Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

昔だったら…

2012-07-17 | 想い・雑感

20~30年ほど前なら
あと数か月の命だろう
と思われるような進行胃がんでも
抗がん剤治療で
平均1年以上生き続けることができる時代となった

現在は昔に比べると有効率の高い抗がん剤あるからである

ただ
薬が効けば 
という条件が成り立って初めて
数か月だった命を1年くらいまで延ばせるだけだから
どの薬も効かなければやはり数か月の命なのである

だから説明の時
薬が効けば… という条件に少し力をいれて口にするのだが
効かなきゃ数か月 とはっきり言葉に出すの
やはりははばかられる

明日への希望を失って
今日を生きるのは難しとおもうから

実感

2012-07-17 | 想い・雑感

進行がんであることを知らされたとき
比較的平気な顔をしている人
あるいはその後しばらくの間
元気に治療に立ち向かう人
は少なくない

ショック第一撃を乗り越えたかのように見える
しかしその場合
進行がんという言葉を聞いた という程度で
その意味するところを理解している人は少ないかもしれない

治療効果が目に見えて出てくる場合はそれでも良いのだが
新たな症状が出てきたり
思うほど治療効果が出ていなかったりすると
次第に増える病気に対する知識が単なる知識ではなく
我がこととして実感できるようになってくる

その時襲ってくる
落ち込みの第2派を乗り切るのは
なかなかタフな試練である

希望を持てる話をしたり
気になる症状を取り除く努力をしたりはさせていただくが
自分自身がこの世からいなくなるかもしれない
という不安 恐怖 悲しさ …
それらを実際に乗り越えるのは
最終的に自分自身でしかありえないのだろう
と感じる