Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

延命処置の輸血

2011-02-07 | 想い・雑感
腹膜に再発した癌が
胃や腸などの消化管の外側に食いついて
内面の粘膜にまで顔を出すことがある

そして食物が通過するときなどに
顔を出した癌の表面がこすれて
出血を起こしたりする

出血がある程度になれば貧血になるわけだが
その貧血さえ改善すれば
日常生活に戻れるという場合には
輸血をすることになる

ただ
すでに抗がん剤も使い切り
癌に対する治療の手がなくなっている場合
癌自体は小さくなることはないわけだから
何度も出血し
そのたびに輸血を繰り返すことになる

この状況を
一般的な言葉に置き換えると
治癒の見込みがない状況での
延命処置

である

単なる延命処置など望まないというかた
輸血さえすれば
しばらくでも自宅での日常生活を送れるという場合でも
その輸血を拒否しますか

また
治癒見込みのない方への輸血は
医療資源の無駄であり
認められない
と本人の前で言えますか

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2 コメント

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考えてしまう (志村建世)
2011-02-09 23:37:10
そんな場合もあるのですね。勝手なようですが、その延命は有難いと思います。私だったら状況を説明して貰って、一定のやりたいことが終ったら、栄養と水分を絞って枯れさせるようにお願いします。
返信する
Unknown (hanamegane)
2011-02-10 00:05:48
志村さん

メディアで流れる医療の情報は
特殊例だったり
あまりにも観念的だったり

でも現場は
具体的

人は
その時々を
具体的に生き
決断していくしかないと思います
そんな具体例を考えるきっかけになるような例を
時にはアップしたいと思っています

ちなみに輸血をすることによって
たとえ短期であっても日常に帰ることができる状態であれば
輸血の指示を出したいと思うし
私も出してほしいと思う

輸血供給量との兼ね合いもありますが…
返信する

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