Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

2007-10-21 | 想い・雑感
診察をすると
体には様々な歴史が刻まれている
皮膚の張りやしわ
皮下脂肪の厚み
けがや手術の痕
筋肉の付き具合
そして入れ墨

社会的に地位のある人も
入院して病衣を纏えば 衣服を脱ぎ捨てれば
ただの人となる

入れ墨のある人は
脱ぐことによりかえってその存在を知らしめることとなる
完成度はそれぞれで
少し字を入れている人
一部に描きかけとなっている人
ある程度輪郭はできているが色が入ってない人
完成している人
その具合でも何となくその人の人生を考えてしまう
最初の印象では意外な人が入れていたりする

少しでも入れれば
一生その痕は残る
消すに消せないものとなる

その意味では手術も同じ
二度と引き返せない傷を付けるのだという認識を常に持ち
謙虚な態度でその都度の手術に当たらなければならない

ちなみに入院してしまうと
地位ある人が必ずしも立派とは限らず
地位とは無縁な人がすばらしかったりと
その人の本質が見えてくる

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コスモス)
2007-10-22 09:39:01
最近DRのプログに出合ったのですが、読んでいると、“こんな事を考えて患者と対峙している医師がいるんだ”とビックリです。そして少し嬉しい気持ちになります。(これが本当なら・・・・(*^_^*))
私が出会った医師の殆どは、「手術屋さん」で、しゅじゅt
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Unknown (コスモス)
2007-10-22 09:48:06
最近先生のプログに出合ったのですが、「こんな医師いないやろう!」って半信半疑。でも、居るんや~。
私が関わった医師は、所謂「手術屋」で、手術さえ上手く完了すれば文句無いやろう?ってな所です。外科医なんだからそれはそれでも良いのかもしれないけど、患者としては自分の心身を預けている様なものだからね。でも、逆の立場に立てば、何十人と居る患者の一人ひとりに心を入れ込んで対峙するなんて医師の方も大変だろう。中には何が言いたいのか解らない要領を得ない人達も居るし・・・なかなか心で思っていても行動に繋がらないですよね。
でも、先生の考えは哲学者みたいなところがありますね。奥が深い。>^_^<
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