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Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

ふらふらダンス

2012-07-10 | 想い・雑感
術後の定期検診で来られた患者さんを診るとき
ほぼ全員のふくろはぎを軽くつかむ
すると筋肉がしっかりついているかどうかがわかり
栄養が摂れているか 
体をうごかしているか
ということを推測できる

胃全摘後2年経った方
検査で特に再発兆候なし
前回受診時に「フラダンスを習い始めた」と言っていたので
まだ踊っているかお尋ねすると
「踊っていますよ。ふらふらダンスだけどね。」
との返事
うまいことを言うものです

でもふくろはぎにはしっかり筋肉がついている
おそらくふらふらせずに楽しく踊っているのでしょう

一方かなり病勢の進行した高齢男性
2週間前にお会いした時より
一気に弱ってきている
足を触ると筋肉が落ちてしまっている
さあここから少しでも回復できるといいのですが
無理のかからない程度に
栄養補給を試みてみましょう

カーブ

2012-07-10 | 想い・雑感

見通しの悪いカーブを
バイクで走り抜けるときには気を使う
注意が必要なのは
対向車と路面の状況

センターラインを平気で超えて走る
ドライバーを時々見かける
最近では街中で暴走する薬物乱用者もいるから要注意
センターラインにつかず離れず走らせる

濡れた路面
落ちている石
落下物
泥や砂
マンホール
などに乗っかるとスリップしてしまい
転倒の危険大である

運転の際には少し遠方を見据えているほうが
走りが安定するのだが
見通しの悪いカーブのときは
カーブの先を意識しつつも路面から注意をそらせない

モルヒネと寿命

2012-07-10 | 胃の診療

末期がんの痛みを取るためにモルヒネを使うと、命を縮めると信じられていた時代がありました。今でも時に、そう信じている医師がいることには信じられない思いです。除痛を目的とした医療用麻薬の使用が、寿命を縮めたりしないことはデータが示しているのです。✿癌による痛みは、癌がよくならない限り自然とよくなることはありません。治癒困難な癌の場合は、痛みが強くなるばかりです。それを我慢させようとしたり、我慢しようとしたりすることは悲惨さを求めているようなものです。✿痛みは、心を傷つけます。意欲も活力も奪ってしまいます。ただ痛みを我慢するだけの毎日ならば、「もう止めてくれ!」と誰もが叫びたくなるはずです。✿癌性疼痛にたいする鎮痛剤の使用目安がWHOから発表されてすでに数十年。いまだに不十分な鎮痛剤使用で、痛みに苦しむ患者さんを放置するなんて許せないことでしょう。✿私たちは、死ぬまで生きています。その生きている時間を、避けられる、あるいは除ける可能性のある痛みとともに過ごす必要なんてありません。もし癌性疼痛に苦しんでいたり、苦しんでいる人が身近にいたりするのなら、ぜひ医師に対し痛みを取り除く努力をするよう訴えてください。我慢する必要はありません。