い。

しか~し!なんか商品がおかしい。そう、ブランド物がないのだ。なんだかよく似ているんだけど、違う名前の商品ばかりで、メイドインどこなの?と、よ~くよ~く読まないとわからない。もちろんオーストリアのノーブランド物も多いので、慣れたら上手く活用できると思うけど。大好きなチョコレートバターのヌテッラも、同じような入れ物でヌコッタみたいな名前だった。

今日はそこで、カリフラワーを0.9ユーロ、シャンピニオンを1.35で購入。ニンニクも欲しかったけど、中国産なのでやめておく。トルコ産とか、メキシコ産とかはなんともないんだけど、どうもメイドイン中国は手が出ない。

お昼に残った野菜とカリフラワーシャンピニオンを入れて、牛乳スープを作った。それとご飯。ちょうど食べ終わった時に、師匠が「お昼かって来たよ!」と目の前に出したのは、鶏肉のとんかつをパンではさんだもの。おいしくいただける自分が怖い。

それにしても、近所のパン屋さんや肉屋さんなんかが、全部大手のスーパーに食われて閉店しているとか。なんだかさみしい…。実は、街のはずれにある、小さくて古くて汚い店構えだけど、実はウィーンで一番の専門店だったりすることが個人商店では多かったのに、そういうお店が減りつつあるのはなんとも残念です。
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ミュージカル「レベッカ」ライモンド劇場 30.9.2007

2007年10月01日 05時33分32秒 | Weblog
「レベッカ」というミュージカルを観て来ました。何のミュージカルだかさっぱりわからないで行ったのですが、それも「30日は文化デーだから半額で行けるわよ。」とチケット売り場のおばさんにそそのかされて買ったチケットだった。(3階後ろから2列目、真ん中近く。11.5ユーロ(1800円)

で、感想は、行ってよかった!おもしろかったです!
まず原作はダフネ・デュ・モーリアという人の有名な小説だそうです。で、後にヒッチコックがローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテーン主演で映画を作り、アカデミー作品賞を取っているという代物らしいです。(ここまでまったくわからない)

昨年、世界で始めてミュージカル化されて、ウィーンで上演の運びになったこのミュージカルなんですが、最初だらだらと、一人の女性(名前がない。配役には「私」とされている。)が、金持ちの奥様の秘書から、とある富豪の男性に求婚されて結婚するけど、その男性は前に「レベッカ」という名の美しい奥さんがいて、その女性の影が屋敷からも、男性からも消えない。という感じで始まる。実はこの男性、レベッカを愛しているから忘れられないのではなく、誰にもいえない理由があって忘れられないのだ。(あらすじはこのへんで)

ミュージカルなので舞台はどんどん変わっていくし、回転もするし、階段があがったり下がったりもする。その辺は私も、もう驚かない。でも最後のシーンには驚いた。屋敷が火事になるんだけど、階段の手すりから火が吹くだけでなく、火だるまの人間が舞台を通りぬけた。これにはびっくり!その火の舞台前に紗幕があり、そこに火が映し出され、いつの間にか舞台ではなく、映像の火事に変わっている。

この前の「ウェルテル」といい、今回の「レベッカ」といい、紗幕での映像の使い方がとても上手いと感じる。多様しすぎるとオペラではうるさく感じるかもしれないけど、ミュージカルや演劇にはすごい効果を発揮すると思った。

さて、客席にはおっかけファンが多いのか、男性の主役や、女性の主役、そして屋敷付きの召使(ロッテンマイヤーさんみたいな)の3人に人気は集中していた。なかでも、この召使の女性が(亡くなったレベッカについていた召使なので、彼女がレベッカの影のような存在になっている)アルトの幅のある声でとりわけよかったです。主人公の「私」もかわいい声がいかにもという感じで好感が持てたし、(テクニックもOK!)そして男性もどっかで聞いたことある名前だけど誰だっけなぁと思っていた。(すごい人気だった)

で、帰ってからネットで調べてみると、ウヴェ・クルーガーというミュージカル「エリザベート」で最初にTod(トート)をやった人だった。そりゃ納得。

「わたし」Wietske VAN TONGEREN 
マキシム Uwe Kröger 
ダンヴァース夫人 Susan RIGVAVA-DUMAS 他





コメント (12)
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